自動車に付いているテレビ。NHKとの受信契約は必要?

そもそも車内テレビが見られるようになったのは?

テレビ カーナビ

一般ユーザーが、車内でテレビを視聴できるようになったのは、1980年中期頃からです。

日本では、トヨタが小型のブラウン管によってテレビの視聴はもちろん、シフトポジションや燃費を表示するトヨタエレクトロマルチビジョンを、初代ソアラにオプション設定します。

なお、このシステムにはカーナビゲーションシステムはありません。当時のカーナビはまだ発展途上だったのです。現代のものと似た本格的なカーナビゲーションと組み合わされるのはもう少しあと、1990年前後となります。

本格的なカーテレビ時代到来!

1990年代に入ると、本格的なカーナビ時代が到来するとともに、カーテレビも一般的となります。

メーカー純正で先陣を切ったのは、当時のユーノス コスモやホンダ レジェンドでした。これらに搭載されたカーナビは、それまでの製品と比べ、GPSや各種新型センサーの搭載により精度も高くなり、またオプション価格も下がったため、多くのユーザーが装着しました。

また、パイオニアや三菱電機、クラリオンやソニー、他にも多くの電機メーカーがこぞって市場に参入し、それら後付けモデルも驚くほどのスピードで進化。普及率も年々高まります。

現在でもそうですが、この当時から多くのカーナビにはテレビ視聴機能が付帯されており、普及にあわせて車内でテレビ視聴を楽しむ人も爆発的に増えました。

2代目 ホンダ レジェンド

本題、NHK受信料は?

車内でテレビを楽しめるようになれば、当然、NHKの番組を楽しむユーザーも増えるはず。そうなると気になるのがNHKの受信料です。

しかし、心配ご無用、一般ユーザーに限れば、受信料の支払は必要ありません。というのも、NHKの受信規約上、自家用自動車や営業用以外の移動体については、住居の一部と見なされるからです。

つまり、車が家庭の部屋と同じように見なされるため、カーテレビも家屋のなかにあるテレビの1台と見なされるのです。そのため、カーテレビを取り付けたとしても、すでに世帯でNHKの受信契約をしている場合、追加で新たな契約をする必要はないのです。

ただし、社用車は別!

首都高速道路

業務等で使用する社用車などは、前述した受信規約にあてはまりません。そのため、カーテレビが設置されている自動車ごとに受信契約が必要となるので注意してください。

某生命保険会社では、テレビ受信機能を有するカーナビゲーションを装着している車が約700台あったため、NHK受信料支払額が総額約500万円になったこともあったようです。なお社員個人が所有するスマートフォンのアプリで、カーナビゲーション機能を使用する場合はこれにあてはまりません。

ちなみにNHKの受信料は、テレビのみに課せられるもので、ラジオは関係ありません。ですから、カーラジオでいくらNHKの番組を聞こうと受信料は発生しません。ちょっと不思議ですね。

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事