フォグランプとヘッドライト、照射や目的の違いは?

役割と保安基準上の名称

基本的にヘッドライトは夜間や暗い場所を走行する時に使用し、フォグランプは霧や雨天、降雪などで視界が優れない時に使用します。また、我々が普段何気なく「ヘッドライト」や「フォグランプ」と呼んでいますが、これらには保安基準上での正式な呼び名があります。

ヘッドライトが「前照灯」、フォグランプが「前部霧灯」という正式名です。ちなみに輸入車を中心に最近増えている「バックフォグ」と呼ばれるものは「後部霧灯」と呼ばれています。

なお、前照灯は保安基準上必ず備えなければいけませんが、前部霧灯は「備えることができる」と明記されています(2009年10月24日告示)。つまりフォグランプは必ず必要な備えではないのです。

ヘッドライト(前照灯)とは

ヘッドライト

前照灯は保安基準上2つに分けられます。1つはハイビームと呼ばれている「走行用前照灯」もう1つは他の交通を妨げにならないために使用するロービーム「すれ違い用前照灯」です。

位置は必ず左右対象で、左右は車両最外側から400mm以内車両中心に、前後は前照灯の最上部(ヘッドライトの縁の一番上)が地上1.2m以内。最下部が地上0.5m以上、走行用前照灯が2個または4個で、すれ違い用前照灯が2個と定められています。

照射範囲の基準としては夜間に走行用前照灯(ハイビーム)が前方100m先を、すれ違い用前照灯(ロービーム)が前方40m先を確認できなければいけません。

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フォグランプ(前部霧灯)

フォグランプ

前部霧灯は同時に3個以上点灯しないようにし、かつ左右対象でなければいけないので、実質的には個数は2個までとなります。位置は前部霧灯の最上部が地上800mm以下、最下部が地上250mm以上でなくてはいけません。左右の位置は前照灯と同じです。

なお、前部霧灯は「○○m先を確認できなければいけない」という明記はありませんが、「他の交通を妨げないもの」と明記されており、「どれだけ先を照らしても、明るくてもOK」という訳ではありません。

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役割にあった使用を

灯火類は保安基準で厳しく定められているため、今回ご紹介したのは大まかな大部分に過ぎません。

ですが、それぞれの役割として再度簡単にご紹介すると、ヘッドライトが夜間時先を照らすもの、フォグランプが霧や雨天、降雪などで視界が優れない時使用するものです。それぞれ役割が分けられているため別々に備えられています。そのため役割にあった使用をしましょう。

また、今回は平成18年1月1日以降に製作された自動車に関して沿った紹介になります。車種や年式によっては異なる場合があります。

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