知ってた!? オービスの種類は6つあります
更新日:2024.09.09
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見通しがよい道路で、ついアクセルを踏み過ぎた…。そんなスピード違反を監視する無人式の自動取り締まり機がいわゆる「オービス」です。
慣れない地方のバイパスなどを走っていると、急にあらわれて慌てることもありますよね。
なかでも運転初心者は、オービスの知識がないため、検挙される事例が非常に多いんだとか。そんなオービス、現在どんな種類があるか知っていますか?
慣れない地方のバイパスなどを走っていると、急にあらわれて慌てることもありますよね。
なかでも運転初心者は、オービスの知識がないため、検挙される事例が非常に多いんだとか。そんなオービス、現在どんな種類があるか知っていますか?
オービスには事前予告がある
オービス(自動速度違反取締装置)が設置されている道路には、その手前約1〜3kmに少なくとも2箇所、オービスが設置されていることをドライバーに知らせる看板があります。
この看板は、オービスによるドライバーへのプライバシー侵害を回避するためのもので、現在のところ固定式オービスが設置されている手前には、必ず設置されています。
つまり、「自動速度取締機 設置区間」という看板の先には、オービスが待ち構えているというわけです。そのオービスには、大きく6つの種類があります。
この看板は、オービスによるドライバーへのプライバシー侵害を回避するためのもので、現在のところ固定式オービスが設置されている手前には、必ず設置されています。
つまり、「自動速度取締機 設置区間」という看板の先には、オービスが待ち構えているというわけです。そのオービスには、大きく6つの種類があります。
オービスの種類6つ
その1、レーダー式
さまざまな道路で長く活用されてきたタイプで、レーダーを走行しているクルマに照射して、速度を計測します。
道路上部にレーダーが設置されており、速度違反が感知されると、路肩に設置されたカメラで撮影されるという仕組み。最近では、少なくなりました。
道路上部にレーダーが設置されており、速度違反が感知されると、路肩に設置されたカメラで撮影されるという仕組み。最近では、少なくなりました。
その2、ループコイル式
レーダー式とほぼ同時期に運用されていたオービスがこちらのループコイル式です。道路に磁場を出す装置を3つ埋め込み、2つを通過する時間で速度を計測しています。
レーダー式と比べて制度が高く、現在は赤外線を搭載したデジタルカメラも採用されており、24時間常に撮影されるようになっています。
レーダー式と比べて制度が高く、現在は赤外線を搭載したデジタルカメラも採用されており、24時間常に撮影されるようになっています。
その3、新Hシステム
白い板状の機器からレーダーが出され、下を通過する自動車の速度を測定し、カメラが違反車両の画像を撮影するというHシステム。道路上にレーダーを照射する大きな白い箱が特徴です。
新Hシステムは、基本はHシステムと同じですが、レーダーの照射パターンを変えることで、市販のレーダー探知機が検知できないような工夫がされています。
いずれもデジタルカメラが採用されており、常に撮影されています。
新Hシステムは、基本はHシステムと同じですが、レーダーの照射パターンを変えることで、市販のレーダー探知機が検知できないような工夫がされています。
いずれもデジタルカメラが採用されており、常に撮影されています。
その4、LHシステム
現在、もっとも多く設置されているオービスが、このシステムです。
速度計測はループコイル(L)式、撮影は新Hシステムを組み合わせたもので、道路上部に設置されたデジタルカメラで撮影します。
このため、速度検知の際のレーダー照射が一切行われず、レーダー探知機では判別することができないうえに、正確にスピードを検知します。
見分ける方法としては、小さな箱が2つカメラとフラッシュが並んでいたらオービスの可能性が高いです。
速度計測はループコイル(L)式、撮影は新Hシステムを組み合わせたもので、道路上部に設置されたデジタルカメラで撮影します。
このため、速度検知の際のレーダー照射が一切行われず、レーダー探知機では判別することができないうえに、正確にスピードを検知します。
見分ける方法としては、小さな箱が2つカメラとフラッシュが並んでいたらオービスの可能性が高いです。
その5、移動式オービス
おもに一般道や高速道路など元々設置しているオービスがなく、スピードが出やすい地点で利用されており、いつどこで測定するのかわからないのが、この移動式オービスになります。
1BOXタイプのワゴン車などにカメラ装置やスピード計測機が搭載されており、場所を移動して撮影することができるため、残念ながら正確な場所の把握を行うことができません。
この場合でも、手前には「速度取締中」の看板が設置されますが、通常の看板とは異なり見落としやすいと言われています。
1BOXタイプのワゴン車などにカメラ装置やスピード計測機が搭載されており、場所を移動して撮影することができるため、残念ながら正確な場所の把握を行うことができません。
この場合でも、手前には「速度取締中」の看板が設置されますが、通常の看板とは異なり見落としやすいと言われています。
その6、新型小型オービス
いわゆる「ゾーン30」と呼ばれる、市街地などの一律時速30km程度に抑えたエリアに多く導入されています。
このシステムは、速度違反の撮影に加えて、歩行者や自転車への警告も行うことができます。
撮影を知らせる看板が無いこともあるようです。
このシステムは、速度違反の撮影に加えて、歩行者や自転車への警告も行うことができます。
撮影を知らせる看板が無いこともあるようです。
オービスの光は何色?自覚できるくらい明るいの?
気になるフラッシュの色ですが、一般的には赤色が多いようです。しかし、LHシステムなどの最新機種の一部では白く光るものもあるようです。
発光度合いはオービスの種類によりますが、目の前が真っ赤になるというような強烈な発光をするわけではなく、よほど鈍感でないかぎり、自分がオービスに撮影されたというのはわかるようになっています。
発光度合いはオービスの種類によりますが、目の前が真っ赤になるというような強烈な発光をするわけではなく、よほど鈍感でないかぎり、自分がオービスに撮影されたというのはわかるようになっています。
どのくらいの速度でオービスに撮られるの?
オービスが「何km以上で必ず撮影される」といった具体的な数値は、われわれ一般のドライバーは知ることができません。
ですが、一般的には、高速道路の場合で、制限速度プラス30km/h。一般道の場合では、制限速度プラス20km/h程度でオービスが反応するようです。もちろんオービスによっては、それ以下の速度でも撮影を行っている可能性もあります。
ですが、一般的には、高速道路の場合で、制限速度プラス30km/h。一般道の場合では、制限速度プラス20km/h程度でオービスが反応するようです。もちろんオービスによっては、それ以下の速度でも撮影を行っている可能性もあります。
ちなみに、オービスとよく見間違われるのが、Nシステムです。Nシステムは、通過車両のナンバープレートを撮影している警察の監視カメラ。オービスのLHシステムと紛らわしいですが、こちらはただのカメラということです。
また、通過車両のナンバープレートを撮影する目的で、国土交通省が管轄しているTシステムというものもあります。
いずれも犯罪捜査などに使われています。
また、通過車両のナンバープレートを撮影する目的で、国土交通省が管轄しているTシステムというものもあります。
いずれも犯罪捜査などに使われています。