運転が上手い人の特徴とは?

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クルマに乗っている人の多くは、「運転が上手くなりたい」と思っているだろうが、そもそも運転が上手い、下手はどのような点が違うのだろうか。運転技術向上のため、運転の上手い人の特徴を挙げてみよう。

文・永田恵一
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① 視野が広く、目の動きが多く早い
② 操作を手前から行っているのでスムース
③ 操作に無駄がなく、一発で終わることが多い
④ 消耗品の消費が少ない
まずは意識して運転しよう

① 視野が広く、目の動きが多く早い

歩行していてもそうだが、体を動かすときにはまず周りの情報が必要だ。運転においては特に、目から得る情報は大きな基盤となる(その他運転中の情報には、耳から得る音、手で感じるステアリングの手応え≒前輪のグリップ感、腰やお尻で感じる後輪の状況、前後左右のGなどもある)。

具体的には運転が上手い人ほどカメラの広角レンズのように視野が広い上に、望遠レンズのように遠くまで見ている。また、前方だけでなくルームミラーやサイドミラーにもよく目が動いており、素早く多くの情報を得ている。

② 操作を手前から行っているのでスムース

①と密接に関係するのだが、①のおかげで走る=アクセル、曲がる=ハンドル、止まる=ブレーキといった各操作を余裕を持って行うことができるので、急な操作や乱暴な操作が原因となる乗員が不快に感じる前後左右のGが起きにくい。

そのためクルマはスムースに動き、乗員も快適に過ごせる。荷物を積んでいれば、荷物の動きも少ない。

③ 操作に無駄がなく、一発で終わることが多い

これも①、②と強く関連するが、運転が上手い人ほど各操作の量と頻度も必要最低限で済ませることが多いので、運転している本人の疲労も少ない。

④ 消耗品の消費が少ない

クルマの消耗品はガソリン、ブレーキ関係、タイヤが筆頭であるが、運転が上手い人ほど無駄や乱暴な操作がないため、消耗品の消費も少ない。

具体的に言えば、ガソリンはアクセルのオンオフが少なく、減速の際にもフットブレーキだけでなくエンジンブレーキや電動車であれば回生ブレーキを使っているので燃費が良く、ブレーキパッドやブレーキローターも減りが少ない、タイヤは角を極力使わずトレッド面も綺麗に摩耗する、といったところだ。

まずは意識して運転しよう

運転が上手いドライバーは上記のような運転をしているため、結果的に安心、安全、経済的で、流れのいい車線も選べるため移動のための所要時間も早く、周りから見ても美しいという、いいこと尽くめの運転をしている。

このことはスピードこそ違うものの、サーキット走行などのスポーツ走行、レースに代表される競技の際に求められる速く、安全で極力クルマを痛めない運転にもかなり似通った部分や共通点もあり、結局は運転の基本はどんな場面でも極端に言えば同じであることが分かる。

また、どんなことでも技術を向上するための基盤の1つは強く意識することだ。そのためクルマの運転も具体的な技術も大事だが、今回挙げた点を意識するだけでも、「ではどうしたらいのだろう?」と考えることにつながるので、まずは漫然とではなく考えながら運転するようにするだけでも、運転技術の向上につながるだろう。

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