史上最高額約54億円!オークションで高値が付いたクルマ5選

フェラーリ 250GTO(1962)オークション

お金に糸目をつけず、好きなクルマに乗れるとしたら…なんて考えたことはありませんか?カーマニアのなかには、数台しか作られなかった憧れの名車や、さまざまな理由で希少になったクルマをオークションで落札し、購入する人がいます。日本円で10億円以上という驚きの値がついた、マニア垂涎のクルマをメーカー別に紹介します。

文・立花義人

シェルビー コブラ260(1962)

イギリスの自動車メーカー、ACカーズが1953年から製造していた自動車ACエースは、英国ブリストル社製のエンジンを搭載していましたが、1961年に同社がエンジンの製造を中止すると、ACカーズは他メーカーによるエンジン提供を模索することになります。

こうした状況のなか、ヨーロッパのスポーツカーに対抗できる性能のクルマを作る計画を持っていた米国の元レーサー、キャロル・シェルビーがACカーズにクルマの製作を提案します。

ACカーズはエンジンの調達をシェルビーが行うことを条件に提案を受け入れ、フォード製の最新型4.2L V8エンジンの供給を得て車輌の製作に入ります。

こうして英米合作ともいえる『コブラ 260』が誕生します。260という数字は、260キュービックインチ(cu.in)のことで、エンジンの総排気量を表しています。

その後コブラシリーズは、MKⅡ、MKⅢと進化し、427コブラまで発展。260は、その最初期モデルとなります。こちらは、2016年のオークションで1,375万ドル(約15億円)という値が付けられています。

ジャガー Cタイプ (1953)

1951年にイギリスの自動車メーカージャガーが製作したレーシングカーです。その年のル・マン24時間レースで初優勝し、ジャガーのイメージ向上のきっかけとなったモデルです。

その後、52年モデルではグリルを小型化したためオーバーヒートに悩まされ、レースでは結果を残せませんでしたが、翌年のモデル変更ではボディを変更して軽量化も果たし、エンジンもパワーアップさせます。

ジャガーCタイプは、全体で53台が製作され、この改良された1953年モデルは2015年のオークションで、1,320万ドル(約15億円)の値が付いています。

<次のページに続く>
次ページ
フェラーリ 250GTO(1962)