日本仕様の輸入車、なぜ右ハンドルなのにウインカーは左のままなの?

ウインカーの位置には規格があった

新型Aクラス発表会 20181018

日本車は、ウインカー操作レバーが右側についているのが一般的です。これはJIS(日本工業規格)で定められたもので、国内で販売される国産車のレバー位置は、基本的に同じになっています。

対する輸入車の場合は、ウインカー操作レバーが左側、ワイパー操作レバーは右側と、国産車とは正反対につけられています。これにもきちんとした理由があり、ISOという国際標準化機構の規定によって定められているのです。

ISOによる規定では、ハンドルの位置が左でも右でも操作レバーの位置は同じようにすることが取り決められているため、日本国内に輸入される右ハンドル仕様車でも、ウインカーは左、ワイパーは右のままになっているのです。

ISOとJISでは正反対

いったいなぜJIS規格では、ウインカーが右側になっているのでしょうか。それは、日本が左側通行になっていることに関係があります。

左側通行の場合、ハンドル位置は対向車に近い右側のほうが操作しやすくなります。クルマが右ハンドルになると、通常シフトレバーは左になり、ウインカーは空いている右手で操作することが理想的なのです。

このような理由から、JIS規格では「ウインカーは右、ワイパーは左」となっているのですが、一方の海外では多くの国が右側通行を採用しているため、同様の理由によってISO規格では日本とは反対になっているのです。

輸出仕様の国産車はISO規格に対応

日本車は右側通行の国へも輸出されています。そのような海外向けの場合は、ISO規格に準拠するべくウインカーの位置を反対にするなどの対策を行なっています。

また海外から輸入される外国車でも、過去にはJIS規格に準拠したレバー位置を採用していたケースもあります。しかし多くの輸入車は国際規格であるISOに準拠し、ハンドル位置が左右どちらの場合でも「ウインカーは左、ワイパーは右」を採用しています。

最新フェラーリは右でも左でもない

フェラーリ 812 スーパーファスト

輸入車と国産車を頻繁に乗り換えると、その都度、ウインカーやワイパーといったレバーの位置に戸惑いますが、ここ数年、フェラーリでは、ウインカーの操作をハンドル内にしつらえたボタンで行なうようにしています。

これなら、国産と輸入車を乗り換えても戸惑うことはありません。今後、ウインカーやワイパーの操作は、レバーからボタンへと移行していくのかもしれませんね。

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