ホンダ 4代目ステップワゴンスパーダ(RP3/RP4/RP5型)の4つのグレードを徹底比較!おすすめはe:HEVを搭載したモデル!

ホンダ 4代目ステップワゴンSPADA

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ホンダ ステップワゴンは、1996年5月に初代が発売され、現在もホンダの主力ミニバンとして第一線を走っています。そんなステップワゴンの派生モデルであり、スポーティなデザインが特長的なホンダ ステップワゴンSPADA(RP3/RP4/RP5型)は、ステップワゴンが2代目にあたる時期の2003年6月に初登場しました。

今回は、そんなステップワゴンSPADAのグレード展開について、また、2020年1月のマイナーチェンジで登場したe:HEVモデルについてもご紹介していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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ホンダ 4代目ステップワゴンSPADA・Honda SENSING【価格:292万500円~】
ホンダ 4代目ステップワゴンSPADA・Cool Spirit Honda SENSING【価格:312万2,900円~】
ホンダ 4代目ステップワゴン e:HEV SPADA G・Honda SENSING【価格:342万7,600円】
ホンダ 4代目ステップワゴン e:HEV SPADA G・EX Honda SENSING【価格:364万1,000円】

ホンダ 4代目ステップワゴンSPADA・Honda SENSING【価格:292万500円~】

「SPADA・Honda SENSING」は、ステップワゴンSPADAの中では最下位グレードにあたります。そして、気になるところは、通常のホンダ ステップワゴンと何が違うのかという点ではないでしょうか。

まずはカラー展開。ホンダ 5代目ステップワゴンで同じ位置付のグレードである「G Honda SENSING」は6色展開ですが、「SPADA・Honda SENSING」には、そのうちのブルーホライゾン・メタリックカラーが省略され、代わりにオブシダンブルー・パールとプレミアムスパイスパープル・パールが追加された計7色展開となっています。
そして主要装備も大きく異なります。ヘッドライトは省電力かつ遠くまで照らすことができるLEDタイプを採用。点灯し忘れても、自動で調整してくれるオートライトコントロール機構も搭載されています。

フロントグリルには、SPADA専用のフロントバンパーが施され、よりスポーティな印象を与えるポイントとなっています。そのほか、専用デザインは16インチのホイールにも取り入れられてています。

4代目ステップワゴンSPADAのこだわりは、室内にもみられます。シートには撥水のみならぬ、撥油加工が施されたファブテクト素材を採用し、油分の多い食事や飲み物をこぼしてしまっても、シミになりにくく、掃除も簡単にできます。

また、ハンドルは本革巻ステアリングホイールが採用され、フィット感と高級感を両立した、上質なデザインとなっています。

価格は、FF(前輪駆動)が292万500円、4WD(4輪駆動)が316万2,500円となっています。

ホンダ 4代目ステップワゴンSPADA・Cool Spirit Honda SENSING【価格:312万2,900円~】

ホンダ 4代目ステップワゴンSPADAのグレードの中で、唯一Cool Spiritの名を冠す「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」は、4代目ステップワゴンSPADAのガソリンモデルでは最上位グレードに位置します。

「SPADA・Honda SENSING」でオプション装備であった1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステムが標準装備となり、安全性能が向上しました。また、ホイールが16インチから17インチへとアップし、ミニバンの重いボディをものともしない、安定した走行を体感できます。

そんな17インチホイールや、フロントグリル、パドルシフトには、クールスピリット専用デザインが施され、より特別な一台へと仕上がっています。インテリアシートには、ブラック×シルバーのコンビカラーシートが採用され、こちらも上位グレードならではの特典となっています。

さらに、そんなデザインをより特別に仕上げるオプションとして、ブラックスタイルが用意されており、全体のカラーリングが黒で統一され、よりスポーティな印象を与えます。
機能面においては、プラズマクラスター付きのトリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナーと運転席&助手席シートヒーターが標準装備となり、より車内を快適に過ごせるようになっています。

燃費は「SPADA・Honda SENSING」と比較すると、若干異なり、「SPADA・Honda SENSING」ではJC08モード燃費でFFが15.8km/L 4WDが15.4km/Lに対して「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」では、FFが15.4km/L 4WDが15.0km/Lと、それぞれ0.4km/Lずつ落ちています。

価格は、FFが312万2,900円、4WDが332万900円となっており、「SPADA・Honda SENSING」と比較して、20万2,400円アップしています。

ホンダ 4代目ステップワゴン e:HEV SPADA G・Honda SENSING【価格:342万7,600円】

ここからは、ホンダ独自のハイブリッドシステムであるe:HEVを搭載した注目のe:HEVモデルをみていきます。

まず、「SPADA・Honda SENSING」や「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」で登場した、プレミアムスパイスパープル・パールがカラー展開から削除され、e:HEV専用カラーとなるフォレストグリーン・パールが代わりに登場しました。また、e:HEV専用デザインは16インチのホイールにも適応されています。

やはりハイブリッドモデルの特筆すべき点は燃費でしょう。

「SPADA・Honda SENSING」と比較すると、FFでは15.8km/L 4WDが15.4km/Lに対して「e:HEV SPADA G・Honda SENSING」では、FF25km/Lと、かなり向上しており、エコカー減税も25%から免税と、環境に優しいモデルと言えるでしょう。
一方エンジン性能のほうは、「SPADA・Honda SENSING」の最高出力が110kW(150PS)/5,500rpm 最大トルクが203Nm(20.7kgm)/1,600~5,000rpmに対し「e:HEV SPADA G・Honda SENSING」の最高出力は107kW(145PS)/6,200rpm 最大トルクが175Nm(17.8kgm)/4,000rpm

さらにモーターは最高出力135kW(184PS)/5,000~6,000rpm、最大トルク315Nm(32.1kgm)/0~2,000rpmを発生します。

ホンダ独自の安全装備であるHonda SENSINGにもグレードアップされ、e:HEVモデルには渋滞追従機能が付いています。また、センターコンソールトレーには、急速充電対応の充電用USBジャックが2つ搭載されているため、スマホとタブレットといった2台持ちや、複数人の電子機器の充電にも対応しています。

しかし、「SPADA・Honda SENSING」から、プラズマクラスター搭載のトリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナーやパドルシフトなど、一部削除されている装備もあります。

また、「SPADA・Honda SENSING」や「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」では、オプション装備で乗車定員を7名から8名に増やすことができましたが、そもそもe:HEVモデルにはそちらのオプションが用意されていません。

駆動方式はFFのみで、価格は342万7,600円となっており、「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」のFFモデルと比較すると、30万4,700円アップしています。

ホンダ 4代目ステップワゴン e:HEV SPADA G・EX Honda SENSING【価格:364万1,000円】

「e:HEV SPADA G・EX Honda SENSING」は、ガソリンモデルの「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」にあたり、e:HEVモデルの最上位グレードとなります。

「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」でも採用された、ブラック×シルバーのコンビシートは、「e:HEV SPADA G・EX Honda SENSING」でも健在。

1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステムの標準装備や、「e:HEV SPADA・G Honda SENSING」では削除された、運転席&助手席シートヒーターとトリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナーも、しっかりと装備されています。
「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」との大きな違いとしては、フロントグリルのカラーリングが少し異なることや、ホイールも17インチではなく16インチで、e:HEV専用デザインが採用されているなどが挙げられます。

駆動方式はFFのみで、価格は364万1,000円と「e:HEV SPADA G・Honda SENSINGと比較して、21万3,400円アップしています。
ホンダ 4代目ステップワゴンSPADAの特長をまとめると、ホンダ 5代目ステップワゴンの上位グレードに値する性能と装備、そしてその上にスポーティな印象を与える専用デザインが施されたモデルと言えます。となると、やはり4代目ステップワゴンSPADA選ぶ決定打になるのはデザインと言えます。

なかでもクルマとしてのポテンシャルにも重点を置きたい方には、高い走行性能と、環境に優しい燃費を持つe:HEVモデルをオススメです。

無論、
エアコン関連の装備など、最も充実したクルマを選ぶのであれば、「 e:HEV SPADA G・EX Honda SENSING」になりますが、単にe:HEVの走行性能と燃費が欲しいという方には、「e:HEV SPADA G・Honda SENSING」でも、その期待に十分答えてくれるでしょう。

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