高速道路で試乗体験!セレナ プロパイロットの乗り心地インプレ

日産 セレナ 2016

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先日、日産セレナの試乗に行ってきました。

今回の試乗の一番の楽しみは、自動運転技術”プロパイロット機能”。街中の試乗では白線の中央付近を維持してくれる自動ステアリング制御機能が働きませんでしが、高速道路での試乗ではしっかりと作動!1区間だけだったのですが、ほぼ自動運転で走破してきました。

高速道路で自動運転技術”プロパイロット機能”を使い勝手や乗り心地はどうだったのか?また、快適性・安心感はどうだったのか?

高速道路でセレナ(SERENA)の自動運転技術”プロパイロット機能”を使った時の試乗の感想・様子を包み隠さず紹介したいと思います。
2016/8/29
Chapter
セレナの試乗:プロパイロットを高速道路で体験
ステアリング制御・車線認識には若干の時間がかかる
ハンドルの自動制御機能の作動が遅い理由
セレナのプロパイロットで高速道路を運転した感想
コーナリング時も安定

セレナの試乗:プロパイロットを高速道路で体験

今回の日産 セレナ(SERENA)の試乗で私が運転をさせて貰ったのは、標準車の最上位モデルの”Gグレード”。
日産の本社がある神奈川県の横浜市内をぐる~~っと回った後に首都高に乗り、高速道路での試乗をスタート!

料金所を通過して、本線に合流するとスグに早速プロパイロット機能に挑戦。

ハンドルの右側に装備されているスイッチを操作をして、日産 セレナの自動運転技術”プロパイロット機能”を早速起動。
セレナ(SERENA)のプロパイロット機能は時速100kmまで設定できるのですが、今回は試乗に同行したスタッフの方の指示で時速60kmに設定。

ハンドルの右側にある”RES+(レジュームスイッチ)”を押して、時速60km/hに設定すると、前走車がいなかったこともあり、設定した速度までス~~っと滑らかに加速。

街中でこの自動運転技術”プロパイロット機能”を使った時も感じましたが、設定した速度まで滑らかに加速していく感じは、とても良かったです。

ステアリング制御・車線認識には若干の時間がかかる

このようにクルーズコントロールのようにアクセルを踏むことなく設定した速度で走行してくれる機能や、先行車両を検知して一定の距離を保つように自動でアクセルとブレーキをコントロールしてくれる機能は、設定後すぐに作動してくれます。

しかし、自動運転の肝でもあるハンドルを自動的に操舵してくれるオートステアリング機能は、スグに作動しませんでした。
実際にこのハンドル・ステアリング制御が行われたのは、プロパイロットスイッチを押してから1分~2分後。

プロパイロット機能スイッチを押した瞬間ステアリング制御機能も作動して、スグに自動運転機能が作動すると思っていたので、これには少々ガッカリしました。

ハンドルの自動制御機能の作動が遅い理由

試乗に同行したディーラーさんの話によると、セレナでは、イスラエルにあるモービルアイ社の画像処理技術を独自応用したカメラを使用して、前走車との距離や道路の白線を把握しているようです。
しかし、道路の白線を把握するのに若干時間がかかるとの事。そのため、ハンドル・ステアリング制御の作動には、時間がかかるようです。

ちなみに、ハンドル・ステアリング制御が開始されると、ブザー音でお知らせしてくれるので、スグに気付きます。

また、それとともに新型セレナ(SERENA)マルチインフォメーションディスプレイに表示されているプロパイロットの動作が確認画面の左側のハンドルと白線部分のカラーが緑色になります。

ちなみに、こちらの画面ではハンドルの自動制御機能が作動していないので、ハンドルマークは白いまま。
この日産 セレナ(SERENA)の自動運転はとても良いと思ったのですが、個人的にはもう少しタイムラグなく作動するようにして貰いたかったです。このタイムラグは、このクルマの自動運転”プロパイロット機能”の課題の一つなのかなと感じました。

セレナのプロパイロットで高速道路を運転した感想

高速道路に乗って数分後、ハンドルの自動制御機能も作動したセレナのプロパイロット機能ですが、実際に体験してみると最初は違和感を感じまくり…。
自分の意思とは関係なくハンドルが勝手に左右に回るので、ちょっと不思議な感覚が…。ただ、”自動運転をしていると言う感じ”は十分に体感できました。クルマをコントロールしているのではなくコントロールされている感じが、ちょっとおもしろかったです。

また、ハンドル・ステアリングホイールから手を離すと解除されてしまうので、手ばなし運転をする事ができません。しかし、ハンドルに軽く手を添えるだけでクルマ側でステアリング操作を行い、車線の真ん中付近をシッカリと走行してくれます。

なので、このプロパイロット機能を使って運転をしていて、とっても快適。また、思った以上に安心感がありました。
初めて乗るクルマで高速道路を運転するのは毎回緊張するのですが、
今回はこの自動運転”プロパイロット機能”のおかげで、緊張する事もなく
とても楽しく&リラックスした状態で運転する事ができました。

長時間の高速運転は、精神的にも肉体的にもかなりつかれますが、このセレナ(SERENA)に採用されている自動運転技術”プロパイロット機能”を上手に活用をすると、精神的&肉体的な負担はかなり軽減されるのかなと思いました。

ちなみに、セレナ(SERENA)では、ウィンカー操作によるレーンチェンジ機能は装備されていません。つまり、車線変更や追い越しは自分で運転をしないといけないので、ご注意を…。


コーナリング時も安定

また、日産 セレナ(SERENA)の自動運転技術”プロパイロット機能”は、カーブを曲がる時の安定感・乗り心地も十分満足できるレベル。

コーナリングを曲がる時、人間が運転している時のようにスムーズにハンドルを回転させるのではなく、機械的なカクカクと動かす感じがステアリングホイールに添えている手から伝わってきます。
しかし、実際の乗り心地は、とっても快適。

2列目/3列目シートに座っている同乗者からは、ドライバーが運転しているのかそれとも、自動運転を使用しているのか分からないと思います。

自動運転を高速道路で使用中、一度大きなカーブを曲がっている最中にハンドルをグンっと切って、ちょっとビックリするシーンはありました。しかし、基本的にはハンドルの操作も自動運転とは思えない程スムーズ。

このカーブを曲がっている時の快適な乗り心地も好印象でした。
セレナの自動運転技術”プロパイロット機能”を使って、高速道路を試乗させて貰ったのですが、予想以上に快適で良かったです。

車線変更や追い越しはできないのですが、この自動運転機能が装備されているだけで、運転中の疲労感などは全く違うなと感じました。

この5代目モデルの自動運転機能は、期間限定で発売している特別仕様車”プロパイロット エディション”を除いて、オプション設定となっております。

プロパイロット機能が含まれているオプション”セーフティパッケージB”の価格は約24万円と少々高いですが、装備する価値は十分にあるように感じました。

ちなみに、日産 セレナ(SERENA)の購入者の約7割の方が、プロパイロット機能が含まれているこのセーフティパッケージBを注文しているようですよ。
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