活躍する日本人女性レーシングドライバーたち
更新日:2024.09.09
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レーシングドライバーというと、どうしても男っぽいイメージが強く、女性ドライバーといっても、あまりピンとこないのではないでしょうか。しかし、世界には女性レーシングドライバーも沢山いて、過去にはF1まで上り詰めたドライバーもいました。日本人では、そこまで上り詰めた女性はいませんが、サーキットに足を運べば、女性ドライバーが活躍しています。今回は、レーシングシーンで戦っている、日本人女性レーシングドライバーを紹介していきます。
文・吉川賢一
文・吉川賢一
活躍する日本人女性レーシングドライバー①:野田樹潤(のだじゅじゅ)
動画:朝日新聞
2006年2月生まれ。現在12歳の、中学生プロドライバーです。3歳からカートに乗り始め、4歳でカートレースデビューをはたしています。元F1レーサーの父・野田英樹氏の指導のもと、各レースに出場し、次々と最年少優勝を達成してきました。
2017年4月のU17のデビュー戦では、11歳ながら240km/hを出すF4プロレーシングドライバーとして優勝しており、最年少F4ドライバーとして、鈴鹿サーキットデビューもはたしています。
驚くべきポイントは、レースに対するマインドの強さです。レース後のインタビューでライバルを聞かれた際、「自分です。決勝で予選時の自分のタイムを切ったので今日は私の勝ち」と言い放つ野田選手は、今後も進化を続けていくことでしょう。
2006年2月生まれ。現在12歳の、中学生プロドライバーです。3歳からカートに乗り始め、4歳でカートレースデビューをはたしています。元F1レーサーの父・野田英樹氏の指導のもと、各レースに出場し、次々と最年少優勝を達成してきました。
2017年4月のU17のデビュー戦では、11歳ながら240km/hを出すF4プロレーシングドライバーとして優勝しており、最年少F4ドライバーとして、鈴鹿サーキットデビューもはたしています。
驚くべきポイントは、レースに対するマインドの強さです。レース後のインタビューでライバルを聞かれた際、「自分です。決勝で予選時の自分のタイムを切ったので今日は私の勝ち」と言い放つ野田選手は、今後も進化を続けていくことでしょう。
活躍する日本人女性レーシングドライバー②:小山美姫(こやまみき)
1997年9月生まれ、現在20歳のレーシングドライバーです。5歳のころからレーシングカートを始め、現在はFIA-F4 Japan Championship に参戦しています。名前は”美しいお姫さま”ですが、男女区別のないレースの世界で、優勝を目指して日々戦っています。
将来の夢は「F1ドライバーになること」。F1を目指して、父と2人3脚のスパルタ教育を受けてきました。必死に食らいつきながら、努力でレーシングドライバーとしてのキャリアの未来を切り拓こうとしています。
過去のインタビューでは「FIA-F4で毎戦ポイント圏内を争い、ランキング上位が見えるポジションにつけていたい。そして女子初のポイント獲得が最初の目標、その次は表彰台。SRS-Fでもスカラシップを獲得できるように努力したい」という、負けず嫌いで強い意志を見せてくれています。
将来の夢は「F1ドライバーになること」。F1を目指して、父と2人3脚のスパルタ教育を受けてきました。必死に食らいつきながら、努力でレーシングドライバーとしてのキャリアの未来を切り拓こうとしています。
過去のインタビューでは「FIA-F4で毎戦ポイント圏内を争い、ランキング上位が見えるポジションにつけていたい。そして女子初のポイント獲得が最初の目標、その次は表彰台。SRS-Fでもスカラシップを獲得できるように努力したい」という、負けず嫌いで強い意志を見せてくれています。
活躍する日本人女性レーシングドライバー③:井原慶子(いはらけいこ)
女性のレーシングドライバーとしては、もっとも有名な井原 慶子選手。1973年7月生まれのレーシングドライバーで、大学生のころに始めたモデル業の一環としてレースクイーンを始め、 1998年にレースクイーンの頂点とも言われたF1ベネトンレースクイーンのグランプリに選ばれています。
そのレースクイーンとしての仕事のなかで、モータースポーツに惹かれ、みずからレースに出場したいと考えるようになり、メーカーのインストラクターやスタッフから、運転操作やモータースポーツの心得を学びました。
その後、1999年25歳でレーシングドライバーとしてデビュー。国内外のレースに参戦し、華麗な成績を築いていきました。
2012年に日本人初、世界女性初でWEC世界耐久選手権にフル参戦。2013年には、同シリーズドライバーズランキング22位、女性では最高位を獲得、仏ルマン24時間耐久レースをも完走するという異色の経歴を持っています。
さらには、2018年4月、日産自動車の独立社外取締役に選任されることが発表されました。井原さんは現在44歳、最年少での取締役となります。
そのレースクイーンとしての仕事のなかで、モータースポーツに惹かれ、みずからレースに出場したいと考えるようになり、メーカーのインストラクターやスタッフから、運転操作やモータースポーツの心得を学びました。
その後、1999年25歳でレーシングドライバーとしてデビュー。国内外のレースに参戦し、華麗な成績を築いていきました。
2012年に日本人初、世界女性初でWEC世界耐久選手権にフル参戦。2013年には、同シリーズドライバーズランキング22位、女性では最高位を獲得、仏ルマン24時間耐久レースをも完走するという異色の経歴を持っています。
さらには、2018年4月、日産自動車の独立社外取締役に選任されることが発表されました。井原さんは現在44歳、最年少での取締役となります。
活躍する日本人女性レーシングドライバー④:池島 実紅(いけじまみく)
※写真一番右
1997年1月生まれ。現在20歳のレーシングドライバーです。10歳でレーシングカートを始め、小さいころから「プロになりたい」という目標を持ち、現在はレーシングチームでマネージャーをしながら、入門用のフォーミュラレースFIA-F4(スポット参戦)、86/BRZ Race、競争女子の3つのカテゴリーに出場しています。
マネージャーとしてレーシングチーム運営に携わったことで、”勝利”という同じ目標を見て活動するプロレーシングチームの仕事に魅力を感じたそうで、「こいつを勝たせたい」と思わせるような、人を惹きつけるドライバーになりたいという思いを胸にレースに参戦しています。
また、レース参戦や車両にかかる莫大な資金を、クラウドファインディング等を活用して募り、自らプロデュースをしたグッズ販売もしながら活動している女性レーシングドライバーです。
1997年1月生まれ。現在20歳のレーシングドライバーです。10歳でレーシングカートを始め、小さいころから「プロになりたい」という目標を持ち、現在はレーシングチームでマネージャーをしながら、入門用のフォーミュラレースFIA-F4(スポット参戦)、86/BRZ Race、競争女子の3つのカテゴリーに出場しています。
マネージャーとしてレーシングチーム運営に携わったことで、”勝利”という同じ目標を見て活動するプロレーシングチームの仕事に魅力を感じたそうで、「こいつを勝たせたい」と思わせるような、人を惹きつけるドライバーになりたいという思いを胸にレースに参戦しています。
また、レース参戦や車両にかかる莫大な資金を、クラウドファインディング等を活用して募り、自らプロデュースをしたグッズ販売もしながら活動している女性レーシングドライバーです。
異色の経歴をもつ女性レーシングドライバーから、将来が有望なレーシングドライバーまで、まだまだ知られていない女性レーシングドライバーが多くいます。今後、世界のレーシングシーンでも、日本人女性ドライバーの名を聞く日が来ることを期待したいです。
吉川賢一
モーターエンジニア兼YouTubeクリエイター。11年間、日産自動車にて操縦安定性-乗心地の性能技術開発を担当。次世代車の先行開発を経て、スカイラインやフーガ等のFR高級車開発に従事。その後、クルマの持つ「本音と建前」を情報発信していきたいと考え、2016年10月に日産自動車を退職。ライター兼YouTube動画作成をしながら、モータージャーナリストへのキャリア形成を目指している。