パワーだけがスポーツじゃない…アンダーパワーだけど楽しい国産スポーツカー7選

1. 日産 マーチ(K11)

マーチ K11

歴史的傑作コンパクト、日産マーチの2代目K11は乗っていて本当に面白いクルマ。それも、当時の試乗会などで「加速は初代のスーパーターボ以上なんです!」と言われた1,300ccモデルではなく、1,000ccモデルこそが至高です。

ノーマルでも構わず楽しめるのがK11マーチ1,000のいいところで、踏めばマフラーの音は頼もしく、ボディ剛性はK12より劣ってはいるものの車重は軽くて、低い速度で挙動が大きいため、日常のスピードレンジでスポーティなドライブの感覚が味わえます。

昔の走り屋でも、道幅が狭くツイスティなコースで軽自動車に対抗できると言えばK11でした。

2. トヨタ MR-S

MR-S

トヨタの実用エンジンはよく言えば普通、ハイメカツインカム化してからは無駄にパワフルであったため、軽量FRのKP61やその先代のKP47を除くと、「アンダーパワーだけど楽しい」クルマは少ないです。

その中でも割と新しくて楽しいアンダーパワースポーツと言えばMR-Sでしょう。

ミッドシップにマウントされた2.8リッターの1ZZ-FEは140馬力と普通のエンジンそのもので、セリカ用の2ZZ-GE(190馬力)に載せ替える人もいましたが、これもそのままで十分です。

下手にパワーがある分振り回すのにも気を遣うSW20型MR2と違って、MR-Sはアンダーパワーな分「踏まないと走らない」ことが魅力。しかもアクセルで大きく破綻しないのがまた良しでしょう。

頑張ってスポーツ走行してない時はオープンエアを楽しめるのも良かったですね。

当時は今みたいにDCTのようなセミオートマが主流ではなかったため、シーケンシャルシフト採用モデルは車椅子のドライバーにとっても楽しみやすい1台でした。

3. ダイハツ エッセ

ダイハツの6代目L250系ミラをベースに、「THE K」のコンセプトで軽自動車の原点に立ち返った好燃費で親しみやすいデザインだったのがエッセ。

58馬力のKF-VEは、パワフルではなかったものの前述のK11マーチ1,000と同馬力で、下からのトルクがあったのでタイトコーナーからの立ち上がりなんかは小気味良い感じ。

しかも、あえてスペース効率を突き詰めずに前後左右から上に向かってすぼまるようなデザインからルーフが軽くて、パイロンスラロームなんかで攻め込むと、「あれ?これホントにミラがベース?すごくワイドトレッドに感じる!」というわかりやすさがありました。

当時から燃費スペシャルのエッセ エコがありましたが、後継モデルはそれを突き詰めたミライースになってしまったのが少し残念です。

4. スズキ アルトバン(HA23V)

ダイハツの軽が出るなら、スズキでは5代目アルトの商用モデル、HA23Vアルトバンが挙げられるでしょう。

正確にはそのK6A(54馬力)搭載モデルが軽い•速いと言う理由で、デビューから16年たった現在でも軽自動車レースでは主力の1台となっているほど人気です。

スペック上の馬力こそダイハツなどに劣るものの、ビッグボアでよく回りつつ下からのトルクもある名機K6Aは、NAでも良い走りをします。

スズキの軽ボンネットバンでは最後の3ドアモデルとなりましたが、レースで人気な1台なだけあって、この5MTモデルで程度の良いものは中古車でも結構タマ数が少ないです。

次ページ回して楽しい、踏んで楽しい!たとえボロボロでも!

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