ブレーキのディスクローター交換で、愛車の性能アップ!

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ディクセル ブレーキローター

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ブレーキパッドに比べて摩耗が少ないディスクローター。比較的、摩耗が多い輸入車の場合はさておき、国産の一般的な乗用車の場合は10万キロ程度が目安といわれます。とはいえ、ブレーキを使用する毎にディスクローターも削られており、ブレーキ性能はこのディスクローターにも多くを依存しています。これを機会に、愛車の安全性に加えてドレスアップにも効果のあるディスクローターへ見直してみませんか?
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目視で確認できるパーツだから、マメにチェックしたい
ディスクローターの交換で性能をスープアップ

目視で確認できるパーツだから、マメにチェックしたい

前回の記事で、ブレーキパッドを採り上げた際、ホイールに付着するダストの大半はディスクローターによるものであると書きました。

その内容は鉄粉を含んだディスクの削りカスがホイールを黒く汚すというものでしたが、削れているということはそれだけパッドと接するディスク面は摩耗していることを意味します。

つまり、パッドと比較すれば寿命は長いものの、ブレーキディスクも消耗品ということになります。「なにを当たり前な…」というなかれ。ディスクローターの摩耗が早い傾向にある輸入車ユーザーはともかく、比較的摩耗が少ない国産車に乗る人は意外とディスクの寿命に無頓着であったりするのです。

とはいえ、プレート(裏板)上の摩擦材が徐々に減っていくパッドと比較すれば、ディスクローターは寿命がわかりにくいのも事実。そこで、今回はディスク交換の目安となるポイントをいくつかご紹介しましょう。

まず、安全性にかかわる部品ですから当然使用できる限界の規定値は存在するのですが、一番わかりやすいのはパッドが接する面とそれ以外に大きな段差ができているもの。あるいは、パッドが接する面にレコード盤のような傷が無数にあって表面に細かな凹凸が発生しているようなディスクローターは要注意です。

もちろん、それらには程度の問題もあり、研磨することでふたたびび使用できるケースもあります。しかしながら、状態が悪くなるとパッドを交換しても初期の性能が確保できなくなるばかりか、ブレーキ鳴きやバイブレーションの発生原因になることもあります。

さらに、そうした問題がなくとも絶えず高熱にさらされるディスクローターは、使用を重ねているとヘアクラックと呼ばれる細かな亀裂が発生してブレーキトラブルの原因になることも。いずれも目視で確認できる目安ですから、愛車を積極的に走らせる機会が多い人はマメにチェックすることをオススメします。

ディスクローターの交換で性能をスープアップ

では、ディスクローターの寿命が明らかになった場合、どのような対処をするべきなのか。

もっとも一般的なのは純正品への交換ですが、走らせる環境や乗り手の嗜好に合わせてアフターマーケット品を選ぶのも有効な手段です。

なぜなら、最適なローターを選べればブレーキ性能の向上だけでなく交換コストの低減、さらには足元の独自性を演出するドレスアップ効果も期待できるからです。というわけで、ここからはブレーキのスペシャリストであるディクセルの商品を例におおまかなディスクローターの仕様をご説明しましょう。ただし、いまや一般的な乗用車のフロントの大半は、放熱性に優れたベンチレーテッド形状のディスクローターを採用していますので、ここではソリッド形状との違いは割愛します。
さてディスクローターの仕様ですが、大きくスリット(やドリルホール)の有無、熱処理済みか否かに別けることができます。このなかでスリットや熱処理のないローターは、もっともベーシックな仕様となりますが、その魅力はコストパフォーマンスの高さです。

ディクセルの商品ではPDタイプがこれに該当しますが、実際に価格はリーズナブルで耐久性に優れる点が魅力となっています。

次にスリット有りの熱処理なし。スリットは、制動時にパッドとの間に発生する余分なガスやダストを排出する効果に加え、摩擦係数の向上(ディクセルの商品では、スリットなしに対して最大20%)が見込めます。

反面パッドの減りが早くなったり、場合によってはブレーキ鳴きの原因にもなりますが、足元をスポーティに彩るドレスアップ効果が期待できる点も魅力です。

ディクセルではSDタイプとなりますが、有償でスリットの本数が倍にできるオプションが用意されているのは、そうしたスポーツニーズに対応してのことです。

そして残るは熱処理の有無。事前に熱処理されたローターは高価になりがちなことが泣きどころですが、初期の歪みやクラックに対する耐性が向上するのでサーキット走行に代表されるスポーツドライビングに向いています。

ディクセルのラインアップでは、スリットなしがFPもしくはHDタイプ、スリットありはFSあるいはHSタイプがそれに該当しますが、このなかでFPとFSタイプはベースとなるローター素材がハイカーボン化。歪み耐性が通常の熱処理タイプよりさらに向上、制動力もアップするトップモデルとなっています。

ちなみに、熱処理の有無に関係なくどんなローターでも初期にローターを使用環境に馴染ませる”アタリ付け”は必須。新品の状態でいきなり急激な温度変化が起こるような走らせ方をすると、たとえ高価なローターを奢っても、それに見合うような効果は得られなくなってしまいます。

以上、駆け足になりましたが望めばさまざまスペックが選択できるブレーキローター。

愛車の使い方に応じて最適なものが装着できれば、止まる機能だけに留まらないプラスαのメリットが享受できることは間違いありません。

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