荷室スペースの広さが自慢!おすすめステーションワゴン5選【輸入車編】

メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン 2016

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ステーションワゴンは、日本では商用バンを乗用車化した車種であるのに対し、欧米では旅行の際に多くの荷物を載せるために使用される車種として発展してきました。そんなバックボーンのためか、欧州のステーションワゴンは、どことなく大旅行を想起させます。そんな欧州生まれのステーションワゴンを紹介します。

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Chapter
その①:メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン
その②:VW ゴルフ ヴァリアント
その③:ジャガー XF スポーツブレーク
その④:ボルボ V90
その⑤:プジョー 308 SW

その①:メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン

世界のプレミアムカーの指標となるメルセデス・ベンツ。同社最上級ステーションワゴンが、Eクラス ステーションワゴンです。

現行モデルのパワーユニットは、ガソリンは2.0L 直4ターボと3.5L V6ターボ、ディーゼルは2.0L 直4ターボ、プラグインハイブリッドは2.0L直4ターボ+電気モーター。さらに、メルセデスAMG仕様では、3.0L V6ツインターボと4.0L V8ツインターボが用意されます。

Eクラス ステーションワゴンのボディサイズは、スタンダードなE200アバンギャルドで、全長4,930mm×全幅1,850mm×全高1,455mm。ラゲッジ容量は、定員乗車時で540L、セカンドシート格納時で1,820Lを確保しています。

セカンドシートは、4:2:4分割可倒式で、乗車定員と積載する荷物に応じてシートアレンジを変えることができます。

その②:VW ゴルフ ヴァリアント

2018年2月にマイナーチェンジを実施したゴルフ ヴァリアント。ゴルフといえば、世界中のメーカーが注目するコンパクトハッチバックとして有名ですが、そのボディサイズは全長4,575mm×全幅1,800mm×全高1,485mmと、日本では決してコンパクトと呼べないサイズになっています。

搭載エンジンは、ダウンサイジングの1.2Lと1.4Lの直4ターボ。スペックは、1.2Lが最高出力77kW(105ps)/4,500-5,500rpm、最大トルク175Nm(17.8kgm)/1,400-4,000rpm。1.4Lは最高出力103kW(140ps)/4,500-6,000rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/1,500-3,500rpmを発生。それぞれ、2.0L自然吸気エンジンと2.5Lの自然吸気エンジンに匹敵する性能を発揮しています。

以前から定評のあるラゲッジスペースは、定員乗車時で605L、セカンドシート格納時で1,620Lを確保。これは前述のEクラス ステーションワゴンに迫る容量です。

後部座席は6:4分割可倒式ですが、センターアームレストがトランクスルー構造になっており、スキー板などの長尺物を4名乗車時でも搭載可能です。

その③:ジャガー XF スポーツブレーク

2017年11月より新たに市場投入された、ジャガー最新のステーションワゴンが、XF スポーツブレークです。

名称の通り、ワゴンボディながら、ルーフは曲線を描きテールゲートへ下降するクーペルックで、スポーティな印象を強めています。そのためリア開口部上部は斜めにカットされています。実際の使用時には気をつけたいポイントです。

XF スポーツブレークは、メルセデス・ベンツEクラスと同じEセグメントに属します。ボディサイズは、全長4,965mm×全幅1,880mm×全高1,495mmとかなり大柄。

ラゲッジスペースは、セカンドシート格納時で奥行き約2m、荷室幅はもっとも狭いところでも1mオーバー。容量は、定員乗車時で565L、セカンドシート格納時で1,700Lを確保しています。リアシートは4:2:4の分割可倒式。4名乗車時にもスキー板を室内に搭載可能です。

その④:ボルボ V90

親会社が、フォードから中国の浙江吉利控股集団にかわったことで、急激な業績回復をみせたボルボ。そのV90は、独自のScarable Platform Architecture(SPA)シャーシとDrive-Eエンジンを全面採用した新世代フラッグシップエステートです。

ボディサイズは、全長4,935mm×全幅1,880mm×全高1,475mmで、Eセグメントでは最大級。V90日本仕様のパワーユニットは、ガソリンの2.0L 直4ターボ、2.0L 直4ターボ&スーパーチャージャー、2.0L 直4ターボ&スーパーチャージャー+電気モーターの3タイプ。いずれもダウンサイジングターボで、過給器やモーターのアシストで大排気量車並みの出力を発揮します。

ラゲッジスペースのサイズは、セカンドシート格納時で、荷室長1,988mm、荷室幅1,100mm。ラゲッジ容量はセカンドシート格納時で1,526Lを確保しています。

特筆すべき点はラゲッジフロア形状がほぼスクエアで、セカンドシートを倒した場合、シートバックが完全にフルフラットになることです。ラゲッジルーム形状はリアハッチ上部はやや斜行しているものの、全体にボクシー。余計な突出がなく、隅々まで使い切ることが可能です。

その⑤:プジョー 308 SW

プジョーのスポーツワゴンが、308 SWです。現行モデルは2014年11月にデビュー。2017年10月のマイナーチェンジのフェイスリフトにあわせ、エンジンを1.2L 直3ターボに変更。その魅力に磨きがかかりました。

ボディサイズは、全長4,275mm×全幅1,805mm×全高1470mmとゴルフ ヴァリアントよりもコンパクトになっています。
ラゲッジは、定員乗車時で610L、セカンドシート格納時で1,660Lもの容量を確保。その秘密はプジョー独自のセカンドシート格納法”マジックフラット”にあります。セカンドシートを倒すと座面が沈み込み、セカンドシート格納時のシートバック面がラゲッジフロアと同じ高さになるのです。

ラゲッジルームは内装材のデザインによりホイールハウスの突出がなく、ラゲッジルーム全体は直方体を思わせるボクシーさです。

海外ではステーションワゴンは元来、たくさんの荷物を積載する高級かつ実用的な車でした。そのためか荷物の積載性に主眼をおいたステーションワゴンが多く見受けられます。ラゲッジルームを使い倒したいなら、ラゲッジフロアの形状や空間が効率的かが決め手となりますね。
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