不便じゃないの!? なぜ左ハンドルのクルマにこだわるのか

左ハンドルへの憧れ

ポルシェ 911 カレラS

あのポルシェ911でさえ、右ハンドル仕様がラインナップされている現在、あえて左ハンドルを選ぶ理由は、やはり輸入車に乗っているというステータスを求めるからではないでしょうか。

いまやほとんどの輸入車に右ハンドル仕様が用意され、価格も安くなってきていることから、輸入車がかつて持っていた希少性は少々薄らいでいます。

そこで、さらなる特別感を求める人が、本国仕様と同じ左ハンドル車を選んでいるようです。面白いのは、ジャガーやランドローバーで、右ハンドルの国イギリス生まれであるにも関わらず、左ハンドル仕様をあえて選ぶオーナーがいるのです。そういった方は、希少性、所有感、人と違うものに乗りたいという想いが強いのではないでしょうか。

その一方で、バブル以前から左ハンドル車に乗っているオーナーのなかには、左ハンドルに慣れてしまって右ハンドルでは運転がしづらいという方もいるようです。

また車種によっては、納期の問題で、たまたま納車が早いモデルが左ハンドルだったという方もいます。

デメリットが多い左ハンドル

ETC

輸入車であることを存分にアピールできる左ハンドル。しかし、日本の道路事情には、やはり右ハンドルが適しています。

ETCの普及で、高速道路の料金所でマジックハンドを使う左ハンドル車は、見なくなりましたが、それでも地方の有料道路や駐車場の料金所、ドライブスルーなど、ほぼ車両の右側に位置しています。助手席に人がいればいいのですが、1人なら車を降りることが必要になるかもしれません。

走行中も、追い越しの際にバスやトラック等の大きい車が前後にいると、交通状況を把握するのも困難ですし、左折や左カーブでも死角が増えるので、運転する際はいつも以上に気を付ける必要があります。

メリットは、左側の車両感覚が非常につかみやすくなること。狭い道で対向車とすれ違う、路上駐車をするときなどは、路肩に寄せやすくなります。ただし、路肩にはガードレールがあるため、寄せすぎるとドアが開けられなくなります。

それでもやっぱり憧れの左ハンドル

以前から左ハンドル車に憧れている方は、今回紹介したようなことは承知のことかと思います。そんなデメリットがあることを知ったうえで、それでも左ハンドルを選ぶのは、車が日常の足であるとともに、趣味性が強く、個性を表現できる特別な乗り物だからなのでしょうね。


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