ポルシェ 911GT3/ターボS向けに「ボルクレーシング TE37SAGA S-plus」のセンターロックモデルが新登場
更新日:2024.11.12
レイズを代表する高剛性鍛造1ピースホイール「ボルクレーシング TE37」。その最新のモデルである「TE37 SAGA S-plus」にポルシェ 911GT3/ターボS向けサイズのセンターロックモデル「TE37 SAGA S-plus センターロック」が新たに追加されました。
レーシングカーやハイパーカー以外では馴染みが薄いセンターロックホイールですが、センターロックホイールを製造することは、多くのレイズホイールユーザーにも無関係ではありません。
今回は2024年8月にラインナップへ加わった「TE37 SAGA S-plus センターロック」を紹介します。
レーシングカーやハイパーカー以外では馴染みが薄いセンターロックホイールですが、センターロックホイールを製造することは、多くのレイズホイールユーザーにも無関係ではありません。
今回は2024年8月にラインナップへ加わった「TE37 SAGA S-plus センターロック」を紹介します。
レイズの最高峰の剛性をポルシェに「TE37 SAGA S-plus センターロック」
センターロックを採用する市販車は、スーパーカーやハイパーカーと呼ばれるクルマのなかでもポルシェ 911GT3をはじめとしたごく限られた車種のみです。
現代のこうしたクルマのエンジン出力は500psを超え、最高速度は300km/hオーバー。太いタイヤと強力なダウンフォースによる高いコーナリングスピードも相まって、ホイールにも相応の性能が求められます。
現代のこうしたクルマのエンジン出力は500psを超え、最高速度は300km/hオーバー。太いタイヤと強力なダウンフォースによる高いコーナリングスピードも相まって、ホイールにも相応の性能が求められます。
しかし、その性能はあくまで使用過酷な環境下でも破断せず、車両を無事にピットまで辿りつかせることが大前提です。
1996年に誕生したボルクレーシング TE37は、高剛性鍛造1ピースホイールとして現在まで幾度の改良を重ね、モータースポーツにおけるニーズに対応してきました。
1996年に誕生したボルクレーシング TE37は、高剛性鍛造1ピースホイールとして現在まで幾度の改良を重ね、モータースポーツにおけるニーズに対応してきました。
そして、競技用ホイールも供給する現レイズの持てる全てを注いだセンターロックホイールが、この度新たにリリースした「TE37 SAGA S-plus センターロック」です。
ハイパーカーへの装着を前提としたセンターロックホイールは、性能だけでなく高い品質も求められるため販売できるメーカーは限られます。
ハイパーカーへの装着を前提としたセンターロックホイールは、性能だけでなく高い品質も求められるため販売できるメーカーは限られます。
特別なクルマにだけ装着が許される純スポーツホイール
「TE37」のデザインはすべてに意味があり、太い6本スポークも、ブレーキを躱しながらセンターハブに向かって落ちくぼむコンケイブラインもすべて計算しつくされた機能美ともいえる形です。
リプレイス・スポーツホイールらしい「TE37 SAGA S-plus」のシンプルな造形は、センターロックホイールの仕様変更を受けることで、より洗練された様相となります。
リプレイス・スポーツホイールらしい「TE37 SAGA S-plus」のシンプルな造形は、センターロックホイールの仕様変更を受けることで、より洗練された様相となります。
レイズの特許技術である「A.M.T.(Advanced Machining Technology)によってリムやスポークに刻まれた精巧な切削ロゴは、ハイパーカーの足元にも相応しい意匠といえるでしょう。
湾曲したスポークの天面に高精度のマシニングロゴを刻めるのは、レイズの高い技術の証でもあります。
湾曲したスポークの天面に高精度のマシニングロゴを刻めるのは、レイズの高い技術の証でもあります。
ホイールカラーは「ダイヤモンドダークガンメタ」と、「ブロンズアルマイト」の2色を用意し、オプションカラーを選択すればシックなダークカラーからレーシングカーらしいビビットカラー、ホイールの状態を確認しやすいホワイトまで全14色から選択可能です。
サイズラインナップは20インチのみの設定としフロント用に9Jと9.5Jの2サイズ、リア用に11.5J〜12Jの3サイズとなる全5サイズをカバーし、ビードシートにはタイヤとホイールの間の空転抑えるローレット加工を施すことで大出力を余すことなく路面に伝えます。
サイズラインナップは20インチのみの設定としフロント用に9Jと9.5Jの2サイズ、リア用に11.5J〜12Jの3サイズとなる全5サイズをカバーし、ビードシートにはタイヤとホイールの間の空転抑えるローレット加工を施すことで大出力を余すことなく路面に伝えます。
ハイパーカー向けセンターロックホイールに求められる性能
2016年に完全新設計で生まれ変わった「TE37 SAGA」が登場し、2021年にはデザインをそのままに徹底改修を施した「TE37SAGA S-plus」へとアップデートしました。
レイズの鍛造ホイールは、国土交通省が定める基準の約2倍もの高負荷試験を課す独自基準「JWL+R Spec 2」をクリアする性能が与えられていますが、「TE37 SAGA」はその基準を大幅に上回るスペックを有しています。
レイズの鍛造ホイールは、国土交通省が定める基準の約2倍もの高負荷試験を課す独自基準「JWL+R Spec 2」をクリアする性能が与えられていますが、「TE37 SAGA」はその基準を大幅に上回るスペックを有しています。
「TE37SAGA S-plus」は「TE37SAGA」から外観形状はほぼ変えず、見えない裏側に手を加えることで高い強度と剛性をさらに引き上げたモデルとなります。
スポーク裏の肉抜き量を抑えるとともに、リム形状を見直すことで「TE37 SAGA S-Plus」は旧来の「TE37 SAGA」に対し、質量増を約3%に抑えながら強度を約15%、剛性を約7%向上させることに成功しました。
スポーク裏の肉抜き量を抑えるとともに、リム形状を見直すことで「TE37 SAGA S-Plus」は旧来の「TE37 SAGA」に対し、質量増を約3%に抑えながら強度を約15%、剛性を約7%向上させることに成功しました。
こうした強度と軽さのバランスを突き詰めた設計は、レイズが長年のレース活動で得た技術蓄積によるものです。
また品質検査では、髪の毛ほどの亀裂を見逃しただけでホイールの破断を招く恐れがあります。塗装のわずかな異常を見逃せば腐食によりホイールの使用寿命を著しく縮めてしまいます。
並外れ性能を有するハイパーカーであっても、市販車である以上はこうした信頼性も重要です。
また品質検査では、髪の毛ほどの亀裂を見逃しただけでホイールの破断を招く恐れがあります。塗装のわずかな異常を見逃せば腐食によりホイールの使用寿命を著しく縮めてしまいます。
並外れ性能を有するハイパーカーであっても、市販車である以上はこうした信頼性も重要です。
レイズでは徹底した品質維持のために、すべての工程を日本の工場のみで行い、最新の精密検査機器と職人の目視によりホイール1本1本の仕上がりを確認します。
レイズの価値を決定づけるのは、高い性能だけでなく徹底した品質管理にもあります。レイズが製造するホイールは、すべて安心して攻められるホイールです。
レイズの価値を決定づけるのは、高い性能だけでなく徹底した品質管理にもあります。レイズが製造するホイールは、すべて安心して攻められるホイールです。