スバルの名車アルシオーネが復活?中古車相場も含め解説!
更新日:2024.09.09
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スバル アルシオーネは1985年に誕生した当時のスバルにおけるフラッグシップモデルです。そんなバブル時代の名車アルシオーネがついに復活するのでは、という噂があります。スバルが誇った名車の復活に大きな期待が寄せられます。今回はアルシオーネの歴史を振り返り、噂される新型モデルのイメージや燃費・中古車市場についてご紹介します。
スバル アルシオーネはどんな車?
スバル アルシオーネが誕生したのは日本がバブル景気に湧いていた1985年。「オトナアヴァンギャルド」のキャッチコピーとともに鮮烈なデビューを飾りました。
お披露目が行われたのは1985年のデトロイトショー。アメリカ市場向けにスバル XTクーペとして日本に先駆けて発表され、各国のジャーナリストが多数招かれた試乗会も行われ話題を呼びました。
アルシオーネという名前の由来は牡牛座を意味する”アルキオネ”からきています。スバルのロゴの中には6つの星がデザインされていますが、その中でも一番大きい星が”アルキオネ”です。スバルがフラッグシップとしてアルシオーネに寄せていた期待の大きさが伺えます。
お披露目が行われたのは1985年のデトロイトショー。アメリカ市場向けにスバル XTクーペとして日本に先駆けて発表され、各国のジャーナリストが多数招かれた試乗会も行われ話題を呼びました。
アルシオーネという名前の由来は牡牛座を意味する”アルキオネ”からきています。スバルのロゴの中には6つの星がデザインされていますが、その中でも一番大きい星が”アルキオネ”です。スバルがフラッグシップとしてアルシオーネに寄せていた期待の大きさが伺えます。
スバル アルシオーネはアメリカでは女性を中心に高い人気!
試乗会など大々的なプローモーションが功を奏し、発表後アルシオーネは好調な売上を記録しました。特にアメリカ市場では、そのコンパクトなボディとスタイリッシュなデザインが評判を呼び、特に女性から多くの支持を得る結果になりました。
しかし、1985年に締結されたプラザ合意に端を発する急激な円高の影響でXTクーペの売れ行きは悪化。フェアレディやGT-Rなどの他の日本車もそうだったように、安価を売りに展開していたXTクーペは大打撃を受けることになりました。その後、売上不振からの脱却を図るため、スバルはXTクーペのブランド力向上を目指します。
従来のEA型水平対向4気筒エンジンにもう2気筒を追加し、6気筒で排気量2.7LのXT6が開発されました。しかし、この試みも失敗に終わります。「安価なクーペ」から「高級なクーペ」への急激なブランドイメージ変更に多くのユーザーが戸惑ったことが理由として考えれられています。
しかし、1985年に締結されたプラザ合意に端を発する急激な円高の影響でXTクーペの売れ行きは悪化。フェアレディやGT-Rなどの他の日本車もそうだったように、安価を売りに展開していたXTクーペは大打撃を受けることになりました。その後、売上不振からの脱却を図るため、スバルはXTクーペのブランド力向上を目指します。
従来のEA型水平対向4気筒エンジンにもう2気筒を追加し、6気筒で排気量2.7LのXT6が開発されました。しかし、この試みも失敗に終わります。「安価なクーペ」から「高級なクーペ」への急激なブランドイメージ変更に多くのユーザーが戸惑ったことが理由として考えれられています。
スバル アルシオーネ SVXにかけた再起の思い!
「遠くへ、美しく」を高々に謳ったアルシオーネ SVXは、そのキャッチコピーにふさわしいクルマです。アルシオーネの不振を受けて再起を図ったスバルが作り出したこの一台は、そのデザインが話題を呼びました。
初代のアルシオーネは時折デザインが批判されることがありましたが、生まれ変わったアルシオーネ SUVは非常に高い評価を受けました。車名のSVXとは「Subaru Vehicle X」を略したもので、旧レガシィでお馴染みのグランツアラーを意味する名前です。
デザイン性の高さで話題を呼んだアルシオーネ SVXはスバルの意気込みとは裏腹に販売は振るいませんでした。というのも、登場した当時の日本では、長らく続いたバブル経済が崩壊を迎えていたからです。また競合車種と比べやや非力な240馬力であったことも原因の一つに数えられます。登場した時代が悪かったと言わざるを得ない結末です。
初代のアルシオーネは時折デザインが批判されることがありましたが、生まれ変わったアルシオーネ SUVは非常に高い評価を受けました。車名のSVXとは「Subaru Vehicle X」を略したもので、旧レガシィでお馴染みのグランツアラーを意味する名前です。
デザイン性の高さで話題を呼んだアルシオーネ SVXはスバルの意気込みとは裏腹に販売は振るいませんでした。というのも、登場した当時の日本では、長らく続いたバブル経済が崩壊を迎えていたからです。また競合車種と比べやや非力な240馬力であったことも原因の一つに数えられます。登場した時代が悪かったと言わざるを得ない結末です。
前置きが長くなりましたがここからが本題。スバル歴年の名車アルシオーネの復活が噂されていますが、どのような車になるのでしょうか。おそらく、現在の自動車は歩行者の安全を考慮し、角ばったデザインではなく丸みを帯びたデザインが主流ですので、初代アルシオーネの角角したデザインではないと言われています。
新しいアルシオーネはBRZとは少し趣向の違うスペシャリティクーペになりそうです。有力視されているユニットは2.0L4気筒エンジン。まだ復活の情報は定かではありませんが、NSXやスープラが後継モデル発売していることを考えると現実味のある話ですね。
新しいアルシオーネはBRZとは少し趣向の違うスペシャリティクーペになりそうです。有力視されているユニットは2.0L4気筒エンジン。まだ復活の情報は定かではありませんが、NSXやスープラが後継モデル発売していることを考えると現実味のある話ですね。
スバル アルシオーネの維持費・燃費
アルシオーネの燃費も気になる所。カタログ燃費と実燃費をまとめてみました。
カタログ燃費 | 実燃費 | |
アルシオーネ 1.8L | 10.4km/L~12.4km/L | 8.21km/L |
アルシオーネ 2.7L | 8.0km/L | 11.07km/L |
アルシオーネ SVX | 8.0km/L | 7.45km/L |
燃費や排気量に関してはそれほどいいとは言えませんが、アルシオーネの魅力は走りにあります。口コミサイト等を見ても走りに関して高い評価を受けているので、維持費を気にするのではなく、走りを楽しみたい人向けのモデルといえるでしょう。
特に近年はどの車も低燃費化が進んでいますので、最近の車と比較すると更に燃費が悪いと気付かされるものですが、走りに関してはやはり特筆すべきものがあります。
特にSVXには不等&可変トルク配分のVTD-4WDが採用されており、ハンドリングと安定性が両立しています。燃費を取るか走りの楽しさを取るかは迷う部分ではありますが、今の時代の車にはない魅力があるのも事実です。
特に近年はどの車も低燃費化が進んでいますので、最近の車と比較すると更に燃費が悪いと気付かされるものですが、走りに関してはやはり特筆すべきものがあります。
特にSVXには不等&可変トルク配分のVTD-4WDが採用されており、ハンドリングと安定性が両立しています。燃費を取るか走りの楽しさを取るかは迷う部分ではありますが、今の時代の車にはない魅力があるのも事実です。
スバル アルシオーネの中古価格
SVXを含むアルシオーネの中古車相場を見てみると、最安値は153,000km走っている1992年式の支払総額61万円。最高値は1992年式で44,000kmの支払総額601.9万円でした。平均相場は140万円前後を推移しています。
中古価格そのものは高いものもあれば、お手頃価格のものもあります。しかし、在庫はSVXを合わせても全国におよそ20台しかありません。販売終了から既に20年以上も経過しているモデルです。
今後、中古車市場の在庫が劇的に増えるとは考えにくいです。ある程度のもので妥協するか、あるいは頻繁に中古車市場をチェックして掘り出し物を探るしかないでしょう。
※ 2020年5月大手中古車情報サイト調べ
中古価格そのものは高いものもあれば、お手頃価格のものもあります。しかし、在庫はSVXを合わせても全国におよそ20台しかありません。販売終了から既に20年以上も経過しているモデルです。
今後、中古車市場の在庫が劇的に増えるとは考えにくいです。ある程度のもので妥協するか、あるいは頻繁に中古車市場をチェックして掘り出し物を探るしかないでしょう。
※ 2020年5月大手中古車情報サイト調べ
スバル アルシオーネの復活が切望されている理由
既に販売終了から20年以上が経過しているにも関わらず、復活が噂されているのはそれだけの人気があるからに他なりません。クーペといえばBRZがありますが、BRZはトヨタとの共同開発によるものです。
スバルとしても独自のオリジナルクーペを、という思いがあるのかもしれません。お客からの要望というよりも、スバル自身の意欲もあるのでしょう。
また、新しいモデルを投入するよりも、過去に販売していたモデルの方がネームバリューがあるので、かつてのファンを取り込む事が出来るかもしれません。自動車に実用性ばかりが求められている時代とはいえ、BRZのような遊び心のあるモデルの人気が高いのも事実です。まだまだ見守ることしか出来ませんが、注目の一台です。
スバルとしても独自のオリジナルクーペを、という思いがあるのかもしれません。お客からの要望というよりも、スバル自身の意欲もあるのでしょう。
また、新しいモデルを投入するよりも、過去に販売していたモデルの方がネームバリューがあるので、かつてのファンを取り込む事が出来るかもしれません。自動車に実用性ばかりが求められている時代とはいえ、BRZのような遊び心のあるモデルの人気が高いのも事実です。まだまだ見守ることしか出来ませんが、注目の一台です。