寒さ対策だけじゃ足りない!春先キャンプを安全に楽しむための重要な3つのポイント

ランタン 春先キャンプ

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3月に入り春一番が吹いた東京ですが、キャンパーにとって路面が心配な季節は、実はまだ終わっていません。長野や群馬など、雪が多い地方の方は4月末ごろまでスタッドレスタイヤで過ごされます。なぜなら、雪は降らなくても、朝の霜で路面が滑る心配があるから。「今すぐキャンプに行きたい!」そんな皆さんへ、今回は春先キャンプを安全に楽しむ3つのポイントをお伝えします。

文・Campeena 安井 直子 写真・tomokko107(2018年3月1日記事)
Chapter
【ポイント1】数週間前から現地の天気予報を確認
【ポイント2】現地のリアルな状況を確認
【ポイント3】キャンプ場に着いてからも天気予報は確認しよう
まとめ

【ポイント1】数週間前から現地の天気予報を確認

イチゴ狩りのシーズンが始まる2月の三連休に、茨城県石岡市の「つくばねオートキャンプ場」へ行ってきました。石岡市は、2月に入ってから連日晴れが続いていましたが、1月23日の雪でキャンプ場内は「スキー場の上級者コースのよう」になったとの情報がHPに掲載されていました。

心配になった私は、この頃から、少し早めに天気をチェックし始めました。1月23日の降雪以後は、雪や雨こそ降らないものの、連日低温注意報が続き、1週間経ってもサイトの雪は解けていませんでした。(キャンプ場HP情報より)

安全にオートキャンプに行けるかを判断するためには、当日の天気予報だけでなく、キャンプの数週間前から天気予報を見て現地の天候を知ることが大切です。そうすれば、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンなど、最悪の事態を想定し準備することができます。

【ポイント2】現地のリアルな状況を確認

キャンセル料が生じる日の前日(4日前)に、キャンプ場に確認の電話をしました。

実は、キャンプ場に問い合わせの電話をかけるのはこれで2回目。キャンプ場までの道中、所々に凍っている部分があるぐらいなのか、完全にガチガチに凍ってしまっているのか、はたまた、全く走行に支障がない状況なのか。

さらに、行ったことのある場所ならいざ知らず、土地勘のない場所では道路の状況などが想像できません。標高によっては天気予報以上に冷え込んだりすることもあり、何もわからずに予約するのは危険ですので、私は必ずキャンプ場に電話で確認の上、予約を取るようにしています。現地の様子がわかった方が、子ども達の洋服も選びやすいですしね。

事前電話で雪がまだ残っていることは知っていましたが、当日のサイトはこの状況。最寄りのインターからキャンプ場までの道に雪はなし。でも、道路脇の木陰には雪が山になっている場所もありました。

私達が通過した時間帯は、雪解け水で路面が凍結しているような状況はありませんでしたが、早朝や深夜には凍って滑る可能性もあるのでご注意ください。
サイトから筑波山を見上げる丘は、まだ子どもの長靴が埋まるぐらいの雪が残っている部分もあり、ちょっぴり雪と戯れることが出来ました。

【ポイント3】キャンプ場に着いてからも天気予報は確認しよう

ひなたの雪は解け、道路もノーマルタイヤで走行可能な状態。そして昼間のお天気は連日晴れ。

でも、まだ2つの不安要素がありました。それは、石岡市についていた1日目夜の小雨予報と、2日目−4度の低温注意報。

「石岡市街の天気予報で−4度ということは、ちょっと標高が上がればもっと冷えるはず。」「雨が予報より多く降ったりすれば、もしかしたらキャンプ場では雪になってしまうかも知れない。」と不安に思い、キャンプ場に着いてからも、天気予報に変化がないか何度か確認しました。

今回は2泊だったので、「もしも1日目に小雪が舞っても、翌日の晴れで解けてしまう程度だろう」と予想できました。ですが1泊の予定だったら、きっとキャンプに行かなかったと思います。雪になるほど気温が下がってしまったら、翌日10時のチェックアウトまでに日陰の雪が解けない可能性があったから。
雪になってしまったら、乾燥撤収ができないのは仕方ないとしても、安全に帰れないのは困ります。こまめに天気予報をチェックして、必要なら早めに切り上げて帰宅したりその場に止まることも選択肢に入れて判断しましょう。

まとめ

キャンプを安全に楽しむためには経験や知識が必要です。「よし大丈夫!」と言えるのも、そう判断できる理由と準備があればこそ。念には念を入れて情報を集め、キャンプを思いっきり楽しみましょう。

(提供元:LANTERN
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