新車購入者の9割が装着? 純正フロアマットを選ぶメリットとは?
更新日:2024.09.09
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車内足元に敷いて、泥汚れやホコリが舞うことを抑えてくれるフロアマット。標準装備品のように思われていますが、じつはディーラーオプションです。社外のフロアマットなら、価格も安く、種類も豊富にあるにも関わらず、ほとんどの方が純正品を購入しています。多くのドライバーが純正フロアマットを選ぶのには、どんな理由があるのでしょうか。
文・吉川賢一
文・吉川賢一
純正フロアマットを選ぶ理由は?
現在、新車購入者の9割がオプションで純正フロアマットを装着しています。
その理由の一つに、以前は標準装備されていたため、フロアマットは必需品というイメージの定着から、いまでも多くの方が新車購入の際に迷わず購入しているということがあるようです。
また、新車という高額の買い物をする方にとって、フロアマットの数万円という出費はそれほど気にならず、ディーラーの営業マンに勧められるがまま断れずに購入するというのも理由に挙げられます。
その理由の一つに、以前は標準装備されていたため、フロアマットは必需品というイメージの定着から、いまでも多くの方が新車購入の際に迷わず購入しているということがあるようです。
また、新車という高額の買い物をする方にとって、フロアマットの数万円という出費はそれほど気にならず、ディーラーの営業マンに勧められるがまま断れずに購入するというのも理由に挙げられます。
純正フロアマットのメリットとは?
そんな純正フロアマットには、メリットが数多くあります。
まずはなんといっても、車種専用のデザインとなっているので車両の形状にぴったりフィットすること。車種によっては、固定できる構造になっており、浮いたりズレたりする心配もありません。
デザインも布マットであれば、車名のプレートや刺繍が施されていて高級感がありますし、ラバーマットでもインテリアに馴染むように設計がされています。 さらに高級車ともなれば、フロアからの振動を吸収する毛足の長い素材を使い、走行中の静粛性向上にも役立っています。
その他、消臭機能付きのマットでは、タバコや汗、ペットなどの匂いの軽減にも効果が期待できます。また、各メーカーとも3年間6万キロの保証対象という高い耐久性と信頼性もメリットです。
まずはなんといっても、車種専用のデザインとなっているので車両の形状にぴったりフィットすること。車種によっては、固定できる構造になっており、浮いたりズレたりする心配もありません。
デザインも布マットであれば、車名のプレートや刺繍が施されていて高級感がありますし、ラバーマットでもインテリアに馴染むように設計がされています。 さらに高級車ともなれば、フロアからの振動を吸収する毛足の長い素材を使い、走行中の静粛性向上にも役立っています。
その他、消臭機能付きのマットでは、タバコや汗、ペットなどの匂いの軽減にも効果が期待できます。また、各メーカーとも3年間6万キロの保証対象という高い耐久性と信頼性もメリットです。
純正品の模倣による逮捕の事例
純正フロアマットは、各メーカーで意匠登録されており、各車種のシートパターンに合わせたデザインを許可無く模倣することができないことになっています。
ところが、2012年にホンダアクセスが意匠登録したフィット用純正フロアマットの模倣品が、インターネット上で安く無断販売されるという事例が発生。ホンダアクセスによる複数回の警告にも応じなかった販売会社社長は、知的財産権を侵害したとして意匠法違反の疑いで逮捕されました。
ところが、2012年にホンダアクセスが意匠登録したフィット用純正フロアマットの模倣品が、インターネット上で安く無断販売されるという事例が発生。ホンダアクセスによる複数回の警告にも応じなかった販売会社社長は、知的財産権を侵害したとして意匠法違反の疑いで逮捕されました。
最初にも説明したように、フロアマットはオプション品であり、必ず購入しなければいけないというものではありません。
社外品は、価格が安く、さまざまな機能やデザインがあり、純正品とは違った楽しみがあります。どちらを選ぶかは自由ですが、純正品は、車種ごとに仕様が変わっているなどの特別感と、室内の統一感という点では、社外品よりも一段上にあると言って良いでしょう。
社外品は、価格が安く、さまざまな機能やデザインがあり、純正品とは違った楽しみがあります。どちらを選ぶかは自由ですが、純正品は、車種ごとに仕様が変わっているなどの特別感と、室内の統一感という点では、社外品よりも一段上にあると言って良いでしょう。
吉川賢一
モーターエンジニア兼YouTubeクリエイター。11年間、日産自動車にて操縦安定性-乗心地の性能技術開発を担当。次世代車の先行開発を経て、スカイラインやフーガ等のFR高級車開発に従事。その後、クルマの持つ「本音と建前」を情報発信していきたいと考え、2016年10月に日産自動車を退職。ライター兼YouTube動画作成をしながら、モータージャーナリストへのキャリア形成を目指している。