春は天窓を開けてドライブしたい!サンルーフの種類

サンルーフ

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寒い季節が終わると絶好の行楽、そしてドライブ日和となるわけです。そこで活用したいのが「サンルーフ」。そんなサンルーフには様々な種類があります。
Chapter
日本でのサンルーフの起源
サンルーフにはどんな種類があるのか?
サンルーフにはデメリットもやはり、ある

日本でのサンルーフの起源

春が近づき陽気が良くなると、オープンカーあるはサンルーフのトップを開けて、存分に車外の空気を感じながらドライブするのも、じつに素敵なものです。でも花粉が…ということは今回は無しにしておきましょう。

さて、そのサンルーフですが、時代とともに進化しており、よく見るとさまざまな機構や形態があります。

日本で最初にサンルーフを装備したクルマは、ホンダ N360です。デビュー翌年の1968年に設定されたもので、当時の資料によると「高級レザーを採用したソフトトップ形式で、取扱いは簡単、高い精度のアルミサッシを使用、軽く丈夫な上に美しく錆びません」とのこと。開閉操作は、手動で行うもので、現代ではソフトトップという呼び名のほうが定着しています。

また電動式のサンルーフも、1978年にやはりホンダがプレリュードに採用したのが最初とされています。

サンルーフにはどんな種類があるのか?

サンルーフの機構は時代とともに進化をしていますが、その動作方法については、いくつかのタイプに収斂されてきています。

チルトアップ方式

サンルーフの後方だけが持ち上がる形態です。開口部は小さいので、換気やちょっとした採光の意味合いが強いものになります。昇降は、手動で行うものと電動式があります。

スライディング方式

開口部となる部分が、ルーフと内装の間にスライドして格納されます。開口部が大きいのもこのタイプ、サンルーフといえばこちらを想起する方が多いかもしれませんね。開閉は、電動または手動。スライドとチルトアップ、両方の機能を備えるものもあります。

パノラマタイプ

はめ込み式のガラスになっており、内張り側のカバーをスライドさせることで、室内に開放感をもたらします。換気ができない反面、採光面積は大きくとることができます。観光バスや電車などにもこうした機構を持っているものがありますよね。


素材は、ボディと同じスチール、また耐水性のある布、ガラス、アクリルなど、車種や目的によってさまざまで、呼び方も、サンルーフ以外に、ムーンルーフ、スカイルーフ、パノラマルーフなど、メーカーによって違っています。

サンルーフにはデメリットもやはり、ある

開放感や採光、ときには換気にも役立つサンルーフは、ファミリーカーユースでなくとも「あれば便利」なイメージがあります。しかし、メリットばかりではないのも事実。

サンルーフのデメリットは、
・(周辺のゴムや樹脂パーツの劣化による)雨漏り
・(余計な機構が増えるための)重量増加※とくに高い場所での重量増
・(天井部に大きな開口部があることによる)ボディ剛性の低下
・(頭や身体を出すことが出来てしまうことからくる)安全性の低下
・(ガラスルーフなどでは)室内温度の上昇
といったことが挙げられます。

もっとも多いのは、やはり雨漏りでしょうね。最近のものは素材もよくなってきてはいますが、やはり経年劣化は起きてしまうので、メンテナンスが必要な部位となってしまうわけです。

また安全性に関して、かつては痛ましい事故が起きていました。お子さんのいる方は、なおさら注意が必要です。それでも代えがたい魅力があるのがサンルーフともいえます。

サンルーフがない車に乗っているオーナーは、ちょっと羨ましく感じてしまうこともあると思いますが、じつは1995年に規制緩和が行われ、後付けサンルーフでも構造変更手続きが原則不要になりました。

サンルーフの設定のないモデルでも取り付けが可能ですから、一度調べてみると良いかもしれませんね。

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