なぜ直6はV6エンジンに取って代わられたのか?

かつて日本で最も人気のあった「直列6気筒エンジン」とは?

RB26DETTエンジン 1989年

日本ではミドルクラスのクルマに多く採用され、人気があった直列6気筒エンジン。

6つのシリンダーの爆発タイミングは、1→5→3→6→2→4が多く、それぞれ120度なので、クランクシャフトに掛かる負荷が均等化して、スムーズな回転が可能になります。

エンジン音も美しく、カウンターウエイトやバランスシャフトを用いずとも一次振動・二次振動および偶力振動を完全に打ち消すことができるので、長時間運転していてもドライバーを疲れさせません。

もともと航空機エンジンを造っていたBMWは、長年直6エンジンにこだわっており、開発費をたっぷりかけた質の高い直6エンジンを作り続けています。

直6エンジンはなぜ減っていったのか?

縦に長いレイアウトになる直6エンジンは、おもに縦置きで搭載されます。そのため、直6エンジンは、ミドルサイズ以上の車に多く採用されます。

その長いエンジンを積んだうえで、現代の安全要件を満たすように車を設計するとなると、必然的にフロントが長く、乗車スペースがその分だけ犠牲になります。また、衝突の際のクラッシャブルゾーンも十分に確保できないという問題も生まれます。

そのため、直6エンジンは世のなかから徐々に減っていってしまいました。

次ページ直6とV6、どちらが優れているのか?

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事