国産車で初めて車名に「GT」をつけた「いすゞ ベレット1600GT」

国内初のGTモデル車両

イスズ ベレット1600GT

いすゞ ベレット1600GTは、日本メーカーが製造した自動車のなかで初めてGTとして設定・販売した車両です。ベースは1963年に販売を開始したベレットで、その発売から約1年後の1964年4月にレース活動から得たノウハウを注ぎ込み、ベレット1600GTは誕生しました。

1964年といえば、最初の東京オリンピックが開催された年です。この1年前の1963年には首都高速が開通、自動車交通網の整備も着々と進められました。

東京オリンピックに首都高速、国民の生活水準向上、日本が活気づき大きく成長した高度成長期を象徴する自動車の1台としても記憶されています 。

いすゞベレット1600GTのスペック

イスズ ベレット1600GT

ベレット 1600GTの車両重量は940㎏、スタイルはクーペタイプの2ドア、最大乗員4名となっています。

車両サイズは全長4,005mm×全幅1,495mm×全高1,350mm、ホイールベースは2,350mm。エンジンは、G160型と呼ばれる1.6L(排気量1,579㎤)の水冷直列4気筒OHVで、キャブレターはSU(×2基)を採用し、最高出力65kW(88ps)/rpm、最高トルク122.58375Nm(12.5kgm)/4,200rpmのスペックでした。

変速機はマニュアルの4速のみ。駆動方式はFRです。サスペンションの4輪独立懸架は、当時の日本車としては珍しい形式でした。

ステアリング機構はラック&ピニオンで、ブレーキシステムはフロントにディスク、リアにドラム式です。

車体、エンジン、サスペンション、ステアリング機構そしてブレーキシステムなど、当時としては先進の技術が投入された高出力のスポーツカー、それがいすゞ ベレット1600GTなのです。

ちなみ当時の販売価格は93万円。現在購入できる中古車価格は、大手中古車情報サイトによると、平均相場約205万円となっています(2018年4月18日時点)。

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