ハイエースがステッキ式パーキングブレーキを採用し続ける理由とは?【トヨタ広報部に聞いた!】

昔は珍しくなかったステッキ式パーキングブレーキ

ステッキ式サイドブレーキ

トヨタ ハイエースは、「はたらくクルマ」の代表格としてはもちろん、ワゴン仕様をミニバンとして使ったり、キャンピングカーのベース車として重宝されたりと、多様なニーズに応えている。

初めてハイエースを運転する際に、戸惑うのはキャブオーバーならではのシート位置(床面)の高さ、アイポイントの高さだろう。いざ、出発する際に操作の壁になりそうなのがステッキ式パーキングブレーキ(ステッキ式パーキングブレーキ)だろう。

T字型のレバーを手前に引く際は直感的にできるものの、解除する際は解除ボタンを押しながらレバーを引き、左側に回すことでロックが解除され、後はレバーがワイヤーの力で自然に戻るようになっている。慣れるまでは少しコツが必要かもしれない。 

ステッキ式パーキングブレーキは、内部がラチェット機構になっていて、歯車と爪を組み合わせてラックに取り付けられている。作動時には爪がラチェットレバーに噛み、解除する時は左側に回してラチェットの引っかかり(噛み)が解除されることになる。

日産NV350キャラバン(MT)もステッキ式パーキングブレーキを採用

ハイエース

さて、ハイエースだけでなく、MT仕様の日産NV350キャラバンにも採用されているステッキ式パーキングブレーキ。

コラム式シフト(コラムシフト)が一般的だった頃は、ステッキ式パーキングブレーキの組み合わせが多かった。トヨタの広報部も「2004年8月に登場したハイエース、その頃まではステッキ式パーキングブレーキは珍しくなかった」と回答している。 

そのほかの理由として、「前席が3人乗り(3人掛け)仕様の場合、シート横に配置される手引き式だと中央席の人が邪魔になる、MT仕様だと足踏み式パーキングブレーキを配置しにくい」という事情もあるようだ。

こうした商用車にもいつかストップ&ゴー付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)が普及すれば、スイッチひとつでロック、解除できる電動パーキングブレーキ(EPB)になる時代が来るかもしれないが、まだ先になるはず。引っ越しやレジャーなどでレンタカーなどを借りる際は、ステッキ式パーキングブレーキもスムーズに操作できれば周囲からの株も上がるかもしれない!?

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