日本未発売!ダイハツの新型コンパクトSUV「アルズ」とは?

ダイハツ アルズ 2018

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マレーシアの自動車メーカー「プロドゥア」が、7人乗りコンパクトSUVの「アルズ」を2019年1月15日に発売。こんなニュースが、自動車メディアで流れました。でも、この話題を聞いてピンときた人はあまりいないはず。プロデゥアというメーカーも、アルズというクルマも日本では未発売だからです。そこで、プロデゥアというメーカーとともに、新型車アルズに迫ってみます。

文・木谷宗義
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プロデゥアはマレーシアのトップメーカー
ダイハツ・テリオスのプロデゥア仕様
現地での価格はおよそ200万円

プロデゥアはマレーシアのトップメーカー

まずは、プロデゥアについて。プロデゥアは、ダイハツと現地公社などとの合弁で1993年に誕生した自動車メーカー。マレーシアでは、三菱自動車との合弁会社「プロトン」に続く、第2のメーカーです。

ミラやムーブ、テリオスなど、ダイハツの軽自動車やコンパクトカーをベースとしたモデルをラインナップし、現在でもパッソをベースとした「マイヴィ」やブーンルミナスをベースとした「アルザ」、ミライースをベースといた「アジア」とその4ドアセダン版となる「ベザ」などを販売。小型車のラインナップの充実により販売台数を伸ばし、現在ではプロトンを抜いてマレーシアのトップメーカーとなっています。

ちなみにプロトンは、三菱自動車が2004年に手を引いたあと、いくつかの資本傘下を経て、2017年より中国の吉利汽車(ジーリー)の傘下となっています。

ダイハツ・テリオスのプロデゥア仕様

では今回、新たに発売された「アルズ」とは、どんなクルマでしょうか。一言で言えば、アルズは、昨年フルモデルチェンジされたダイハツ「テリオス」のプロデゥア仕様です。

テリオスといえば、日本でも1997年から2006年にかけて日本でも販売された5人乗りコンパクトSUVです。日本では、フルモデルチェンジによりビーゴと名を変えて、2016年に販売を終了しましたが、ASEAN諸国では7人乗りロングボディもラインナップし、販売を継続。2017年に3代目にフルモデルチェンジしていました。

その3代目テリオスをベースとして、マレーシアのニーズに合わせて内外装のデザインやユーティリティ装備をアレンジしたものが、2019年1月に発表されたアルズというわけ。

プロデゥアでは、このアルズをアジア/ベザ/マイヴィに続くプロドゥア構造改革の第4弾商品と位置づけています。また、プロデゥアとして初めてトヨタにOEM供給。トヨタ「ラッシュ」として販売されます。

現地での価格はおよそ200万円

アルズは、全長4,435mm×全幅1,695mm×全高1,740mmのボディサイズを持つ3列シート7人乗り。駆動方式はFR(後輪駆動)で、1.5Lのガソリンエンジン(2NR-VE型)に4速ATが組み合わされます。最新モデルらしく、衝突回避支援システム「Advanced Safety Assist」も装備。

マレーシアでは「1.5X」と「1.5Advance」の2グレードがラインナップされ、価格はそれぞれ72,900.00リンギット(約195万円)、77,900.00リンギット(約207万円)となっています。

世界的にSUVニーズが高まっていますが、その傾向はマレーシアでも同じ。そこでラインナップされたのがこのアルズ。ダイハツ テリオスやトヨタ ラッシュとともに、現地のSUVニーズを牽引することは間違いないでしょう。

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