「農道のNSX」や「農道のランボルギーニ」って!? 本物と比べてみました

ホンダ アクティ 2015

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さて問題です。「農道のNSX」といえば、ホンダ アクティですが、「農道のランボルギーニ」といえばどんな車でしょう?また、それぞれ本物と比べてみました。
Chapter
「農道のNSX」と2代目NSXを比べてみると
農道と公道、2つのランボルギーニ

「農道のNSX」と2代目NSXを比べてみると

まずはこちら。農道のNSXこと、ホンダ アクティ。軽トラックでは、唯一エンジンを前後の車軸の間に搭載する、いわゆるミドシップ・リア駆動(MR)を採用。エンジンのマウント位置と駆動方式が同じことから「農道のNSX」と呼ばれています。

では、ホンダ アクティと2代目NSXを比較してみましょう。なぜアクティは農道で優れているのでしょうか。

アクティの際立つ低燃費

アクティの燃費は、最低でも16.2km/Lです。対するNSXはハイブリッドでありながら、12.4km/L。

燃費面では、アクティはNSXなどモノともしません。これだけの低燃費でありながら、快適な乗り心地と農具や収穫物を余裕で運搬する積載性の高さを両立しています。

農道を走るために生まれたMRパッケージ+軽量ボディ

アクティのエンジンレイアウトは、前後重量配分に優れるミッドシップ方式です。アクティが採用する理由は、ひとえに快適に農道を走行し、農作業を快適に補助するため。

エンジンを車体中央(というよりは後輪直前)に配置することで、2名乗車時に前後輪への重量バランスを均等にし、タイヤの性能を十分に発揮します。

また、通常軽トラでは、シート下に設置されるエンジンをキャビン外に移すことで、余計な振動や騒音を遮断。農道ドライブの快適性の高さに寄与します。

さらに800kg前後の軽量ボディは、下手なスポーツカー顔負けです。NSXの車重の半分以下。たとえ細い農道で脱輪しても、人力で楽に引き上げることができます。車重1,800kgのNSXでは、そうはいきません。

アクティの際立つ悪路走破性能

アクティの最低地上高185mmが際立ちます。これだけの地上高なら、多少の轍は簡単に乗り越えることが出来ますね。対するNSXは110mm。これでは、轍どころか日常使用でも不便を感じるかもしれません。

喉が渇いたからと言ってコンビニに駐車しようとすると、車道と歩道の段差でアンダーボディが傷つきそうです。もしかしたら、歩道に乗り上がらないのではないかという危惧すら生まれます。

整路ですらこのような状況になるため、アクティの得意とする農道では、到底走行出来そうにありません。そもそも2m近い車幅では、ほとんどの農道では走行不可能でしょう。

農道のNSXとは、もしかしたらアクティには不名誉な称号なのかもしれません。

では、次に農道と公道の2つのランボルギーニをみてみましょう。

ホンダ アクティ

ホンダ NSX

農道と公道、2つのランボルギーニ

ランボルギーニは、いわずと知れたイタリアのスポーツカーメーカーですが、スポーツカーを手がける前よりトラクターを生産しているメーカーです。2017年現在も販売が続けられており、日本へは、輸入商社のコーンズが「NITRO」シリーズを輸入しています。

NITROに搭載されるエンジンは3.6L直4コモンディーゼルで、最高出力は仕様により73kW(99ps)から93kW(127ps)まで用意されます。一方、本物?のランボルギーニ ウラカンは5.2L V10エンジンで、最高出力は449kW(610ps)。ともにクラス最高水準の動力性能を誇ります。

また、注目度も抜群のようで、ネットで検索するとランボルギーニのトラクターを購入した途端、近所の人が見物にいらっしゃるとの書き込みも多数。農道においても、ランボルギーニのブランド力は絶大なんですね。

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