パノラマルーフ搭載の国産車6選とその魅力を徹底解説
更新日:2025.08.12

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パノラマルーフは近年注目を集める人気オプションです。
従来は高級車の象徴だったサンルーフですが、一時は重量増による燃費悪化などから下火になっていました。
しかし最近では、トヨタ「ハリアー」(2020年)や新型「プリウス」(2023年)をはじめ、開閉機能を持たない大型ガラスルーフ=パノラマルーフを採用する国産車が増え、再び定番装備になりつつあります。
本記事では、パノラマルーフとサンルーフの違いを冒頭で解説し、パノラマルーフを搭載した国産車6モデルの魅力を詳しくご紹介します。
そして、桜並木や満天の星空を見上げながらのドライブなど、ひと味違ったカーライフを提案します。
従来は高級車の象徴だったサンルーフですが、一時は重量増による燃費悪化などから下火になっていました。
しかし最近では、トヨタ「ハリアー」(2020年)や新型「プリウス」(2023年)をはじめ、開閉機能を持たない大型ガラスルーフ=パノラマルーフを採用する国産車が増え、再び定番装備になりつつあります。
本記事では、パノラマルーフとサンルーフの違いを冒頭で解説し、パノラマルーフを搭載した国産車6モデルの魅力を詳しくご紹介します。
そして、桜並木や満天の星空を見上げながらのドライブなど、ひと味違ったカーライフを提案します。
サンルーフとパノラマルーフの違いとは?
一般的な「サンルーフ」(ムーンルーフとも呼ばれる)が車体ルーフの一部に開口部を設け、換気や採光のためにガラス部分を開閉できる装備であるのに対し、「パノラマルーフ」は車体の前方から後方までルーフ全面が広がる大面積のガラスルーフを指します。
パノラマルーフには開閉機能を持つタイプと固定式のタイプがありますが、本来の目的は「屋根全体をガラスにして圧倒的な開放感を得ること」にあります。
要するに、パノラマルーフはサンルーフより視界と採光範囲が格段に広いのが特徴です。
またトヨタやレクサスでは、従来の開閉式ガラスルーフを「ムーンルーフ」、大面積ガラスのルーフを「パノラマルーフ」と呼び分けています(※名称の違いだけで本質的な機能は同じです)。
さらに近年のパノラマルーフ搭載車は、その多くが固定式です。広大な強化ガラスをはめ込み構造のため開閉はできませんが、車内全体が明るく開放感に包まれるため、高い人気があります。
一方で開閉可能なパノラマルーフも存在し、車種によっては前席側のガラスが電動で開くものもあります。
つまりパノラマルーフには、大きな一枚ガラスで固定式のものと、前後二分割で前側が開閉するタイプの大きく2種類があると言えるでしょう。
いずれの場合も、小型のサンルーフよりも車内を明るくし、乗員に空や景色を楽しむ喜びを与えてくれる点は共通しています。
それでは、具体的にパノラマルーフを採用した国産車6選を見ていきましょう。それぞれの車種ごとに、ルーフの特徴や魅力を徹底解説します。
パノラマルーフには開閉機能を持つタイプと固定式のタイプがありますが、本来の目的は「屋根全体をガラスにして圧倒的な開放感を得ること」にあります。
要するに、パノラマルーフはサンルーフより視界と採光範囲が格段に広いのが特徴です。
またトヨタやレクサスでは、従来の開閉式ガラスルーフを「ムーンルーフ」、大面積ガラスのルーフを「パノラマルーフ」と呼び分けています(※名称の違いだけで本質的な機能は同じです)。
さらに近年のパノラマルーフ搭載車は、その多くが固定式です。広大な強化ガラスをはめ込み構造のため開閉はできませんが、車内全体が明るく開放感に包まれるため、高い人気があります。
一方で開閉可能なパノラマルーフも存在し、車種によっては前席側のガラスが電動で開くものもあります。
つまりパノラマルーフには、大きな一枚ガラスで固定式のものと、前後二分割で前側が開閉するタイプの大きく2種類があると言えるでしょう。
いずれの場合も、小型のサンルーフよりも車内を明るくし、乗員に空や景色を楽しむ喜びを与えてくれる点は共通しています。
それでは、具体的にパノラマルーフを採用した国産車6選を見ていきましょう。それぞれの車種ごとに、ルーフの特徴や魅力を徹底解説します。
パノラマルーフ搭載車①:日産 キューブ
日産 キューブ(3代目Z12型・2008年発売)。“マイルーム”発想の個性派コンパクトで、メーカーオプションの「スタイリッシュガラスルーフ」を採用。障子風SHOJIシェード+ロールブラインドによる3way採光で、自宅リビングのような居心地を実現。写真は最終年式の2019年モデル。
日産が誇る個性派コンパクトカー「キューブ」は、その居住空間を“マイルーム”になぞらえる独自コンセプトが特徴です。3代目キューブ(Z12型)にはメーカーオプションで「スタイリッシュガラスルーフ+SHOJIシェード+ロールブラインド」というパノラマルーフが設定されていました。
フロントシートの頭上から後席上部にかけて大きなガラスをはめ込んだルーフで、まるで空を切り取ったような開放感あふれる室内空間を実現しています。
その広いガラスルーフ越しに柔らかな日差しが降り注ぎ、まるでリビングルームのようにリラックスできるムードを演出してくれます。
このキューブのパノラマルーフ最大の特徴は、日本の伝統的な障子にヒントを得たという「SHOJIシェード」とロールブラインドによる3ウェイのシェードシステムです。
ガラスルーフにはサンシェード(シェードカーテン)が付く車種が多いですが、キューブでは障子のような風合いを持つ半透明のSHOJIシェードを採用することで、直射日光をやわらげつつ柔らかな採光が可能になっています。
さらに完全に光を遮るロールブラインド(手動式)も備えており、シェードなし・障子シェード・ブラインドと3段階で採光量を調節できるのです。
ガラスルーフにはサンシェード(シェードカーテン)が付く車種が多いですが、キューブでは障子のような風合いを持つ半透明のSHOJIシェードを採用することで、直射日光をやわらげつつ柔らかな採光が可能になっています。
さらに完全に光を遮るロールブラインド(手動式)も備えており、シェードなし・障子シェード・ブラインドと3段階で採光量を調節できるのです。
実際にキューブに乗り込んで見上げれば、一面ガラス張りの天井に驚くはずです。
広いガラスルーフがもたらす開放感は、同クラスのコンパクトカーでは味わえない特別なものがあります。加えてSHOJIシェードを通した柔らかな光のおかげで、強い日差しの日でも室内は明るく快適です。
まさに「自分の部屋」にいるようなくつろぎを感じられる工夫が詰まったパノラマルーフと言えるでしょう。
なおスタイリッシュガラスルーフ装着時は車両重量が若干増すものの、室内高が15mmほど拡大するため頭上空間はかえって広くなります(ユーザー報告)といったメリットもあります。ユニークな発想で室内環境をグレードアップする日産キューブのパノラマルーフは、今見ても魅力的な装備です。
広いガラスルーフがもたらす開放感は、同クラスのコンパクトカーでは味わえない特別なものがあります。加えてSHOJIシェードを通した柔らかな光のおかげで、強い日差しの日でも室内は明るく快適です。
まさに「自分の部屋」にいるようなくつろぎを感じられる工夫が詰まったパノラマルーフと言えるでしょう。
なおスタイリッシュガラスルーフ装着時は車両重量が若干増すものの、室内高が15mmほど拡大するため頭上空間はかえって広くなります(ユーザー報告)といったメリットもあります。ユニークな発想で室内環境をグレードアップする日産キューブのパノラマルーフは、今見ても魅力的な装備です。
パノラマルーフ搭載車②:トヨタ プリウスα
トヨタ プリウスα(2011年発売)。3列シートのワゴンタイプとして人気を博した。エコカーらしく重量増にも配慮した「樹脂パノラマルーフ」を採用。写真はマイナーチェンジ後の2017年型。
トヨタ初のハイブリッド専用3列ワゴンとして登場した「プリウスα」(アルファ)は、世界的にも珍しい樹脂製(プラスチック製)のパノラマルーフを採用した車種です。オプション設定の「樹脂パノラマルーフ」は強化ガラスの代わりにポリカーボネート製パネルを用いることで、ガラス製ルーフに比べて約8kg、割合にして40%も軽量化されています。
重量増の抑制によって燃費への悪影響を低減し、さらに屋根の軽量化は車両の低重心化にもつながり走行安定性の向上に寄与しました。プリウスαの開発において、燃費性能と走行性能の両立を図った技術的トピックの一つと言えるでしょう。
ガラスではなく樹脂パネルとはいえ、面積は約1.6平方メートルと世界最大級。前席から2列目乗員の頭上まで続く一枚板の大開口ルーフは、後部座席に座っても空が視界に入るほどで開放感は抜群です。実際に乗車すると、その明るさと広さに驚かされます。
しかもプリウスαの樹脂パノラマルーフには電動のロールシェードも組み込まれており、強い日差しを遮りたいときはワンタッチでシェードを引き出すことができます(※トヨタカタログによる)。ガラスよりも断熱性に優れるプラスチック素材とあわせて、夏場の車内温度上昇も抑えられる工夫がされています。
樹脂製パノラマルーフは透明度や耐久性の面で課題もありましたが、特殊コーティング技術により紫外線による劣化を防ぎ高い品質を確保しています。実用性と開放感を両立させたプリウスαのパノラマルーフは、「エコカーでも開放的な車内を楽しみたい!」というニーズに応えた先進的な装備でした。現在プリウスαは生産を終了しましたが、その大型ガラスルーフの開放感は中古車市場でも根強い人気となっています。
しかもプリウスαの樹脂パノラマルーフには電動のロールシェードも組み込まれており、強い日差しを遮りたいときはワンタッチでシェードを引き出すことができます(※トヨタカタログによる)。ガラスよりも断熱性に優れるプラスチック素材とあわせて、夏場の車内温度上昇も抑えられる工夫がされています。
樹脂製パノラマルーフは透明度や耐久性の面で課題もありましたが、特殊コーティング技術により紫外線による劣化を防ぎ高い品質を確保しています。実用性と開放感を両立させたプリウスαのパノラマルーフは、「エコカーでも開放的な車内を楽しみたい!」というニーズに応えた先進的な装備でした。現在プリウスαは生産を終了しましたが、その大型ガラスルーフの開放感は中古車市場でも根強い人気となっています。
パノラマルーフ搭載車③:三菱 RVR
三菱 RVR(現行型、2010年発売)。コンパクトSUVながらオプションでパノラマガラスルーフを装備可能。特定グレードをつければ、ルーフ全体がブラックアウトされて見える。
三菱自動車の小型SUV「RVR」は、意外なことにクラスを超えた開放感を持つパノラマガラスルーフをオプション設定しています。しかもこのルーフ、前述のプリウスαのように固定式(開閉不可)でありながら室内側に区切りが無い一枚ガラス構造で、開口部の大きさは圧巻です。天井に横梁がないため前席から後席までガラスが連続し、乗員全員が空を見渡せるダイナミックな眺望が楽しめます。「コンパクトSUVのRVRにここまで大胆な装備を?」と驚く向きもあるほど、その開放感はインパクト大です。
三菱RVRのパノラマガラスルーフにはLEDイルミネーションが内蔵されている点もユニークです。開口部の両サイドに仕込まれた照明によって、夜間は室内をほんのりと照らし出しムーディな雰囲気を演出します。まさに「夜景を眺めるのにピッタリな演出」と言えるでしょう。
UVカット機能付きのガラスが採用されているため日中の直射日光もある程度和らげられますし、シェード(サンシェード)も装備しているので必要に応じて遮光も可能です。
またカタログ上、パノラマルーフ装着により車両重量は約30kg増加しますが、その代わり室内高が15mm向上するため頭上スペースはむしろ広くなっています(※三菱公式発表)。こうしたトレードオフも考慮しつつ設定されたオプションと言えるでしょう。
UVカット機能付きのガラスが採用されているため日中の直射日光もある程度和らげられますし、シェード(サンシェード)も装備しているので必要に応じて遮光も可能です。
またカタログ上、パノラマルーフ装着により車両重量は約30kg増加しますが、その代わり室内高が15mm向上するため頭上スペースはむしろ広くなっています(※三菱公式発表)。こうしたトレードオフも考慮しつつ設定されたオプションと言えるでしょう。
RVRのパノラマルーフはメーカーオプション扱いで、特定グレード(例:ブラックエディションなど)に装着可能でした。コンパクトカーでありながら開放感を徹底追求したその姿勢は、三菱ならではのチャレンジ精神を感じさせます。
夜は星空と室内イルミでロマンチックに、昼は青空を一望して爽快に――RVRのパノラマガラスルーフは、小さなSUVに大きな楽しみをプラスする魅力的な装備です。
夜は星空と室内イルミでロマンチックに、昼は青空を一望して爽快に――RVRのパノラマガラスルーフは、小さなSUVに大きな楽しみをプラスする魅力的な装備です。
パノラマルーフ搭載車④:三菱 エクリプスクロス
エクリプスクロスの「電動パノラマサンルーフ」。前席側(写真手前)がチルト&スライド開閉し、後席側(写真奥)は固定ガラスとなっている。両面に電動シェード付きで実用性も高い。
三菱が2018年に発売したクーペSUV「エクリプス クロス」も、オプションで電動開閉式のパノラマルーフを設定しています。正式名称は「電動パノラマサンルーフ」で、従来のサンルーフ機構とパノラマルーフのいいとこ取りをしたような装備です。RVRのルーフが固定式だったのに対し、エクリプスクロスでは前席側のガラスパネルが電動チルト&スライド開閉可能となりました。後席側のガラスは固定ですが、前後2枚のガラスでルーフ全面を構成しつつ、開放感と換気機能の両立を図っています。
この電動パノラマルーフは、開閉する前側ガラス・固定の後側ガラスそれぞれに電動サンシェードも備わっているのが特徴で、日差しが強いときや車内を暗くしたいときは、ワンタッチでシェードを閉めてルーフ全体を遮光できます。
チルト(持ち上げ)機能も付いているため、ガラスを全開にしなくても少し浮かせて換気することも可能です。まさに「使い勝手の良いパノラマルーフ」と言えるでしょう。
エクリプスクロスのパノラマサンルーフは、ガソリン車・PHEV車それぞれ特定グレード(PやG系グレード)でメーカーオプション設定されていました。装着時にはルーフレールとセットになる関係で、外観上もルーフがブラックアウトされスポーティな印象が高まります。
実際、車体色とコントラストをなす黒いガラスルーフはツートーンのようにも見え、おしゃれだという声もあります。走行中はきちんと密閉される構造で安全面も考慮されています(挟み込み防止のセーフティ機構付き)。家族でドライブに出かけた際、後席の子どもたちも大きな空を見上げて楽しめる――エクリプスクロスの電動パノラマルーフは、SUVの魅力をさらに引き出す装備として好評です。
なお、エクリプスクロス以外にも三菱では新型「アウトランダーPHEV」に同様の電動パノラマサンルーフを設定しています。このように「開閉できるパノラマルーフ」は、各社SUVを中心に徐々に採用が広がっているトレンドです。開放感はそのままに、晴れた日は風を入れてオープンエア気分も楽しみたいという欲張りなニーズに応える進化形と言えるでしょう。
実際、車体色とコントラストをなす黒いガラスルーフはツートーンのようにも見え、おしゃれだという声もあります。走行中はきちんと密閉される構造で安全面も考慮されています(挟み込み防止のセーフティ機構付き)。家族でドライブに出かけた際、後席の子どもたちも大きな空を見上げて楽しめる――エクリプスクロスの電動パノラマルーフは、SUVの魅力をさらに引き出す装備として好評です。
なお、エクリプスクロス以外にも三菱では新型「アウトランダーPHEV」に同様の電動パノラマサンルーフを設定しています。このように「開閉できるパノラマルーフ」は、各社SUVを中心に徐々に採用が広がっているトレンドです。開放感はそのままに、晴れた日は風を入れてオープンエア気分も楽しみたいという欲張りなニーズに応える進化形と言えるでしょう。
パノラマルーフ搭載車⑤:レクサス NX
レクサス NX(2代目・2021年発売)。ミドルサイズSUVに前側電動開閉式の大型パノラマルーフを設定。ムーンルーフとの選択制が特徴で、開放感と換気機能を両立。写真は2024年モデルのNX350h F SPORT。
トヨタの高級ブランド・レクサスが展開するミドルサイズSUV「NX」にも、オプションでパノラマルーフが用意されています。レクサスでは従来「ムーンルーフ」(開閉式ガラスサンルーフ)と呼ぶ装備がありましたが、NXではさらに大きなガラス面積を持つパノラマルーフを選択できます。しかもユニークなのは、パノラマルーフとムーンルーフの両方を設定している点です。例えば「開閉機能はいらないから、とにかく広いガラスがいい」という人にはパノラマルーフを、「開閉して風を入れたい」という人には従来型のムーンルーフ(チルト&スライド式)を選べるようになっています。
同一車種で2タイプのルーフから選択できるのは珍しく、ユーザーの嗜好に合わせた配慮と言えるでしょう。
現行(2代目)NXに設定されているパノラマルーフは、前後に分割された2枚ガラス構造で前側が電動開閉します。初代NXのパノラマルーフは固定式でしたが、最新モデルでは利便性を高め前半部分がスライドして開くよう改良されました。
仕組みとしてはエクリプスクロスと同様、前側ガラスが後方へスライドして開口部を作る「アウタースライド式」で、チルトアップ(後端持ち上げ)機能も備わっています。そのためパノラマルーフでありながらムーンルーフ的な使い方も可能で、天候や目的に応じて「眺めを重視する」か「換気・オープンエアを重視する」かを選べるわけです。
肝心のガラス面積は、通常のムーンルーフよりはるかに大きく、頭上視界の広さは圧倒的です。後部座席に座った場合でも真上に空が見える開放感は、パノラマルーフならではの魅力でしょう。もちろん電動シェードも前後に備わり、日差しが強い時は室内を暗くできます。
パノラマルーフ装着による重量増はありますが、レクサス車だけに剛性や遮音性もしっかり確保され、走行時の静粛性にも配慮されています。なおムーンルーフ/パノラマルーフはどちらも約11万円前後のオプション価格(グレードにより選択可否あり)で、リセール時には装着車の方が査定有利になる傾向があります。ラグジュアリーカーであるNXにとって、パノラマルーフは開放感とデザイン性を高める人気オプションとなっています。
仕組みとしてはエクリプスクロスと同様、前側ガラスが後方へスライドして開口部を作る「アウタースライド式」で、チルトアップ(後端持ち上げ)機能も備わっています。そのためパノラマルーフでありながらムーンルーフ的な使い方も可能で、天候や目的に応じて「眺めを重視する」か「換気・オープンエアを重視する」かを選べるわけです。
肝心のガラス面積は、通常のムーンルーフよりはるかに大きく、頭上視界の広さは圧倒的です。後部座席に座った場合でも真上に空が見える開放感は、パノラマルーフならではの魅力でしょう。もちろん電動シェードも前後に備わり、日差しが強い時は室内を暗くできます。
パノラマルーフ装着による重量増はありますが、レクサス車だけに剛性や遮音性もしっかり確保され、走行時の静粛性にも配慮されています。なおムーンルーフ/パノラマルーフはどちらも約11万円前後のオプション価格(グレードにより選択可否あり)で、リセール時には装着車の方が査定有利になる傾向があります。ラグジュアリーカーであるNXにとって、パノラマルーフは開放感とデザイン性を高める人気オプションとなっています。
パノラマルーフ搭載車⑥:レクサス RX
レクサス RX(5代目・2022年発売)。フラッグシップSUVに前側チルト&アウタースライド式パノラマルーフを設定。ムーンルーフとの選択制で、圧倒的な開放感と高い静粛性を両立。写真は2025年モデルのRX450h+ version L。
レクサスのフラッグシップSUV「RX」もまた、パノラマルーフの開閉機構を備えたモデルです。現行RXには「パノラマルーフ(チルト&アウタースライド式)」がメーカーオプション設定されており、巨大なガラスルーフが前後2分割で配置されています。具体的には、前席側のガラスパネルが電動でチルトアップおよびスライド開閉し、後席側は固定のパノラマガラスとなっています。この方式はエクリプスクロスやNXと共通ですが、RXの車格に合わせガラス面積もさらに大きく、とても開放的です。
高速道路で開放しても風の巻き込みが少ないよう工夫されており、開ければ爽快な風を、閉めれば静かな車内を両立しています。
レクサスRXがユニークなのは、パノラマルーフ装着車と別に「ムーンルーフ装着車」も用意されている点です。つまりNX同様に、パノラマルーフと通常サンルーフの両方を設定しています。
「大型開閉式ルーフ+通常サンルーフ両方を選べる」というのは他メーカーでもあまり例がなく、ユーザーの細かなニーズに応えたレクサスならではの戦略でしょう。実際、5代目RX(2022年~)ではパノラマルーフは上級グレード向け、ムーンルーフは標準グレード向けなどグレード別に設定が分かれており、自分の重視ポイントに合わせて選択できます。
もちろんRXのパノラマルーフにも電動サンシェードが付属し、直射日光や暑さ対策も万全です。さらにガラスには赤外線(IR)カットやUVカット機能が組み込まれ、夏場でも日焼けや車内温度上昇を抑えてくれます。冬場はガラス面からの放熱で若干寒く感じることもありますが、シートヒーターやエアコンとの併用で快適性は十分確保できます。
広大なガラス越しに見上げる景色は、まさにプライスレスな体験。レクサスRXのパノラマルーフは、ラグジュアリーSUVに乗る喜びを一層引き立てるオプションと言えるでしょう。
「大型開閉式ルーフ+通常サンルーフ両方を選べる」というのは他メーカーでもあまり例がなく、ユーザーの細かなニーズに応えたレクサスならではの戦略でしょう。実際、5代目RX(2022年~)ではパノラマルーフは上級グレード向け、ムーンルーフは標準グレード向けなどグレード別に設定が分かれており、自分の重視ポイントに合わせて選択できます。
もちろんRXのパノラマルーフにも電動サンシェードが付属し、直射日光や暑さ対策も万全です。さらにガラスには赤外線(IR)カットやUVカット機能が組み込まれ、夏場でも日焼けや車内温度上昇を抑えてくれます。冬場はガラス面からの放熱で若干寒く感じることもありますが、シートヒーターやエアコンとの併用で快適性は十分確保できます。
広大なガラス越しに見上げる景色は、まさにプライスレスな体験。レクサスRXのパノラマルーフは、ラグジュアリーSUVに乗る喜びを一層引き立てるオプションと言えるでしょう。
まとめ
以上、パノラマルーフ搭載の国産車6選を詳しくご紹介しました。パノラマルーフには固定式と開閉式の2種類がありますが、どちらにせよ通常のサンルーフ以上に車内を明るく開放的にしてくれるのは確かです。
青空や夜景、桜並木や紅葉のトンネルなど、頭上に広がる景色を存分に楽しめるのがパノラマルーフの醍醐味でしょう。もし「いつもとちょっと違うドライブを楽しみたい」「車内で空を眺めてみたい」と感じたら、ぜひパノラマルーフ装着車を検討してみてください。日常の移動がちょっとした非日常空間に変わり、きっと新鮮な感動を与えてくれるはずです。
青空や夜景、桜並木や紅葉のトンネルなど、頭上に広がる景色を存分に楽しめるのがパノラマルーフの醍醐味でしょう。もし「いつもとちょっと違うドライブを楽しみたい」「車内で空を眺めてみたい」と感じたら、ぜひパノラマルーフ装着車を検討してみてください。日常の移動がちょっとした非日常空間に変わり、きっと新鮮な感動を与えてくれるはずです。