走行中にタイヤが変なことになっている…走行中にタイヤが外れかかった際の対処法

タイヤ

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走行中、タイヤ(ホイール)が外れかかった際、その対処法は当然「すみやかに車を止めること」です。では、外れかかったタイヤを見た時はどうすればよいのでしょうか?今回は、タイヤが外れる理由なども合わせて考えてみましょう。
Chapter
タイヤが外れそうになる原因は?
タイヤが外れた場合はどうすべき?
もし外れかかったクルマを見かけたら?

タイヤが外れそうになる原因は?

実際に経験した話ですが、タイヤ交換の後にホイールナットの増し締めを忘れてそのままドライブに出かけてしまい、タイヤ(ホイール)が外れかかったことがあります。

その時は、いくつかのコーナーを曲がったところで不意に車体が左右に振られた感覚があったので、すぐに車を止めて点検したのですが、見ると右前輪のホイールナット4本のうち2本が脱落。残り2本がユルユルになっていました。

つまり、2つ目のナットが脱落した時点で正常な円運動ができなくなったホイールが、左右に暴れたことで気づいたというわけです。

じつは、タイヤが外れかかった経験は、前述の1度だけではありません。

2度目は、ジムカーナというタイムアタック競技の練習をしていた時で、サイドブレーキを使ってリアタイヤをロックさせて行うサイドターンの練習をしていたところ、何度目かでサイドブレーキレバーにグニャッと妙な感触があり、ターンを終えて姿勢が落ち着く時にも、普段とは違った変な挙動がありました。

コースを外れて、運転席から首を出してリアタイヤを確認すると、ものの見事に右リヤが明後日のほうに向いていたのです!

腐食かなにかでナックルアームが弱っていたようで、サイドブレーキワイヤーに引っ張られてそのままナックルとロワアームの接合面が破断しかけていたようです。

この時もタイヤが明後日のほうを向いていたくらいですから、正常な円運動を行っておらず、妙な挙動となったことですぐに気づいたのでした。

翌日は、ジムカーナの大会の本番だったので、ショップの積載車を呼んで店まで運び、溶接で応急処置して翌日に間に合わせたという思い出があります。

タイヤが外れた場合はどうすべき?

クルマそのものが妙な感じで上下動した場合、これはタイヤが外れている可能性があります。

会話などに気を取られて気づかない場合もあるかもしれませんが、走行を続けるのは非常に危険です。ただちに停車し、可能ならその場ですべての車輪の点検をしましょう。

ナットやボルトが脱落していることを発見した場合、予備があればそれを使って、ホイールを装着します。しかし、1本でもナットやボルトが足りない場合や、サスペンションが構造的に破壊されかかっている場合は、走行を中断しましょう。

走行状況やタイヤホイールが脱落するタイミングによっては、大きな事故に繋がりかねませんので、安全な場所に始動する際にも、十分に気をつけて慎重に作業を行いましょう。

もし外れかかったクルマを見かけたら?

視点を変えて、もしタイヤホイールが明らかに外れかかっているクルマを見かけたらどうするべきでしょう?

対向車の場合は、可能であれば車線をなるべく遠くに変更して退避、それが無理でもとにかく減速して、外れて飛んでこないか注意します。いつタイヤが外れてこちらに突っ込んできたり、車両が転倒するかわからない以上、いざという時にダメージを最小限にするよう配慮するしかないのです。

同じ方向に進んでいた車の場合、タイヤホイールが外れそうな車の後続だった場合は、なるべく近づかないことです。ただし、信号で止まったときに気づいた場合は、すぐに知らせてあげたほうが、事故を未然に防ぐことができます。たまたま前を走っていてバックミラーなどで気づいた場合も同様です。

こうしたトラブルが起きてしまった場合には、それに合わせてなるべく被害がでないよう、あるいは最悪の事態になっても最小限で済むような処置が必要ですから、まずは慌てず行動しましょうね。

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