いまさら聞けないスマートシティ…いったい何がスマートなの?

2019 ドローン

スマートシティと聞いて一体何を思い浮かべるだろうか。自動運転の車が走る町?防犯レベルの高いセキュリティーの整った町?再生可能エネルギーで電力を賄えるエコな町?まぁどれも間違っていない、正解である。

文・R(アール)

Chapter
スマートシティってなに?
Society 5.0ってなに?
Society 5.0何がそんなに違う?
具体的にはどんなサービスが?Society 5.0が実現するスマートシティ
未来はすぐそこ、スマートシティ!

スマートシティってなに?

国交省の資料曰く、スマートシティとは「都市の抱える諸課題に対してICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)が行われ、全体最適化が図られる持続可能な都市または地区」である。

つまり、スマートシティとは、都市の課題…満員電車や渋滞などの交通問題、単身者・共働き世帯増加による配送物到着時誰も家にいない等の物流問題、原発の稼働が難しい現在、火力によって賄われている電力問題、監視の薄いエリアで行われる犯罪問題…などなど挙げればきりがない問題にICT(Information and Communication Technology(情報通信技術、今でいうIOT、昔でいうユビキタス社会)技術を使って対抗していく、便利で快適な街である。

このスマートシティと関係が深いのが、第5期科学技術基本計画において目指すべき未来社会の形…Society 5.0である。

Society 5.0ってなに?

Society 5.0とは「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)by内閣府」である。

ちょっとわかりにくいので、最初から説明すると、科学技術の振興に関する施策の基本となる事項を定めるために制定されている科学技術基本法という法律がある。

この法律は5年ごとに改定されているのだがその第5期、第5期科学技術基本計画において、日本が目指すべき未来社会として定義されたのがこのSociety 5.0である。

Society 5.0はこれから目指す社会が5回目の大きな社会変化であることを表している。

Society 1.0:狩猟社会(食べ物を狩猟・採集し生きる社会)
Society 2.0:農耕社会(狩猟・採集のような不安定な供給ではなく、農耕で安定的な食糧供給を実現した社会)
Society 3.0:工業社会(産業革命により工業製品が生まれ、人々の生活が豊かになった社会)
Society 4.0:情報社会(インターネットの出現により、便利なサービスを受けられるようになった社会)

と世界は変革を遂げてきた。

今回の「Society 5.0:新たな社会は情報化社会に加え、情報や知識の共有が円滑に行われることで、より高度な連携を実現し、人が行える限界を超えて、様々な社会問題を解決できる社会となる。」平たく言うとスマートシティの中身みたいなもので、言っていることはほぼ同じである。

技術革新によって来る未来のカタチである、Society 5.0が実現する街。それがスマートシティとなる。

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Society 5.0何がそんなに違う?