軽自動車への大きな誤解4選|「軽自動車で高速を長距離?壊れるから走れないよ」
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
軽自動車が現在の新規格になり大きく変わって約20年たちますが、未だに軽自動車の話題となると、そのオーナーですらも「数百km離れた実家に帰るのに軽自動車で行けますか?」「高速道路乗れますか?」という疑問を良く見かけます。それが無理ならそもそも公道を走れません!ここでひとつ、いろいろと誤解を解いておきましょう。
軽自動車への誤解①:高速道路を走るとすごい回転数になってるけど大丈夫?
軽自動車に対しての心配事として、「高速道路を走るとすごい回転数になるけど大丈夫か?」というものがあります。
答えとしては、「大丈夫です!」。
確かにギアの関係で、高速走行では大排気量の車より高めの回転数を示す軽自動車のタコメーターですが、耐久レースに出るわけで無し、制限速度程度で巡航する分には何の問題もありません。
軽自動車はモデルによってはヨーロッパにも輸出されていて、そうなると当然アウトバーンも走ります。
800~1,000cc程度のエンジンに載せ替えて輸出されている場合もありますが、660ccのままで輸出されて走っている軽自動車もありますし、昔のフィアットやミニのエントリーモデルより動力性能では上回っているのですから、日本の高速道路でも全く問題は無いのです。
何しろヨーロッパのアウトバーンは日本の高速道路と違って速度無制限区間があり、軽自動車もそこでは全開で走ります。
何十年も前の初期に輸出されたものでは、そのへんが考慮されておらずにエンジンが焼き付くケースもあったようですが、そうしたトラブルを乗り越えたからこそ、今の軽自動車があると言えます。
答えとしては、「大丈夫です!」。
確かにギアの関係で、高速走行では大排気量の車より高めの回転数を示す軽自動車のタコメーターですが、耐久レースに出るわけで無し、制限速度程度で巡航する分には何の問題もありません。
軽自動車はモデルによってはヨーロッパにも輸出されていて、そうなると当然アウトバーンも走ります。
800~1,000cc程度のエンジンに載せ替えて輸出されている場合もありますが、660ccのままで輸出されて走っている軽自動車もありますし、昔のフィアットやミニのエントリーモデルより動力性能では上回っているのですから、日本の高速道路でも全く問題は無いのです。
何しろヨーロッパのアウトバーンは日本の高速道路と違って速度無制限区間があり、軽自動車もそこでは全開で走ります。
何十年も前の初期に輸出されたものでは、そのへんが考慮されておらずにエンジンが焼き付くケースもあったようですが、そうしたトラブルを乗り越えたからこそ、今の軽自動車があると言えます。
軽自動車への誤解②:普通車より壊れやすくて安全性も低い?
2つ目としてよくあるのが「普通車より壊れやすくて安全性も低いんじゃないの?」というもの…。こちらも、「そんな事はありません!」。
軽自動車といって様々ですが、軽自動車が新規格になった1998年以降はそれをベースにシャシーを共用したコンパクトカーがあるくらいで、つまり高級車とまではいかないまでも、コンパクトカーと同程度のクオリティは持っています。
エンジンも同様で、トヨタやダイハツ、スズキは軽自動車のエンジンを排気量アップしてコンパクトカーに使っていますし、そうしたメーカーではむしろ軽自動車の部品を機械的なものだけでなく、内外装に至るまで流用する事で、安くコンパクトカーを作っているくらいです。
現在の新規格軽自動車になる時には衝突安全性も普通車並に引き上げられ、そのためにボディが一回り大きく重くなったものの、その分ボディ合成やクオリティも上がり、「軽自動車から自動車に変わった」くらいの違いが出ています。
安全マージンに食われた分、ボディが大きくなった割にはそれほど室内空間が広がっているわけではないのですが、その狭さは安全性のためでもあるのです。
それに、前述のように輸出も考慮された軽自動車はヨーロッパ基準でさまざまなテストを重ねています。
その中には転倒テストのようなものもあり、ヨーロッパ基準をクリアしている軽自動車は転倒したからといって、普通車より潰れやすいなどという事も特にありません。
軽自動車といって様々ですが、軽自動車が新規格になった1998年以降はそれをベースにシャシーを共用したコンパクトカーがあるくらいで、つまり高級車とまではいかないまでも、コンパクトカーと同程度のクオリティは持っています。
エンジンも同様で、トヨタやダイハツ、スズキは軽自動車のエンジンを排気量アップしてコンパクトカーに使っていますし、そうしたメーカーではむしろ軽自動車の部品を機械的なものだけでなく、内外装に至るまで流用する事で、安くコンパクトカーを作っているくらいです。
現在の新規格軽自動車になる時には衝突安全性も普通車並に引き上げられ、そのためにボディが一回り大きく重くなったものの、その分ボディ合成やクオリティも上がり、「軽自動車から自動車に変わった」くらいの違いが出ています。
安全マージンに食われた分、ボディが大きくなった割にはそれほど室内空間が広がっているわけではないのですが、その狭さは安全性のためでもあるのです。
それに、前述のように輸出も考慮された軽自動車はヨーロッパ基準でさまざまなテストを重ねています。
その中には転倒テストのようなものもあり、ヨーロッパ基準をクリアしている軽自動車は転倒したからといって、普通車より潰れやすいなどという事も特にありません。
軽自動車への誤解③:軽自動車って狭いんでしょう?
これは10年くらい前までなら確かにその通りだったのですが、現在の軽自動車では当てはまらないモデルが増えています。
軽自動車規格の中で衝突安全性を確保し、かつその規格の制約上4人乗りまでと決められているので後席に3人乗る必要も無い事から、幅についてはそれなり。
しかし、現在の軽自動車で大きく進化したのは前後方向で、後席については10年ほど前からスライド量の増えた軽自動車が増え、何と身長180cmくらいの男性が乗っても、よほど足が長い人でも無い限りフロントシートと膝の間の空間もたっぷりあるのです。
「狭くて我慢するリアシート」などというのは、普通車のスポーツカーにある2+2シートの方がよほど狭いと言えます。
もっとも、「犬も参るワンマイルシート」などと言われたホンダ CR-X(初代のバラードスポーツや2代目サイバー)の後席に乗った経験がある人なら、昔から「軽自動車よりよほど狭いクルマがある」事はご存知だったかと思います。
本当に狭いクルマというのは、あのワンマイルシートのように走り出して5分で「お願いだから下ろしてくれ!」と言いたくなるようなものを指すのです。
軽自動車規格の中で衝突安全性を確保し、かつその規格の制約上4人乗りまでと決められているので後席に3人乗る必要も無い事から、幅についてはそれなり。
しかし、現在の軽自動車で大きく進化したのは前後方向で、後席については10年ほど前からスライド量の増えた軽自動車が増え、何と身長180cmくらいの男性が乗っても、よほど足が長い人でも無い限りフロントシートと膝の間の空間もたっぷりあるのです。
「狭くて我慢するリアシート」などというのは、普通車のスポーツカーにある2+2シートの方がよほど狭いと言えます。
もっとも、「犬も参るワンマイルシート」などと言われたホンダ CR-X(初代のバラードスポーツや2代目サイバー)の後席に乗った経験がある人なら、昔から「軽自動車よりよほど狭いクルマがある」事はご存知だったかと思います。
本当に狭いクルマというのは、あのワンマイルシートのように走り出して5分で「お願いだから下ろしてくれ!」と言いたくなるようなものを指すのです。
軽自動車への誤解④:軽自動車で遠くまで出かけても大丈夫?
最後が「軽自動車で遠くまで出かけても大丈夫?」というもの。
これも高速道路の話と同じですが、軽自動車で遠出するのが不安という人は今でも結構います。
クルマそのものは大丈夫でも、乗っている人間が疲れて仕方ないのでは無いか…というのもまた最もな話でしょう。
まだ550cc時代、つまり旧々規格時代のミラターボで片道900kmのドライブに出かけた事がありますが、その頃から上級グレードのターボ車ならそれだけの長距離を走っても、疲労感はありませんでした。
それは現在の軽ターボでも変わらず、残念ながらクルマそのものに人気が無くて1代限りで終わったダイハツ ソニカなどはレクサスのパーツを流用した小さいながらも極上のシートを採用しており、新車当時の生産台数が少なかった事から中古車市場では人気の割にタマ数が少ないくらいです。
さすがに車重に対してアンダーパワーなNAの軽自動車、それもシートがチープな場合は何百kmも移動すると疲れますが、それは普通車でも同じなので軽自動車ならではとは言えないでしょう。
ただ、重くてアンダーパワーなNA軽自動車の場合、地形や乗車人数などの条件によっては制限速度100km/hで巡航するのが結構難しい場合もあります。
急な登り坂の途中でアクセルを戻すような羽目にならないよう、先々まで道路状況や周囲のクルマの流れを見通しながら巧みに予測しつつ走る習慣があれば何という事は無いのですが、それに慣れていない人では少し疲れる事もあるのは仕方がないでしょう。
以上、軽自動車に対する誤解4選でした。
これも高速道路の話と同じですが、軽自動車で遠出するのが不安という人は今でも結構います。
クルマそのものは大丈夫でも、乗っている人間が疲れて仕方ないのでは無いか…というのもまた最もな話でしょう。
まだ550cc時代、つまり旧々規格時代のミラターボで片道900kmのドライブに出かけた事がありますが、その頃から上級グレードのターボ車ならそれだけの長距離を走っても、疲労感はありませんでした。
それは現在の軽ターボでも変わらず、残念ながらクルマそのものに人気が無くて1代限りで終わったダイハツ ソニカなどはレクサスのパーツを流用した小さいながらも極上のシートを採用しており、新車当時の生産台数が少なかった事から中古車市場では人気の割にタマ数が少ないくらいです。
さすがに車重に対してアンダーパワーなNAの軽自動車、それもシートがチープな場合は何百kmも移動すると疲れますが、それは普通車でも同じなので軽自動車ならではとは言えないでしょう。
ただ、重くてアンダーパワーなNA軽自動車の場合、地形や乗車人数などの条件によっては制限速度100km/hで巡航するのが結構難しい場合もあります。
急な登り坂の途中でアクセルを戻すような羽目にならないよう、先々まで道路状況や周囲のクルマの流れを見通しながら巧みに予測しつつ走る習慣があれば何という事は無いのですが、それに慣れていない人では少し疲れる事もあるのは仕方がないでしょう。
以上、軽自動車に対する誤解4選でした。