限定車は皆の憧れ?日本国内で50台のみの限定販売の人気モデル6選!
更新日:2024.09.09
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新車でたびたび設定される限定車は、クルマに限らず「限定○名様」というキーワードに弱い人に訴求したり、その希少さからプレミアや特別感を付加したりすることができる。「限定モノ」に弱いという人でなくても狙う手はアリなのだろうか?
文・塚田勝弘
文・塚田勝弘
輸入車はある意味限定販売が原則!?
クルマ(新車)は、建前として、ラインオフされた時点で買い主が決まっていることになる。輸入車はある意味、すべて限定車といえるし、インポーターの中には受注した後に本国に発注して、船便で日本にやって来る。また、日本に上陸する台数が年間何台と、ある程度決まっている輸入車もある。
しかし、とくに国産車は、メーカーから販売会社を通してエンドユーザーに行き渡るため、オーダー分だけ発注して納車すればいいはずだ。実際に販売会社では、多めに発注をかけて展示車や試乗車にしたり、とくに決算が近くなると、自社発注分が多くなったりするケースもある。そうしたクルマが新古車(登録済みの新車)や未登録車として流通することもある。
しかし、とくに国産車は、メーカーから販売会社を通してエンドユーザーに行き渡るため、オーダー分だけ発注して納車すればいいはずだ。実際に販売会社では、多めに発注をかけて展示車や試乗車にしたり、とくに決算が近くなると、自社発注分が多くなったりするケースもある。そうしたクルマが新古車(登録済みの新車)や未登録車として流通することもある。
人気の限定車①|限定車の「デパート」フィアット500
※写真は、2018年5月21日発売の50台限定車「Fiat 500C 60th」
通常の仕様であるカタログモデルよりも、実質的に限定車で商売を展開していそうなのがFCAジャパンだ。なかでもフィアット500系の限定車は頻繁にリリースされている。
今回のお題である50台限定という縛りでいうと直近ではないものの、2019年2月17日時点でホームページに掲載されているだけでも、160台限定、100台限定、80台限定、40台限定などズラリと並んでいる。
通常の仕様であるカタログモデルよりも、実質的に限定車で商売を展開していそうなのがFCAジャパンだ。なかでもフィアット500系の限定車は頻繁にリリースされている。
今回のお題である50台限定という縛りでいうと直近ではないものの、2019年2月17日時点でホームページに掲載されているだけでも、160台限定、100台限定、80台限定、40台限定などズラリと並んでいる。
Fiat 500C 60th
人気の限定車②|アルファロメのジュリアにも50台限定を設定
アルファ ロメオでは、2018年2月に発売されたDセグメントのジュリア「クアドリフォリオ・カルボニオ」が50台限定だった。カーボンファイバー製のサイドミラーカバー、シフトノブインサート、イルミネーテッドドアシルガードなどを搭載。
クアドリフォリオ・カルボニオ
人気の限定車③|輸入車の導入記念限定車も狙い目?
輸入車では、日本上陸記念仕様(ローンチエディション)も常套手段となっている。2016年夏に登場したジャガー初のSUV「F-PACE FIRST EDITION」は、パノラミックグラスサンルーフや360°パークディスタンスコントロールなどを備えた充実装備がウリだった。
人気の限定車④|大坂なおみ選手も乗っている!? 50台限定GT-R
日本車にも50台限定の希少な仕様が設定されてきた。世界ランキング1位になった大坂なおみ選手の日産GT-Rのブランドアンバサダー就任記念モデルも50台限定で、東京オートサロン2019にも出展された。
特別塗装色の「ミッドナイトオパール」をまとい、大坂選手も協力したという内装色に新規の組合せの3色を専用設定。なお、すでに予約は終了している。
特別塗装色の「ミッドナイトオパール」をまとい、大坂選手も協力したという内装色に新規の組合せの3色を専用設定。なお、すでに予約は終了している。
GT-R ブランドアンバサダー就任記念モデル
人気の限定車⑤|生産限定50台の1億円超「Nissan GT-R50 by Italdesign」
約1億3000万円という(当時の為替相場)価格で話題を集めた「Nissan GT-R50 by Italdesign」は、日産がデザインを手がけ、イタルデザインが生産を受け持つスペシャルな仕様。
生産台数50台で、こちらは日本だけで販売されるわけではないので、GT-Rが販売される地域(世界)で50台限定という希少車だ。
生産台数50台で、こちらは日本だけで販売されるわけではないので、GT-Rが販売される地域(世界)で50台限定という希少車だ。
Nissan GT-R50 by Italdesign 画像
なお、日本車で50台限定という限定車が少ないのは、「日産GT-Rのブランドアンバサダー就任記念モデル」のように、こうした高級車でないと設定しにくいという事情もあるだろう。1県あたり1台では商売にならない。
たとえば、トヨタは正規販売店だけで280を超える拠点が全国にあるから、限定車を設定するともっと台数を増やす必要があるはず。なお、トヨタも海外では限定車を設定していて、ハイラックス誕生50周年記念モデルハイラックスサーフ「50th Anniversary Limited Edition」をイギリスでリリースして話題を集めた。
50台限定車に限らず、限定車は旬を過ぎたモデル末期やローンチ(導入記念車)エディションなどが多い。装備の充実が図られているのは必至だから、その限定車が狙っていた車種なら狙う手もアリだ。
たとえば、トヨタは正規販売店だけで280を超える拠点が全国にあるから、限定車を設定するともっと台数を増やす必要があるはず。なお、トヨタも海外では限定車を設定していて、ハイラックス誕生50周年記念モデルハイラックスサーフ「50th Anniversary Limited Edition」をイギリスでリリースして話題を集めた。
50台限定車に限らず、限定車は旬を過ぎたモデル末期やローンチ(導入記念車)エディションなどが多い。装備の充実が図られているのは必至だから、その限定車が狙っていた車種なら狙う手もアリだ。
塚田 勝弘|つかだ かつひろ
自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。