まわりと差をつける!? ちょっと旧めなオープンカー5選
更新日:2024.09.09
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風を感じながらワインディングを駆る感覚は、オープンカーならではのもの。冬もシートヒーターや暖房によって想像以上に快適です。そんな季節を問わずに楽しめるオープンカーですが、趣味性の高さゆえ、なかなか手を出しにくいのも事実。そこで今回は、少し旧めのオープンカーをセレクトしてみました。新車では手を出しにくいオープンカーも、価格のこなれた旧めのモデルなら手が届きやすいはず。ちょっとひねりのあるセレクトで、ライバルに差をつけてみるのはいかがでしょうか。
文・西山昭智
文・西山昭智
①ボルボ C70 カブリオレ
発売当時の新車価格:¥4,950,000
ボルボといえばステーションワゴンが有名ですが、過去にオープンカーを手がけていたこともあります。1997年に登場した2ドアクーペのC70は、2001年に電動式のソフトトップを採用した大人が4名乗車できるオープンモデル、C70 カブリオレを追加しました。
オープンモデルといえどもさすがにボルボ、安全装備には抜かりはありません。
WHIPSと呼ばれる後部衝撃吸収リクライニング機構付きフロントシートやプリテンショナー付きシートベルトだけなく、オープン時の横転に備えて乗員を保護するロールオーバープロテクションシステム(ROPS)も装備。リアシート後方からROPSバーが立ち上がり、頑丈なAピラーと合わせて乗員を守ってくれるようになっています。
発売当時のライバル、BMW 330Ci カブリオレやメルセデス・ベンツ CLKでしたが、ドイツ勢よりも新車価格が控えめだったのもC70 カブリオレの特長でした。エアコンだけでなくシートヒーターも装備しているので、冬場のオープンツーリングでもストレスがありません。
C70 カブリオレは、2006年にフルモデルチェンジを敢行。ソフトトップから3分割式のリトラクタブルハードトップに変更され、クーペとカブリオレを統一。安全面では、当時カブリオレでは世界初のドア内蔵カーテンシールドエアバッグを採用するなど向上されました。
また、上級グレードには車速に合わせてボリュームを自動で調整する、プレミアムサウンドシステムが装備され、オープン時でも最適な音量で音楽が楽しめるようになっています。
ちなみに2代目の新車価格は、¥4,690,000(ベースモデル)。2012年まで生産されており、最終モデルの新車価格は、¥5,990,000(T5)でした。屋根を閉じればクローズドルーフと変わらず、大人4名がきちんと乗れるのでおすすめです。
ボルボといえばステーションワゴンが有名ですが、過去にオープンカーを手がけていたこともあります。1997年に登場した2ドアクーペのC70は、2001年に電動式のソフトトップを採用した大人が4名乗車できるオープンモデル、C70 カブリオレを追加しました。
オープンモデルといえどもさすがにボルボ、安全装備には抜かりはありません。
WHIPSと呼ばれる後部衝撃吸収リクライニング機構付きフロントシートやプリテンショナー付きシートベルトだけなく、オープン時の横転に備えて乗員を保護するロールオーバープロテクションシステム(ROPS)も装備。リアシート後方からROPSバーが立ち上がり、頑丈なAピラーと合わせて乗員を守ってくれるようになっています。
発売当時のライバル、BMW 330Ci カブリオレやメルセデス・ベンツ CLKでしたが、ドイツ勢よりも新車価格が控えめだったのもC70 カブリオレの特長でした。エアコンだけでなくシートヒーターも装備しているので、冬場のオープンツーリングでもストレスがありません。
C70 カブリオレは、2006年にフルモデルチェンジを敢行。ソフトトップから3分割式のリトラクタブルハードトップに変更され、クーペとカブリオレを統一。安全面では、当時カブリオレでは世界初のドア内蔵カーテンシールドエアバッグを採用するなど向上されました。
また、上級グレードには車速に合わせてボリュームを自動で調整する、プレミアムサウンドシステムが装備され、オープン時でも最適な音量で音楽が楽しめるようになっています。
ちなみに2代目の新車価格は、¥4,690,000(ベースモデル)。2012年まで生産されており、最終モデルの新車価格は、¥5,990,000(T5)でした。屋根を閉じればクローズドルーフと変わらず、大人4名がきちんと乗れるのでおすすめです。
②プジョー 307 CC
発売当時の新車価格:¥3,780,000〜
プジョー 307 CCも、大人4名が乗車できるオープンカーです。コンパクトな206にもオープンモデルのCCがありましたが、あちらの後席はエマージェンシー的なもので、実質2+2といったレイアウト。4名乗車にこだわるなら、こちらがおすすめです。
CCは「クーペ・カブリオレ」の意味で、電動格納式のメタルトップを採用するモデルに付けられた名前。この開閉式のメタルトップは、戦前から生産していたというある意味プジョーのお家芸的なスタイルです。
プジョー 307 CCも、大人4名が乗車できるオープンカーです。コンパクトな206にもオープンモデルのCCがありましたが、あちらの後席はエマージェンシー的なもので、実質2+2といったレイアウト。4名乗車にこだわるなら、こちらがおすすめです。
CCは「クーペ・カブリオレ」の意味で、電動格納式のメタルトップを採用するモデルに付けられた名前。この開閉式のメタルトップは、戦前から生産していたというある意味プジョーのお家芸的なスタイルです。
③シトロエン C3 プルリエル
発売当時の新車価格:¥2,790,000
2005年にC3の派生モデルとしてデビューしたC3 プルリエル。フランス語で「複数」を意味しており、なんとAピラーから続くサイドアーチを丸ごと取り外すことができるようになっています。
天井部分はソフトトップになっており、サイドアーチをつけて幌を完全に閉じればクーペとして使え、幌を開ければカブリオレに変身。さらにサイドアーチを完全に取り外せば、完全なオープンモデルとしても使えます。
なかでも、アーチがついたまま幌を格納すると、C3プルリエルでしか生まれない唯一無二のスタイルに。せっかくオープンカーを選ぶなら、こんな個性的な1台もおすすめです。
2005年にC3の派生モデルとしてデビューしたC3 プルリエル。フランス語で「複数」を意味しており、なんとAピラーから続くサイドアーチを丸ごと取り外すことができるようになっています。
天井部分はソフトトップになっており、サイドアーチをつけて幌を完全に閉じればクーペとして使え、幌を開ければカブリオレに変身。さらにサイドアーチを完全に取り外せば、完全なオープンモデルとしても使えます。
なかでも、アーチがついたまま幌を格納すると、C3プルリエルでしか生まれない唯一無二のスタイルに。せっかくオープンカーを選ぶなら、こんな個性的な1台もおすすめです。
④ルノー メガーヌ グラスルーフ カブリオレ
発売当時の新車価格:¥3,885,000
メガーヌの新しい仲間として2005年に登場したグラスルーフ カブリオレ。ワングレードのみの設定で、世界初の電動グラスルーフトップを備え、22秒でラゲッジスペースに格納することができるようになっています。
シートヒーター内蔵レザーシートや保温&保冷機能付きのグローブボックスなど、この価格でありながら快適機能を標準装備していたのもポイント。
ハードトップとはひと味違った雰囲気を持つグラスルーフは、天井部分もガラスでできており、クローズドルーフにしても、室内が明るく開放的。赤外線や紫外線を遮断するガラスが使われているので、夏でも安心して乗ることができます。
メガーヌの新しい仲間として2005年に登場したグラスルーフ カブリオレ。ワングレードのみの設定で、世界初の電動グラスルーフトップを備え、22秒でラゲッジスペースに格納することができるようになっています。
シートヒーター内蔵レザーシートや保温&保冷機能付きのグローブボックスなど、この価格でありながら快適機能を標準装備していたのもポイント。
ハードトップとはひと味違った雰囲気を持つグラスルーフは、天井部分もガラスでできており、クローズドルーフにしても、室内が明るく開放的。赤外線や紫外線を遮断するガラスが使われているので、夏でも安心して乗ることができます。
⑤フォルクスワーゲン ニュービートル カブリオレ
発売当時の新車価格:¥3,330,000
目立ち度でいえば、フランスやスウェーデンのオープンカーに引けを取らないのがこちら。1999年にデビューしたニュービートルの新しい仲間として、2003年にラインナップに加わったカブリオレは、13秒で開閉できる電動ソフトトップを装備。
ソフトトップは頑丈な3層構造で、非常に高い防水性や断熱効果を持ち、リアウインドウには熱線入りガラスが使われているので、幌を閉めた状態でも快適な乗り心地を実現しています。
レザーシートにはシートヒーターを標準で装備し、10スピーカーサウンドシステムも標準装備するなど、オープン時のドライブを快適にする装備が盛りだくさん。
見た目ばかりが先行しがちですが、フォルクスワーゲンが手がけているソフトトップの耐久性も高く、安心して乗り続けられる1台です。
目立ち度でいえば、フランスやスウェーデンのオープンカーに引けを取らないのがこちら。1999年にデビューしたニュービートルの新しい仲間として、2003年にラインナップに加わったカブリオレは、13秒で開閉できる電動ソフトトップを装備。
ソフトトップは頑丈な3層構造で、非常に高い防水性や断熱効果を持ち、リアウインドウには熱線入りガラスが使われているので、幌を閉めた状態でも快適な乗り心地を実現しています。
レザーシートにはシートヒーターを標準で装備し、10スピーカーサウンドシステムも標準装備するなど、オープン時のドライブを快適にする装備が盛りだくさん。
見た目ばかりが先行しがちですが、フォルクスワーゲンが手がけているソフトトップの耐久性も高く、安心して乗り続けられる1台です。
オープンカーというと2シータースポーツを連想しがちですが、紹介したのは実用性も高い4名乗車のものばかりです。いずれもちょっと旧めで発売当時の新車価格もアンダー500万円なので、現在ではかなりお買い得な相場になっています。
これ1台で普段の生活から週末のドライブまでまかなえるのであれば、かなりお得なお買い物になるかもしれません。ハードルが高めなオープンカーだからこそ、こんな実用性もありつつ、ちょっと目立ちそうな旧型モデルを選んでみるのはいかがでしょうか。
これ1台で普段の生活から週末のドライブまでまかなえるのであれば、かなりお得なお買い物になるかもしれません。ハードルが高めなオープンカーだからこそ、こんな実用性もありつつ、ちょっと目立ちそうな旧型モデルを選んでみるのはいかがでしょうか。
西山昭智
大学卒業後自動車雑誌の編集部へ入社。アメリカ車を皮切りに輸入中古車やスーパーカー専門誌の編集部を経て独立。現在も紙媒体の自動車雑誌で編集および執筆を行なっている。正規販売ディーラーや中古車専門店などに取材を行なうことが多く、現場でしか聞けない業界の裏話的なものも取り扱い中。好きな車はフランス車。