屋根に自転車など…最高どのくらいの高さまで載せられるの?

自転車 bike holder

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そろそろ春到来。関東ではソメイヨシノも咲き出し、天候も暖かくなってきました。野山にハイキングに出かける方もいるかもしれません。そんなときに、移動のアシとして重宝するのが自転車です。ここ数年は、ブームの後押しもあって、休日に自転車を乗せた車両を多く目にするようになりました。ところで、自動車の屋根にはどれくらいの高さまで積載可能なのか、ご存知ですか?

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(2018年3月16日)
Chapter
道路運送車両法による自動車の外形寸法
道路法による自動車の外形寸法
自転車を搭載できる車種は?

道路運送車両法による自動車の外形寸法

日本の公道を通行する車両は、道路運送車両法の保安基準に準拠していなければなりません。

道路運送車両法の安全基準第2条に定められている普通車の外形寸法は、長さ12m、幅2.5m、高さ3.8m(高さ指定道路のみ通行する場合は4.1m)です。

車両の高さが4.1mまで認可されるのは、おもに海外輸出用コンテナ搭載車で、一般車には適用されません。

道路法による自動車の外形寸法

自動車の外形寸法に関わる法令として、道路運送車両法の安全基準以外に道路法や道路交通法があります。道路交通法には車両の規定はなく、貨物のはみ出し(車両の長さ×0.1)のみですが、高さに関してはいずれも3.8mとなっています。(ただし、指定道路を走行する車両は車高4.1m)

道路法において高さが3.8mに制限されるのは、道路の建築限界が関係しています。建築限界とは、車両や歩行者の交通の安全性や円滑性に支障をきたさないよう、構造物を配置してはならない幅や高さを定めたものです。

その建築限界は4.5m。これは走行にともなう車両の上下の揺れを勘案し、安全な高さを確保するために導き出されています。これを受けて、標識や信号機などは、4.7mや5mの高さに設置されています。

日本の交通インフラが発展しているのは、高速道路が日本中に張り巡らされていることだけでなく、一般道でも通常車両ならどこでも通過でき、自由な往来が可能な点にあります。これは建築限界という考え方で道路の高さを確保しつつ、道路運送車両法の安全基準で車両の最大外形を定めているからです。

自転車を搭載できる車種は?

自転車のサイズというと、タイヤサイズ、ホイールサイズ、フレームのサイズを意味し、自動車のように全長、全幅、全高を公開している自転車メーカーはありません。これはサドルやハンドルの高さが調整式であったり、ホイールとタイヤの組み合わせで全高が変化するためです。

そこで自転車の機械式駐輪場のサイトを調べてみると、最大全高は1.2~1.25mまでがほとんど。ここでは余裕を見て、自転車の高さを1.3mとしておきます。

最大高3.8mから自転車の全高1.3mを引くと、残りは2.5mとなり、それ以下であればなんとか自転車をルーフに積んで運ぶことができます。(2.5mもあるルーフに自転車を載せる方はいないと思いますが…)

日本で新車で購入できる全高の高い車種は、トヨタ ハイエースのグランドキャビンと日産 NV350キャラバンワゴンが2.285m、キャデラック エスカレードで1.91m、トヨタ ランドクルーザーで1.88mなど。

自転車をルーフに積載するベース車には、2018年3月現在、日本国内で新車販売されている車両ならどれでも高さはクリアーできます。
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