もろそうな軽自動車が登録車よりも長く使われている理由

今回のお題「もろそうな軽自動車が登録車よりも長く使われている理由」は、大前提として、軽自動車であろうが登録車であろうが、あるいは国産車でも輸入車でも乗り方やメンテナンス、オーナーの意欲次第で長く使うことは可能だし、長い距離を重ねることもできるはず。とくに海外で重宝される日本の中古車は、メンテナンスをしっかりすれば、「まだまだ現役で乗れる」ケースが多いようだ。

文・塚田勝弘

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クルマの強度、耐久性とは?

クルマの強度、耐久性とは?

軽自動車 ナンバープレート

「もろそうな軽自動車」というのは、衝突安全性能を含むボディ剛性なのか強度なのか、あるいは防錆なのか、これらすべてなのか、定かに分からないところもあるが、一般的なイメージとして「壊れやすそう」、「ぶつかったらヤバそう」などがあるのかもしれない。

確かに、後方から追突された際の安全性などは、後席が荷室寄りぎりぎりに配置されている場合(クリアランスの問題)や、ボディ強度の面からも不安になる向きもあるだろう。

「もろそうな軽自動車が登録車よりも長く使われている理由」を探すとなると、軽トラや軽バンなどが「はたらくクルマ」として長い間使われているのを目にする機会が多かったり、セカンドカー、サードカーが当たり前の地方において、ファーストカーよりも買い替えサイクルが長くなったりする事情もあるかもしれない。

ただし、大前提としたように、軽だから長く、登録車だから長く使われないという理由にはならない。あるいは、軽自動車よりも登録車よりも維持費を抑えやすいという利点もあるかもしれない。ただし、軽でも車検代はかかるし、13年を過ぎると軽自動車税も7200円から1万2900円と高くなる。

私が以前取材したことのある赤帽では、100万kmオーバーの強者も時々いるらしく、SUBARUが作っていたRRサンバーの信頼性の高さ、さらに昔には強化された仕様(エンジンなど)もあったという。

それでも基本的に軽自動車ではないタクシーで50万kmという例もあるようだから、部品交換も含めたメンテナンス次第では長く乗れるということだろう。ほかにも、トヨタ ハイエースに代表される、軽ではない「はたらくクルマ」の耐久性の高さなども、日本だけでなく、世界で評価されているケースもある。

また、トヨタ プロボックス/サクシードのステアリングを握ると、ボディの剛性感の高さに驚かされるし、実際のところ乗用車よりも堅牢に作られている、はたらくクルマというのは珍しくない。

お題に対する解を導き出すことはできなかったが、とくに日本で生産された国産車は、使い方や走らせ方、メンテナンスなどによっては、軽だろうが登録車であろうが、長く付き合える可能性が高そうだ。