ジムニーシエラの荷室や収納はミニマムながら使い勝手良好!どんな奥地にも荷物を運べます

スズキ ジムニーシエラ

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SUVと言っても今どきのクロスオーバーSUVとは違い、スズキ ジムニーシエラはたくさんの荷物を積めるように作られてはいません。その代わり、卓越したオフロード性能でどんなところにも運べます!というのがジムニーシエラのラゲッジスペースが持つ最大のメリットです。
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オフロード用カスタマイズベースゆえに、荷室はミニマム
一応後席を畳めば少しは積める
ドリンクホルダーや小物入れは意外と充実
それでも荷物には困らない、なぜならば

オフロード用カスタマイズベースゆえに、荷室はミニマム

スズキ ジムニーシエラはオーバーフェンダー以外のボディがジムニーと共通となっています。ドアを開ければ中身はジムニーと何ら差が無い事に気づくでしょう。

オフロード性能を最重視した前後ホイールベースやエンジン配置、大きなトランスファーによってキャビンの位置や容積も制約されています。

快適性や積載性を多少落としてでもオフロードでベストを尽くすよう作られているのです。

そのため、後席にレッグスペースがほとんど無いのはもちろん、人を乗せてしまえば荷物を積む場所などほとんど無くなってしまいます。

後席の背もたれとリアハッチの隙間に僅かばかりのスペースはありますが、4人で荷物を抱えて楽しくドライブに出かけようというクルマではありません。

それでも全く問題が無いのはタフなオフロード走行用マシンとしてカスタマイズを受け、荒れたラフロードに挑むためのクルマだからで、そのために他の要素を割り切っています。

一応後席を畳めば少しは積める

それでも後席がリクライニングできる現行モデルはまだマシで、その後席背もたれを前に倒せばミニマムだった荷室が一気に広がります。

しかし元々スペースが無いのに加え、フラットで広大な床が出現するわけでもありません。

それでも、大型オフローダーでは入っていけない細く険しい奥地までいくらか荷物を運んでいけるのはありがたい事です。

ある意味、量は少なくとも、とても普通のクルマでは入れない場所まで荷物を運べると考えれば荷室がある事自体が大きなメリットで、容積や使い勝手の部分まで深く考えるべきではありません。

後席ドアも無いので左右から荷物の出し入れはできず、荷室へのアクセスがリアハッチか前席からに限られるのも、同じ感覚で理解すべきでしょう。

ドリンクホルダーや小物入れは意外と充実

それでも現行型であれば細々とした収納にはさすがに気が使われています。

助手席のみではありますが、履き替える靴などを収納できるアンダートレーは険しい山奥と都会のオフィスなどまで用事がある時には重宝します。

ドリンクホルダーを兼ねたフロアコンソールボックスとリアクォータートレにはちょっとしたメモ帳や小物なら入れておけますし、AT車であればドリンクホルダー兼用のセンターコンソールボックスもあります。

何かドリンクホルダーばかり今時のクルマのごとく充実していますが、ゴツゴツとした険しい山道で激しく揺られる中、ポットボトルがあちこちに転がらずに済むのはオフローダーとしても大きなメリットです。

他にも助手席インパネトレーやキー付グローブボックスに貴重品も置いておけますし、後席後ろ左右のラゲッジポケットには放り出しておくと困る小物をしまっておけます。

地図を入れるのに最適なドアポケットは、カーナビがある時代に不要と思うかもしれませんが、道なき道を突破しなくてはいけない時もあるジムニーシエラには、道路地図ではなく地形図がありがたい時もあるのです。

それでも荷物には困らない、なぜならば

これだけではただ山奥の荒地に行くだけならともかく、そこでキャンプを張りたいとなったらさすがに困りますが、実はあまり問題にならないのです。

なぜなら、ジムニーシエラは純正オプションでルーフキャリアの装着が可能。スキーやスノボ、サーフボードを載せられるのはもちろん、ルーフラックアタッチメントをつけてルーフボックスを固定してしまい、そこに荷物を積んでしまえばいいからです。

もちろん重心が上がるのであまり重い荷物を積むわけにもいきませんが、荷室の少なさはこれでカバーしつつ、トレッドが広いジムニーシエラならそれでもオフロードで安定するので、安心して走れます。

見た目もよりオフローダーっぽくなるので、ルーフキャリアは是非とも装着しておきたいですね。

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