1,000万円超えもあった!? ランエボX ファイナルエディションとは、どんな車だったのか?

三菱の象徴ともいえる存在だった「ランサーエボリューション」

三菱 ランサーエボリューション ファイナルエディション

2015年8月に限定1,000台で販売された特別使用車「ランサーエボリューション ファイナルエディション」。

WRCやモータースポーツで培った技術、そしてなにより三菱の誇りが詰まったモデルだっただけに、多くの人々から惜しまれつつ見送られたことは、記憶に新しいところです。

かつては毎年のようにモデルチェンジ=Evolution(進化)を続けていたランエボの、最終型となるエボXがデビューしたのは2007年のこと。すでに三菱は2006年にWRCから撤退しており、それまでのランエボとは趣の異なる成り立ちのモデルで、ファイルエディションを最後に三菱のカタログからランサーエボリューションの名は消滅しています。

もし三菱自動車が好調であれば、WRCへの挑戦も続いていたかもしれませんし、ランエボはXI、XIIとナンバリングが続いていたかもしれないと考えるのは、やや三菱に肩入れしすぎでしょうか?いずれにせよ2017年末現在、ランエボは復活のきざしすらありません。

1,000万円の価格が付いた「ランエボ ファイナルエディション」とは?

ランエボ ファイナルエディション

さて、そんなランエボ ファイナルエディションが1,000万円ほどの価格で売却されたというニュースがありました。本体価格が日本では約430万円ほどでしたから、その価格は倍以上。どんな車だったのでしょうか?

1,000万円のプライスが付いたファイナルエディションは、海の向こうアメリカの三菱ディーラーが販売したもの。アメリカ国内では1,600台限定で、販売価格は約37,000ドル。おおよそ日本での価格と変わらないランエボが、どうして高額になったのでしょう。理由は、希少性にありました。

ランエボに限らず限定生産モデルには、シャシーナンバーとは別に独自のナンバリングが施されることがあります。今回、1,000万円で取り引きされたランエボ ファイナルエディションは、アメリカ仕様での記念すべき最初の1台。

eBayで販売したために、多くのマニアがこぞって入札し、最終的に高額での売却となったのだとか。ちなみに収益は「全米多発性硬化症協会」に寄付されたのだそうです。なんともアメリカらしいエピソードでもありますね。

日本でも当然、ファイナルエディション国内1号車が存在するのでしょうけれど、どんな方が所有者になっているのか、気になるところです。

ランエボ ファイナルエディションのスペックは?

ランエボ ファイナルエディションのスペックは、最高出力313ps/6,500rpm、最大トルク43.7kgm/3,500rpm。 

ノーマル(300ps/43.0kgm)に比べて、若干パワーアップしているものの、それほど驚くべき数値にはなっていませんでした。発売前には、相当なパワーアップが噂されていただけに、肩を落としたファンも少なくありませんでした。

そこはやはりメーカーの市販車として、信頼性、マージンをきっちり持たせた仕様にせざるをなかったのでしょうね。

とはいえ、エンジンには放熱効果を高めるナトリウム封入エキゾーストバルブを奢っており、高出力化にアジャストした仕様になっているのも事実です。

三菱 ランサーエボリューション ファイナルエディション

非常に魅力的なモデルといえるランエボXおよびファイナルエディション。いずれも生産中止・完売されたモデルゆえに新車で購入することは叶いませんが、中古車であればまだ良い個体も散見されます。

三菱のモノづくりの誇りが詰まったランエボX、乗るなら今かもしれません。

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