トヨタ タンク/ルーミー試乗インプレ【静寂性はやっぱりイマイチ!?】

今回新発売されたトヨタのタンク&ルーミーは、1.0リットルのターボエンジンと
ノンターボエンジンを用意しているのですが、静寂性はどちらもイマイチ…。

アクセルを踏み込むと、エンジンの回転数があがり、
軽自動車のような軽めのエンジン音が車内に”ブゥゥゥ～～ン”と
車内に響きわたりわたります。

しかも、かなり大きめ…。

クルマによっては窓ガラスを完全に閉めると、外から侵入してくる
エンジン音をかなりシャットダウンできるクルマもあるのですが、
今回新発売されたタンク(TANK)&ルーミー(ROOMY)は、窓を閉めた状態でも
かなり気になる状態…。

今回新発売されたトヨタのタンク(TANK)&ルーミー(ROOMY)は1.0リットル
エンジンと言う事もあり、外板に特別な樹脂を使用して軽量化を図っています。
また、軽量化のため遮音材・吸音材もかなり抑え気味になっているようです。

そのため運転をしている時にエンジン音の車内への侵入が大きくなる結果に…。
正直に言ってこのエンジン音の大きさは運転をしていて、ちょっと気になるレベル…。

また、このクルマを試乗した時、私の妻は後部座席に座っていたのですが、
アクセルを踏み込んで加速している時はエンジン音が大きく、何をしゃべって
いるかキチンと聞き取れませんでた。
(一定のスピードでクルーズ走行をしている時は、スムーズに会話を
する事ができますが…)

このエンジンを踏み込んだ時のエンジン音の大きさ、車内への侵入は
このクルマの欠点だと思いました。

もし静寂性だけを追求するのなら、トヨタのタンク(TANK)&ルーミー(ROOMY)の
競合車・ライバル車でもあるスズキ ソリオ(SOLIO)の方が良いのかなと思いました。

私が試乗をする前に気になっていた事は、タンク(TANK)&ルーミー(ROOMY)の
ターボ車とノンターボ車では、どちらの方が静寂性が優れているのか？と言う事。

実際に私がターボ車・ノンターボ車の両方を試乗をしてみた感じでは、
ターボ車の方が静寂性は良いように感じました。

正直に言って、トヨタ タンク(TANK)&ルーミー(ROOMY)はターボ車も
ノンターボ車の静寂性はそれほど変わりません。両方ともしっかりと
エンジン音が車内へ侵入してきます。

ただ、ターボ車の方がパワーがあるためエンジン音の回転域が低くなる分、
相対的にエンジン音が若干静かになっている感じが…。個人的には、パワー面
だけではなく、静寂性の観点からもノンターボ車よりもターボ車の方が
快適に運転ができるのかなと思いました。

ちなみに、このクルマはアイドリングストップからのエンジンの再始動時の
音・騒音もちょっと大きめです。

この点もセルを使わずにほぼ無音でエンジンが再始動して、発進していく
競合車・ライバル車のスズキ ソリオに遠く及ばないと感じました。

今回トヨタから新発売されたトヨタ タンク(TANK)&ルーミー(ROOMY)を
試乗してきたのですが、このとおり静寂性はイマイチでした。

かなり大きい音が車内に侵入してくるので、後部座席に座っている
同乗者との会話もままなりません。また、赤ちゃんや小さいお子さんも
クルマに乗った瞬間にぐっすりと眠るのは、難しいのかなと思いました。

競合車・ライバル車のスズキ ソリオに遠く及ばない静寂性の悪さは、
タンク&ルーミーの購入をためらう一つの理由になりえるのかなと、
実際に試乗をして思いました。