あの名車、2000GTが蘇った!ロッキーオートが制作した2000GT RHVって?

ロッキーオートってどんな店?

スカイライン C110

今回、トヨタ2000GTを新規にボディからすべて作成しハイブリッドエンジンを搭載して現代によみがえらせたのは、愛知県岡崎市にあるロッキーオート。旧車ファンの間ではよく知られた存在で、ハコスカやケンメリ、フェアレディZなど誕生から50年近い車たちを新車同然にレストアしています。

しかし、レストアといっても、シャシーやエンジンは現代のクルマを使用するのが特長。たとえばR32GTRをベースにしたケンメリなど。快適装備のラック&ピニオン パワステ、オートエアコンさらにはマルチリンクを搭載するなどこれまで様々な車両を製作してきました。

2000GTの開発がスタートしたのは一昨年

これまでも多くの旧車を見た目はオリジナル、中身は現代の車のパーツを使用するなどして完ぺきにレストアしてきたロッキーオート。今回の2000GTは試作車第1号が完成した1965年8月からちょうど50年となる、2015年の完成を目標に2013年に開発がスタートしたそうです。

ちなみに、この試みはオリジナル2000GTのボディをベースにレストアするのではなく、ボディパーツはなんとゼロから作成。外板から細部パーツに至るまで実車をくまなく3D測定し、より正確なボディデータのために複数台の2000GTを使って測定値を平均化して当時の流麗なデザインを精密に再現する方法を取っています。

パワートレインには「THS-Ⅱ」を採用!

2000GT RHVに搭載されたパワートレインはトヨタアクアに搭載されているのと同様「THS-Ⅱ」を採用。エンジンパワーとモーターパワーとの相乗効果を革新しました。

世界最高レベルの環境性能とスムーズで力強い走りの両立を実現させているシステムとして、新開発のTHS-IIは、モーターの高出力化とその伝達効率の向上を実現。さらに、クルマ全体のエネルギーマネジメント制御を進化させることにより、トレードオフ関係をブレークスルーして、エコとパワーを同時に進化させシナジー効果を発揮させます。

実際にテスト走行をした今年5月には軽量ボディ+ハイブリッド+良好な空力特性を存分に発揮、新東名高速道路で実燃費41.1km/Lを記録しています。

樹脂型取りを経て行ったパーツ製作…

隅々までこだわった設計で、パーツの1つ1つもオリジナルの2000GTから樹脂で型をとって製作されました。

ボディパーツも複数台の2000GTを厳密に測定して平均値をだすこだわりよう。内装の小さなパーツはもちろん、マグネシウム・ホイールのデザインもオリジナルから型取りして再現されています。

ただ一か所違うのはステアリング。というのも当時木製のステアリングだったものが、このたびの生まれ変わった2000GT RHVではエアバック付きの、アクアのステアリングが装着されてしまうため。内装のウッドパネルはオリジナルのデザインを継承しています。

2000GT開発者のアドバイスを受けて制作されたモデル

こちらの画像は、左がオリジナルの2000GT、右がロッキーオート製の2000GT。上記の2台を比べてもまったくその違いは判りません。とにかく実に忠実に本物が再現されています。

というのも、実はこちらのRHV、当時、実際に細谷四方洋氏を始め2000GTの開発チームのメンバーが制作に多大な協力をしているのです。オリジナルと全く分からないほどの仕上がりの要因は、1つのボディーパーツが出来上がるたびに細谷氏がチェックを入れ何度も補正を加えて本物と同じラインを再現したため。

他、随所で当時2000GTを開発した、2000GTを知り尽くした開発関係者のアドバイスを得ながら製作が進められていたというわけです。

DOHC6気筒エンジンを積んだFRモデルも完成!

ちなみに、ロッキーオートではもう1台、6気筒エンジンを積んだ「R 3000GT」なる2000GTレプリカモデルも復活させています。

RHVとの大きな違いはDOHC6気筒エンジンが搭載されていることと、足回りもダブルウイッシュボーンにてFR方式になったことです。インパネ周りもDOHC6気筒エンジンを採用したことで、2000GTの特徴である7連メーターも可能になり、機能重視のレイアウトになっています。


まさに芸術品のような2000GTが蘇りましたね。各方面からの問い合わせが殺到しているそうです。価格は2000GT RHVが1680万円、6気筒FRモデルのR 3000GTが1980万円~とのことです。

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