日本はセンチュリー、では中国は?各国が代表するショーファードリブンカーを紹介

【東京モーターショー2017】トヨタ センチュリー

あまり耳慣れない「ショーファードリブンカー」という言葉。これは運転手「Chauffeur(ショーファー)」が運転する「Driven(ドリブン)」車のことで、いわば運転手がハンドルを握る高級車のこと。運転は専属のドライバーに任せ、自らは後席に乗ることになるため、ショーファードリブンカーで最も大切になるのがリアシートの快適性と豪華な装備内容です。そこで今回は、世界各国でつくられているショーファードリブンカーを豪華な装備内容とともにご紹介いたします。

 文・西山昭智

イギリス代表:ロールス・ロイス ファントム

世界中の王家や貴族、富裕層から愛され続けてきたショーファードリブンカーの代名詞的なブランドがこのロールス・ロイス。かつて天皇家でも御料車としてロールス・ロイスを使用していました。

そんなロールス・ロイスの中でも不動の地位を獲得するモデルが、1907年に製作されたシルバーゴーストで、その後継モデルとなるのがファントムです。現在はBMW傘下のもとで、21世紀版のロールス・ロイス ファントムが2003年にデビューし、2017年にはフルモデルチェンジを受け、新型ファントムへと生まれ変わりました。

およそ130kgもの遮音材と二重ガラスの採用により圧倒的な静粛性を達成した新型ファントム。タイヤも静音性を重視したサイレントシール構造のものを採用し、ファントムの名に相応しい仕上がりとなっています。

インストゥルメントパネルにはガラスパネルを使用し、あえてアナログ時計にするなどロール・ロイスらしいこだわりも満載。アームレストに内蔵されたコントローラーには、スピリット・オブ・エクスタシーが描かれています。

リアシートにはせり上がり式フットレストが内蔵され、フロントシート裏面のテーブルを引き出すと巨大な液晶ディプレイが出現。後席のアームレストにはシャンパンクーラーとグラスが内蔵され、ドアにはおなじみの専用アンブレラも備わるなど、装備の充実ぶりには驚かされます。

アメリカ代表:キャデラックDTSリムジン

※画像は2009年モデル

リムジンのメッカといえばアメリカ。ゼネラルモーターズのキャデラックとフォードのリンカーンが有名ですが、その中でもやはりアメリカ代表の一台となるのがこのキャデラックDTSリムジン。オバマ前アメリカ大統領やブッシュ元大統領が使用していたことでも有名です。

ゼネラルモーターズ公認のコーチビルダーが製作したリムジンは、全長6.5mという圧倒的なボディサイズで、リアシートは3名ずつの対面仕様となっており、オールレザー張りのシートはフルフラットにすることも可能。

ストレッチされた箇所にはウォルナット材を用いたキャビネットが埋め込まれ、デカンタやショットグラスを入れることができるようになっています。レザー調のビニールトップやホワイトリボンタイヤとクロムメッキホイールの組み合わせは、いかにもアメリカらしい雰囲気。シフトレバーはもちろんコラムATになっています。

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中国代表:紅旗L5