車のウォーターポンプは何のために付いているのか?

ウォーターポンプの役割とは?

吸気、爆発、排気、といったプロセスを行うエンジンは高い熱を持ちます。エンジンブロックや内部パーツはアルミや金属でできていますから、一定の温度を超えれば当然融解してしまいます。これを防ぐために、様々な手法で「エンジンの冷却」が考えられてきました。

一番シンプルなものは走行による風を利用した「空冷エンジン」です。しかし冷却効果が限定的であり、より高出力かつ安定したエンジン性能を求め続けた結果、現在の「水冷エンジン」に行きついた、というところでしょう。

この水冷エンジンはご存じのように「冷却水」がエンジン内部を循環する構造となっており、また多層構造として表面積を確保した「ラジエター」により熱をもった冷却水を冷ます構造。しかしこの冷却水を「循環」させなければエンジンを冷やすことができませんので、オーバーヒートしてしまいます。

その為に用意されたパーツがこの「ウォーターポンプ」。これは一定の温度になるとサーモスタットが動き、「水車のハネ」をエンジンの力で動かすことで強制的に水を循環させるものなのです。地味ながらも極めて重要なパーツといえますよね。

ウォーターポンプの機能を維持するための注意点

もしこのウォーターポンプが作動しなくなってしまうと、オーバーヒートの原因にもなってしまいます。もちろん、そう簡単にこわれるパーツではありませんが、常に冷却水の中を動くものですから「錆び」が原因で劣化、あるいは故障といった事もあるようです。

これを防ぐためには、冷却水(クーラント)に真水は使わずに、きちん専用のものを使用し、残量も定期的にチェックする必要があります。このクーラントは冷却効果は当然として、防腐作用がありますので、錆びの発生を防ぐ事ができるのです。

日本には車検制度がありますから、古いクルマでも最低でも2年に一度はチェックされるでしょう。とはいえ、乗り方や車種、環境によって減り方も変わりますから定期的にボンネットを開けてリザーブタンクを目視すべきですね。もしレベルゲージがLOWに近づいていたらカー用品店で購入して継ぎ足すのがよいですね。
それと冬場においては「不凍液」としての役目がありますが、これも経年劣化で凍結温度が上がってしまう事もありますから、消耗品として認識しておくべきでしょう。

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