視界は、先代よりも悪い!?|シエンタ ハイブリッドの試乗の感想④

トヨタ シエンタ ハイブリッド 2015

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トヨタからシエンタ(SIENTA)がフルモデルチェンジをして、発売されましたね。

先日、シエンタ(SIENTA)を試乗してきたのですが、小型ミニバンという事もあり、アクア(AQUA)などより運転席の着座位置も高いため、運転席からの視界は、かなり良いです。

ヴォクシーやノアなどハコ型ミニバンまでの視界の高さはありませんが、それでも十分な高さ。ただ、運転席からの視界は、ミニバンっぽくありませんでした。また、先代モデルと比べて、視界は悪くなったように感じました。

2015/7/22
Chapter
シエンタの視界は、小型ミニバンっぽく無い!?
斜め前方の視界は大幅に改善!?

シエンタの視界は、小型ミニバンっぽく無い!?

シエンタ(SIENTA)のフロントガラス・正面からの視界はこのようになっています。
シエンタ(SIENTA)の運転席のインパネは比較的低い位置に設置されており、その分、フロントガラスは大きくなっています。

この大き目のフロントガラスは、見晴らしも良く大満足。快適性も十分です。

インパネの位置も低く、フロントガラスも大きいのでシエンタ(SIENTA)を試乗をしていて、運転はとてもしやすかったです。

運転席の位置も高めなので、遠くまで見渡せる感覚も十分に味わえましたし・・・。

また、今回から初めて装備されたハンドルの上から見るようなデジタルメーターも思ったよりも厚さが無く、視界の妨げになっていないのも好印象でした。
ただ、先代モデルと比べると、運転席からの視界は悪くなり、ミニバンっぽくなくなってしまいました。

特に先代モデルと大きく変わったのは、フロントガラスの角度。先代モデルは、シエンタ(SIENTA)と比べてもう少しカクカクしたデザインでフロントガラスも垂直に立っていました。

一方、今回フルモデルチェンジをして発売されたシエンタ(SIENTA)のフロントガラスは、先代モデルと比べて、かなり寝ています。

シエンタ(SIENTA)と先代モデルを横から見比べると、一目瞭然です。

こちらがシエンタ(SIENTA)。
そして、こちらが先代モデルのシエンタ(SIENTA)
フロントガラスの角度が異なるのが、一目で分かりますよね。

シエンタ(SIENTA)では、フロントガラスが寝ているため、先代モデルよりもフロントガラス・ボンネットまで距離があり、運転席からの視界は先代モデルよりも悪く感じてしまいました。

また、運転席からの視界は、ミニバンを運転しているというよりも着座位置の高さを除くと、アクア(AQUA)などコンパクトカーやセダン車を運転しているような感じでした。

個人的には、先代モデルの視界の良さが無くなってしまったのは、少し残念でした。

斜め前方の視界は大幅に改善!?

ただ、シエンタ(SIENTA)の運転席から視界で大幅に改善されたと思ったのが、運転席の斜め前方の視界。
残念ながら先代モデルと同様にAピラーの太さは、ちょっと太め。この点は、少し残念なポイント・・・。

しかし、シエンタ(SIENTA)はフロントガラスは、かなり寝ているため今回は、フロントガラスのサイドの部分に大き目の三角窓を装備。フロントガラスに角度がついた分、斜め前の視界はどうなのか心配していたのですが、大きな三角窓のおかげで、斜め前の視界は予想以上に良かったです。

シエンタ(SIENTA)を試乗していて、先代モデモデルと比べて、斜め前の視界が著しく悪くなったとは、感じませんでした。むしろ、シエンタ(SIENTA)を試乗してみて、先代モデルと比べて斜め前の視界は良くなったように感じました。

その理由は、サイドミラーのデザイン。先代モデルでは、サイドミラーはこのようにAピーラーの根元に固定されていました。
そのため先代モデルでは、Aピラーの根元の部分が黒いパネルで埋まっており、斜め前の死角が多くなっています。(画像がみづらくて、スイマセン・・・)
しかし、シエンタ(SIENTA)では、このサイドミラーの位置を変更。このようにドアパネルに固定するようなデザインになりました。
そのためAピラー付近の死角が軽減。サイドミラーとボディを繋ぐ部品が運転席から全くみえないので、斜め前がスッキリ。

運転席の右側から来る歩行者は、先代モデルと比べてかなり見やすくなったと思いました。

この斜め前の視界の良さは、個人的には大満足でした。
シエンタ(SIENTA)の視界は、運転席から高いこともあり、基本的には、それ程悪いとは思いませんでした。

しかし、先代モデルと大きくクルマのデザインが変更され、フロントガラスが寝ているため、先代モデルの視界の良さが損なわれたのは事実です。

実際に、シエンタ(SIENTA)を試乗した時の運転感覚は、先代モデルと全く異なり、ちょっと運転席の高い(視界の高い)アクアを運転しているような感じでした。

個人的には、先代モデルのようなフロントガラスが立っていた先代モデルの方が視界も良く、運転はしやすかったです。

なので、シエンタを運転すると、先代モデルや軽自動車のタントやスペーシアなどフロントガラスが立っていたクルマに乗っていた人は、慣れるまで、少し違和感を感じるかもしれません。

しかし、アクアなどコンパクトカーを普通に運転している方は、シエンタ(SIENTA)の視界に関して、特に問題ないと思いました。

もしこのクルマの視界の良さが気になる方は、実際に試乗をして、確めてみてくださいね。
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