EVが増えると日本(世界)の電力は不足する!?

テスラモーターズ モデルS P100D

2018年現在、急速に勢力を広げているのがEV=電気自動車です。

この流れは恐らく留まることなく進んでいくと考えられますが、その一方で、電力不足という大きな問題もはらんでいると言われています。

Chapter
世界的にEVシフトが進む現状だが…
EV化で深刻な電力不足になるのではないか…
EVシフトは現在進行形の課題…

世界的にEVシフトが進む現状だが…

EVは、充電設備、航続距離、なおかつ車種も限定されている、といったことなどからまだまだ普及にはいたっておらず、日本ではいまだハイブリッドやPHEVが主流です。

しかし、テスラ モデルSといったスタイリッシュかつ高性能、航続距離も充分という魅力的なモデルも。この事実は近い将来、EVが主流になることをうかがわせるに十分な説得力があるといえるでしょう。

またEVにとっての追い風というべきか、欧州では内燃機エンジンを将来的に廃止する流れが生まれています。ドイツでは2030年までに、オランダ、ノルウェーでは2025年までに…というような具体的な目標も公表されてきている状況。地球温暖化や健康被害といった環境問題を考えれば、この流れは当然と考えます。

しかし、現在、私達の生活は「物流」によって成り立っています。自家用車はもちろん、大型のディーゼルエンジンを搭載したトラック、トレーラーといった存在がなければ、近所のコンビニの商品棚に品物が補充されることがなくなってしまう、というわけです。

つまり、日本のみならず世界中で稼働している内燃機エンジンのエネルギー総量というのは莫大なものであるということは、簡単に理解できると思います。

EV化で深刻な電力不足になるのではないか…

環境意識の高い欧州、なかでも英国は”2040年にガソリンとデイーゼル燃料販売を禁止する”と、2017年7月に政府が発表しました。

その一方で、これまで電力を供給していた原発の廃止も進められています。そのため、英国ではEV化によって多くの電力が不足すると試算されています。

つまり、EV化にともない不足分を補うための電力を、なんらかの方法で創出する必要があり、原発の再稼働、もしくは大量にCO2がともなう火力発電が増えた場合、そもそものゼロエミッション施策に疑問符が付くことは間違いありません。

米調査会社のブルームバーグ・ニュースエナジー・ファイナンスの調査によると、世界の電力消費のうちEV充電の割合は2040年までに8%になるとも発表されており、これはここ日本でも同様の課題であり、ジレンマであるといえましょう。

EVシフトは現在進行形の課題…

EV化が進めば、当然、電力は必要になり、結果として不足になるリスクもあります。では、水素を電気に変える燃料電池車、FCVはどうか…といえばこちらも水素ステーションの設置に莫大なコストがかかる(一か所、約4億円ともいわれています)ことから、なかなか普及にはほど遠いというのが現状です。

現在、内燃機エンジン(ガソリン/ディーゼル)車、ハイブリッド車、EV、FCVが公道を走っていますが、今後この比率は、確実に大きく変わっていくでしょう。と同時に、電力の供給に関しても考えて行く必要がある、そんな過渡期に入ったといえます。

そのためには、再生可能エネルギーによる発電を積極的に導入するなど、政府の施策もこれまで以上に必要になりそうです。

私たちの愛するクルマ、そのエネルギー事情が世界的な問題として現在浮かび上がってきています。クルマ好きなら、そういったポイントも意識しながら、上手にカーライフを楽しみたいものです。

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