じつは一番の狙い目かも!? 非公開車両とは?

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中古車を探す際、雑誌やウェブサイトをパトロールしてから気になる実車を確認しにいく、という方も多いだろう。中古車販売店を回っていると、雑誌やネットに載っていなかった物件を見かけることはないだろうか。いわば非公開車両、もしくは未公開車両も比較的多く存在する。そんな物件を狙う手はありなのだろうか。

文・塚田勝弘
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なぜ非公開車両、未公開車両はあるのだろうか?
非公開車両がすべて狙い目とは限らないが

なぜ非公開車両、未公開車両はあるのだろうか?

私事で恐縮だが、いまから約25年近く前、初めて就職した会社は中古車の広告を取り扱う広告代理店だった。中古車販売店に営業に出向き、中古車雑誌を含む自動車雑誌に広告を掲載してもらうという仕事で、主にフォーマットに則り、ページ製作まで担当していた。

なかには、「この車両なかなか売れないんだけど、いくらだったら売れると思う?」とアドバイスを求められる先輩もいたようだ。数ヶ月で自動車雑誌編集部に転職してしまったものの、中古車の流通や広告(当時ウェブはなかったように記憶している)の流れを理解できたのは貴重な経験だった。

現在のウェブ掲載に関しては、「1台当たり料金はいくら」なのか、「10台掲載で●●万円」となっているのか、あるいは、雑誌掲載も条件なのかは分からない。しかし、25年前もそうだったが、オークションや買い取りなどで仕入れた物件すべてを有料である雑誌やサイトに掲載するのは、予算的にできない場合もあるだろう。あるいは、掲載料無料であっても、掲載が間に合わないケースも多々あるはず。

25年前の話で再び恐縮だが、当時はバブル崩壊からしばらく経っていたとはいえ、まだ中古車業界は比較的景気が良かった。予算はあるけれど、掲載が追いつかない例も多々あったのだ。現在も予算や時間の問題で、非公開車両や未公開車両になる事情もあるだろう。

非公開車両がすべて狙い目とは限らないが

逆に掲載されている車両は、掲載しないと売れない、あるいは逆に目玉車種としてまさに広告塔として載せることで、来店を促す狙いもあるはず。だから買い得のある目玉車種は、早く買い手が付いてしまう可能性もある。一方、掲載しないと売れないようなモデルは、再度値引きをして再掲載されるケースもあるかもしれない。

非公開車両、未公開車両には、掲載が間に合わない物件では必ずしも狙い目といえない物件も含まれていることもあるだろうし、掲載しなくても売れる人気モデルやグレードもあるだろう。

非公開車両、未公開車両のすべてが狙い目であるはずがない。その中からお得な物件を見つけるためには、その販売店に足繁く通い、本当に買う姿勢を示したり、あるいは毎回その販売店で購入することで信頼関係が築ければ、良いモデルを紹介してくれたり、探してくれたりするはずだ。こうした非公開車両を探すサイトもいくつかあるので、登録することでいい出会いがあるかもしれない。

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