アルミテープを貼るだけで走行性能アップ?!本当にそんなこと可能なのでしょうか

アルミテープで空力を制御?

ハチロク

これはトヨタの新型「86」に採用された新技術で、「アルミテープによる空力コントロール」を実現するというものです。

空力といえば、ボディの形状やエアロパーツの形状で大きく左右されるものですが、正直、突起物でもないアルミテープがそうような空力に影響をもたらすとは考えにくいですよね。しかし、これが本当だとすれば、超低コストで空力コントロールを実現できるということになります。

仕組みや原理は?

どうやらアルミテープの原理は車体が帯びた電気にあるようです。このアルミテープを適正な位置に貼り付ければ、車体が帯びた電気を効率よく放出し、走行中の車体の空力バランスを部位ごとに変化させることができると言います。その結果、直進安定性、回頭性の向上が期待できます。

もう少し、詳しくご説明すると、空気はプラスに帯電しており、車は走行することでプラス帯電をしやすくなります。このプラス帯電は車体まわりの空気を引きはがす働きをし、空気の流れを乱すためボディの最適なエアロダイナミクス効果を発揮することができないのです。

アルミテープの効果によりボディが帯びたプラス帯電を放出する働きをすることができます。そうすることで、ボディ周辺の空気の流れが変わり、タイヤ接地性やロール制御、操舵応答が向上すると言います。

アルミテープはどの辺に貼り付けられる?

レクサス RX450h

今回、改良新型となった86では、肉眼では確認できませんが、両サイドウインドウ下部とハンドル下コラムカバー内の3個所にアルミテープが張られています。トヨタはこのアルミテープの有無で、誰にでも効果が実感できると自信を持って説明しています。想像以上に効果はあるということですね。

実はこの技術、既に新型のノアやレクサスのRXシリーズで採用されているそうですが、86のような空力性能に優れたボディを持つ車よりもミニバンやワゴン車のような箱型に近い車の方が効果は実感しやすいとのこと。

目に見えるカスタムがすべてではない

スバル BRZ

このアルミテープの原理は以前から研究開発をしていたわけではないようです。実験車両の樹脂部分に誰かが貼って剥がし忘れていたアースがきっかけなのだそう。このアースを付けたり外したりしてみると、性能に明らかな違いがあったと言います。

ガラスに貼り付けても同じ結果だったことから、静電気が影響していると判断できたようです。この静電気を効率よく飛ばすためにアルミテープを採用したとエンジニアの佐々長孝氏は語っています。

もちろん、このアルミテープも特別なものではなくて、市販されているのと同じ材質の物を厚さや長さを吟味し、スリットの入った長い形状のものになりました。 ネット上ではまだ、このアルミテープの効果を信じ切れていない人が多くいますが、一度乗って体感をしてみたいものですね。

アルミテープのような主張しないパーツでも走行に影響する効果が得られるというのはある意味目から鱗ではないでしょうか?

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