F1技術を投入したハイパーカー「アストンマーティン ヴァルキリー」とは?

AM-RB 001 ヴァルキリー

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F1のテクノロジーが注ぎ込まれたスーパーカーといえば、マクラーレン F1に始まるマクラーレンのスーパーカーシリーズが有名どころですが、アストンマーティンとレッドブルレーシングがハイパーカーを共同開発。それがAM-RB 001「ヴァルキリー」です。
Chapter
アストンマーティン ヴァルキリーとは|スーパーカーを超えたハイパーカーとは?
アストンマーティン ヴァルキリーとは|エイドリアン・ニューウェイの出世作となるか
AM-RB 001「ヴァルキリー」動画
アストンマーティン ヴァルキリーとは|ソーセージとマッシュポテトから生まれた?
アストンマーティン ヴァルキリーとは|パワーウェイトレシオ1.0!スペックやデザインは?
AM-RB 001「ヴァルキリー」画像

アストンマーティン ヴァルキリーとは|スーパーカーを超えたハイパーカーとは?

ハイパーカーあるいはエキゾチックカーというジャンルが成立しつつある、”超スーパーカー”の世界。

それまでは、1~2億円という価格が限度で、限定とはいえ数百台単位で生産されていたスーパーカーと異なり、ハイパーカーは贅沢な素材を使って極限まで高性能を追求。価格も3億円、4億円が当たり前になっています。

そういった高額商品を購入することができるユーザーは、世界を見渡してもほんのひと握り。生産台数もおのずと少なく、極端な場合には、わずか数台にとどまります。

とはいえ、お金に困らない人というものはいるもので、そうした超高額なハイパーカーでも、発表されて実車が登場する前に完売することはザラです。

アストンマーティンは、2015年にサーキット専用モデルのヴァルカンを限定24台、3億3,000万円で販売。それに続いて、2019年にAM-RB 001「ヴァルキリー」のデリバリーを開始する予定です。

アストンマーティン ヴァルキリーとは|エイドリアン・ニューウェイの出世作となるか

ヴァルキリーが注目されている理由は、F1テクノロジーが注ぎ込まれたハイパーカーであることに加え、マシンデザインをレッドブルレーシングのチームメカニカルディレクター、エイドリアン・ニューウェイが手がけたことにあります。

第2期ホンダ F1時代に、アイルトン・セナとアラン・プロストのドライブで、圧倒的な速さを誇ったMP4/4を作った、ゴードン・マーレーというデザイナーは、後にマクラーレン・カーズで初のスーパーカー、マクラーレン F1を作りました。

そのゴードン・マーレーとマクラーレン F1の関係のように、ヴァルキリーは、ウィリアムズ、マクラーレン、レッドブルで才能を発揮したエイドリアン・ニューウェイが、ハイパーカーのデザイナーとして活躍する最初の1台になるのではといわれています。

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アストンマーティン ヴァルキリーとは|ソーセージとマッシュポテトから生まれた?

ヴァルキリーを開発するきっかけは、イギリスのとあるパブで、エイドリアンとレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナー、そしてアストンマーティンのCEO アンディ・パーマー博士が、ソーセージとマッシュポテトで食事をしたことから始まったそうです。

イギリスの食事と言えば、最大限の褒め言葉として「とにかく食べられる」というのが通り相場ですが、田舎のパブのマッシュポテトとソーセージには見るべきものがある場合もあると聞きます。

そのパブでは当たりだったのか外れだったのかわかりません。当たりならイギリスの食事も(場合によっては)捨てたものではない、このソーセージとマッシュポテトのように…となります。

外れならば、ろくでもない食事で会話に詰まった挙句、ハイパーカーでも一緒に作ろうと思うがどうだろうと、誰かが言いだしたのかもしれません。

ともあれ、パブでのソーセージとマッシュポテトによる食事から生まれたことだけは事実のようです。

アストンマーティン ヴァルキリーとは|パワーウェイトレシオ1.0!スペックやデザインは?

ヴァルキリーは、全身エアロパーツとも言える、空力効果の高そうなボディにより、強力なダウンフォースが約束されています。もちろん空力だけではなく冷却にも配慮されており、ミドシップに搭載されたV12エンジンを十分に冷却します。

V6ツインターボやV8シングルターボも検討されたなか、最終的に選ばれたV12エンジン+ハイブリッドシステムのスペックは、1,000ps以上になると言われています。

仮に車重1,000kgであれば1,000psで、パワーウェイトレシオは1.0になりますが、それよりも優れたスペックになる可能性も捨てきれません。後に発表されるという技術詳細にも注目が集まります。

今後は数台のプロトタイプと25台のサーキット専用バージョンによるレースへの参戦を経て、99~150台の量産車が2019年からデリバリーが開始される予定です。

はたしてどんなハイパーなスペックになるのか、また実車はどんなパフォーマンスをみせてくれるのか、いまから楽しみですね。

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