東京モーターショー2017、日本とドイツが独占!海外メーカーの出展が減少する理由

東京モーターショーを取り巻く「異変」とは…

日産 スカイライン 東京モーターショー 1973

『第45回東京モーターショー2017』が、2017年10月27日(金)から11月5日(日)まで開催されます。この2年に一度の、国際的な祭典を楽しみにしている方も多いことでしょう。

しかし、近年の東京モーターショーには異変が起きており、一部では話題になっているようなのです。その異変とは"参加メーカーの減少”です。

海外メーカーで今年も出展するのは、ドイツ、フランス、スウェーデン(ボルボ)の3ヵ国のみ。つまり、アメリカ、イギリス、イタリア、中国、韓国の大手メーカーは、出展しないということになります。

街中を見渡せば、現在、好評を得ているイタリア車(フィアット)を要するフィアットクライスラーあたりも参加してほしいと思いますが、我々の想像以上に東京モーターショーはシビアな状況なのかもしれません。

参加メーカー減少は日本マーケットの陰りか…

日産 キックス 上海ショー

かつては、東京モーターショー、フランクフルトモーターショー(ドイツ)、北米国際オートショー(アメリカ)、ジュネーブショー(スイス)、パリサロン(フランス)を指して世界5大モーターショーと呼ばれていました。

しかし2017年現在、GDPで日本を追い越し世界2位となっている中国をはじめ、新興国が経済的にも勢いを増しているのが実情。他方で、日本マーケットは成熟の時期を過ぎ、かげりが見えてきています。実際、ここ数年は新車販売台数もほぼ横ばいといった状況なのです。

こうした中、さらに日本マーケットの特性として、国産メーカーの販売網が確立されており海外メーカーが参入しにくい、という事情もあります。フォード社の撤退の判断もそうした点が一因と考えます。

また海外メーカーは、高級ブランドとして地位を確立しているドイツ勢に食い込めない、といったことが、東京モーターショーに参加しないメーカーの思惑と考えられます。

つまり、海外メーカーにとって、日本は投資する魅力が少なくなってしまったということ。この点は、東京モーターショーの出展料金が高額なことも関係しているようです。

同じリソースを割くのであれば、新規参入でも販路拡大の可能性のある中国や中東など、新興国マーケットの方が現実的魅力があるというのは、企業サイドの見方とすれば頷ける部分もあろうと思います。

クルマ好きとしては、非常に憂慮すべき問題が東京モーターショーに起きている、と言わざるを得ません。

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フォードブース

かつては多数のメーカーが夢のあるコンセプトモデル、また凄まじいニューモデルを披露しあう華やかな祭典と感じられた東京モーターショー。現在は寂しい状況にあるのが現実です。

一方で、東京オートサロンはテイストが少々違うものの、毎年盛り上がりを見せています。

歴史あるイベントである東京モーターショーは、ある種保守的になっているのも事実ではないでしょうか。クルマ好きのみならず、一般の方々に訴求するイベントとする…という観点での見直しを含め、考えるターニングポイントにあるのかもしれません。

とはいえ、クルマ好きにとっては行かなければ気が済まない!? そんなコンテンツ力をもったイベントであるのもまた事実。今年の東京モーターショーも、ぜひ足を運びましょう!

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