車に傷覚悟?洗車機を利用する際の注意点は?
更新日:2024.09.17
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愛車への強い思いから「洗車といえば手洗いにこだわる!」というオーナーもいるだろう。しかし、最近の機械洗車はかつてほど傷がついたりはしない。洗車機によってつく細かい傷(いわゆる洗車傷)はブラシがボディに当たることが原因だが、そのブラシについて最近ではウレタンなどのソフトな素材にすることで洗車傷が付きづらいよう工夫されている。
文・山本晋也
文・山本晋也
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- もはや「洗車傷」は死語の世界? 拭き上げのほうに気を付けたい
もはや「洗車傷」は死語の世界? 拭き上げのほうに気を付けたい
とはいえ、丁寧な手洗い洗車に比べれば洗車傷がつきやすいのも事実。しかしながら、丁寧な手洗い洗車とは、しっかりと水をかけて表面のほこりや汚れを浮かし、高圧洗浄によって吹き飛ばしてから、泡立て洗剤によって表面をなぞるようにして汚れを落とすというレベルである。
いきなり水をかけながらスポンジでボディをこするようなレベルの手洗いと比べると、いまどきの機械洗車のほうが洗車傷は付きづらいといえる。洗車の仕上がりでいうと、上手な手洗い>機械洗車>素人の手洗い、といった順番になるだろうか。
ボディカラーでいえば、ブラック系は洗車傷が目立ちやすいので、ボディの輝きを維持したいなら上手な手洗いが必須。一方でホワイト系のボディは傷が目立ちづらいので洗車機を使ってもさほど気にならないだろう。
ちなみに、傷も目立たず、汚れも目立ちづらいのはシルバーやグレー系のボディカラー。なかなか洗車をする時間が取れない、洗車しやすい環境にないというユーザーならばシルバー系を選んでおくと、クルマが汚れていても目立たないというメリットがある。
いきなり水をかけながらスポンジでボディをこするようなレベルの手洗いと比べると、いまどきの機械洗車のほうが洗車傷は付きづらいといえる。洗車の仕上がりでいうと、上手な手洗い>機械洗車>素人の手洗い、といった順番になるだろうか。
ボディカラーでいえば、ブラック系は洗車傷が目立ちやすいので、ボディの輝きを維持したいなら上手な手洗いが必須。一方でホワイト系のボディは傷が目立ちづらいので洗車機を使ってもさほど気にならないだろう。
ちなみに、傷も目立たず、汚れも目立ちづらいのはシルバーやグレー系のボディカラー。なかなか洗車をする時間が取れない、洗車しやすい環境にないというユーザーならばシルバー系を選んでおくと、クルマが汚れていても目立たないというメリットがある。
洗車傷は拭き上げ時にもつきやすい。その点において、プロの手洗い洗車や洗車機ではブロアーの高圧エアによって水を飛ばしてしまうが、そうした設備がないと水をウェスで拭くことになり、その際に塗装表面を傷めやすい。せめて、水の吸収力があってソフトな「セームタオル」と呼ばれる洗車クロスを使いたい。
ガソリンスタンドなどで機械洗車を利用したのちに、用意されているウェス(雑巾)でボディを拭き上げることもあるだろうが、下手に拭き上げるくらいであれば、すぐに走り出して走行風で水を飛ばしてしまうほうがボディに傷は付きづらかったりする。
ただし、水が残ってしまうとシミになってしまうので、走行して水を飛ばしてから、仕上げで拭き上げる必要はある。横着できるという話ではないので注意してほしい。
ガソリンスタンドなどで機械洗車を利用したのちに、用意されているウェス(雑巾)でボディを拭き上げることもあるだろうが、下手に拭き上げるくらいであれば、すぐに走り出して走行風で水を飛ばしてしまうほうがボディに傷は付きづらかったりする。
ただし、水が残ってしまうとシミになってしまうので、走行して水を飛ばしてから、仕上げで拭き上げる必要はある。横着できるという話ではないので注意してほしい。
山本晋也
自動車メディア業界に足を踏みいれて四半世紀。いくつかの自動車雑誌で編集長を務めた後フリーランスへ転身。近年は自動車コミュニケータ、自動車コラムニストとして活動している。ジェンダーフリーを意識した切り口で自動車が持つメカニカルな魅力を伝えることを模索中。