年3万件超え!? 高齢ドライバーによる事故は、どうしたら減らせるのか?

メーカーによる対策

追突事故

近年、自動車には、カメラやレーダーによって、歩行者や障害物を検知するシステムが用意されるようになりました。

これは、衝突による被害の緩和が目的。歩行者の列や建物に車が突っ込むという重大な事故の際に、被害を抑える効果が見込めます。

ただし、システムの過信は禁物です。多くは衝撃を軽減するだけで、回避することはできません。つまり、万が一の時には、ドライバーの判断に委ねられるということになります。

高齢ドライバーの事故の原因は?

ドライブ

上記で紹介した自動ブレーキシステムは、アクセルとブレーキの踏み間違い、ドライバーの判断の遅れなどには効果が期待できますが、高齢ドライバーの事故は他にも原因があります。

警視庁の統計によると、高齢ドライバーに多い事故の原因は上から順に、安全不確認、交差点安全進行、前方不注意、動静不注視、ハンドルブレーキ操作不適、歩行者妨害、信号無視となっています。

つまり、自動ブレーキは、前を走る車や停車している車への追突(玉突き事故)や、アクセルとブレーキの踏み間違えに関して、ある程度の効果を期待できますが、それだけでは不十分だということです。

MT車なら事故を減らせる?

MT シフトノブ

高齢者マークの義務化に加え、認識しやすい標識や信号は、高齢者による事故の対策に必要不可欠かもしれません。また、運転できるエリアの制限、免許の更新を1年ごとにするなどの案も出ています。

こういった論議の中で、MT車というワードが度々出てきますが、実際のところはどうなのでしょうか?

MT車は、AT車に比べてアクセルとブレーキの踏み間違いによる誤発進はまずありません。とはいえ、複雑な機構が増えるために、運転操作に気を取られ、より事故のリスクが増してしまうという意見もあります。

ちなみに、人・道・車の観点から交通事故の総合的な調査分析を行うイタルダの研究資料によると、20km/h以下の低速走行時、雨や雪のような悪天候時、業務・通勤通学のときなどは、非高齢運転者よりも高齢運転者のほうが事故の構成率が低くなるという特性があるとのこと。

つまり、運転に集中しなければならない状況では、事故率が低くなっているのです。これをふまえると、MT車利用というのはあながち間違いではないのかもしれませんね。

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