気になる車のロードノイズ。簡単にできる対策は?

高速道路

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運転中、気になる車のロードノイズ。その原因となる代表的なものといえば、タイヤが路面にふれることで引き起こす摩擦や衝突音ですが、それ以外にも車を構成するパーツの共振音や、スピードを上げたときの風切り音などもロードノイズと呼ばれています。では、これらの騒音はどのようにして対策すればよいのでしょうか。

文・CarMe編集部
Chapter
風切り音の対策
タイヤによるロードノイズの対策
遮音によるロードノイズ対策
制振材によるロードノイズ対策
デッドニングによるロードノイズ対策

風切り音の対策

高速で走行すると、車内の空気が外へと流出する負圧が働き、風切り音が発生します。さらに自動車のドアミラーなどの出っ張り部分が高速走行時の風の流れの邪魔になって、風切り音が発生することもあります。車の形状そのものを簡単にいじることはできませんが、ドアなど開口部で発生する風切り音は、対策によって抑制することができます。

具体的には、サイドウインドウ部の密着性を高めて空気の流出量を可能な限り減らします。ここで重要になるのが、"ウェザーストリップ"と呼ばれるゴム製のパーツ。これが劣化していると風切り音が大きくなります。

さらに隙間を埋めたい方は、ロードノイズ防止の専用モールがカーショップで販売されているので、それらを使うのも効果的です。

タイヤによるロードノイズの対策

自動車のタイヤには、排水性を高めるためにさまざまな形状の溝(パターン)が描かれており、これがロードノイズを引き起こす要因となっています。ほかにも路面の凸凹や、舗装の状態によってもロードノイズが引き起こされることがあります。

この2つのロードノイズを解消するためには、タイヤの硬さとパターン形状の工夫が必要です。例えば、「静音タイヤ」と呼ばれているものがあります。タイヤにはいくつかの特性があり、燃費性能やグリップ力、快適性などを考慮したタイヤが存在するのですが、そのなかでも静粛性にこだわっているのが、この静音タイヤです。

静音タイヤに交換することで、ロードノイズを根本から解消することが可能となります。

遮音によるロードノイズ対策

車外で発生したロードノイズをなるべく車内に入ってこないようにするためには、遮音パーツを使うのが効果的です。

もっとも有効なのは厚みのあるフロアマットを用いることですが、それ以外にもラゲッジフロアに敷くマットやシートポスト部のネジなどに取り付ける遮音プレートなどもあり、ロードノイズ対策には効果的です。

制振材によるロードノイズ対策

振動によって引き起こされるロードノイズを解消するためにはパーツが共振することを防ぐのが重要です。特にインストゥルメントパネルやセンターコンソールのたてつけが良くないと、それらが振動することでノイズが発生します。

高級車の場合は、これらパーツがきっちりと組まれていることがほとんどですが、一般的な車になるとかならずしもその限りではありません。これらの共振を抑えるため、隙間部分にはめ込むだけの製品がカーショップで販売されているので、それらを使ってみるのもおススメです。

デッドニングによるロードノイズ対策

本格的なロードノイズの解消法としておススメなのがデッドニング。ドアの内張りを外して、ドアパネルにウレタンやゴムなどの防振材を取り付けることで、ロードノイズを解消するとともに車内で聴くオーディオがクリアに聞こえるようになります。

デッドニングはカーショップなどでプロに施工してもらうことができますが、比較的簡単にできるので、自分でドアの内張りを外してホームセンターなどで防振材を購入してDIYでおこなう方も増えています。


ロードノイズが低減されると車内での余計なストレスがなくなります。特に長距離移動の際の、ロードノイズによる疲労は想像以上。さらにオーディオが聞こえにくかったり、同乗者との会話が聞き取りづらいといったことがなくなり、快適な運転が楽しめます。

静かになった車内はまるで高級車にでも乗っているかのような印象にもなるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょう。

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