キャンプ場で寝るときの焚き火の処理|食材や調理器具の片付け方法は?

キャンプファイヤー

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キャンプ場で寝る前に、焚き火の処理と食材や道具などの片付けは必須です。

そのまま放置すると火災や野生動物による危険の原因となる恐れがあります。

ここでは焚き火の消火方法や片付けのコツを紹介しているのでぜひ参考にして快適で安全なキャンプを楽しんでください。
Chapter
キャンプ場で寝るときに片付けをする必要性3つ
1:野生動物への対処
2:防災のため
3:盗難防止のため
キャンプ場で寝るときの焚き火の処理方法3つ
1:自然消化できるようにする
2:水をかけて消化する
3:ふたができる金属のペール缶などに入れる
キャンプ場で寝るときの焚き火以外の片付け5つ
1:食材や調理器具の片付け
2:車のラゲッジスペースはあらかじめ整理しておく
3:チェアやテーブルの片付け
4:靴の片付け
5:ゴミ箱の片付け
キャンプ場で寝るときに焚き火を消化するときの注意点
水をかけて消化するときはまず火の勢いを弱めること
残った炭は火消し壺に入れる
やけどにも注意!
キャンプにおすすめの火消し壺
LOGOS「火消し壺」
キャンプ場で寝るときの焚き火の処理方法を覚えておこう

キャンプ場で寝るときに片付けをする必要性3つ

昼間は大いにキャンプを楽しんで、夜になると疲れてしまうでしょう。そして、そのままテントの中で眠ってしまいたいところですが、キャンプでは寝る前に必ず「片付け」をする必要があります。

いくらキャンプのために作られた場所とは言っても、キャンプ場は自然の中にいることと同じです。自宅にいるときとはまったく違うため、さまざまなことに備える必要があります。

野生動物や火事、雨風、盗難などの心配をせず、安心して眠るために、そして翌朝気持ちよく過ごすためにも、眠りにつく前に片付けておきましょう。

1:野生動物への対処

人の手で作られたキャンプ場の中であっても、そこは自然の中にいるのと変わりありません。そのため、昼間はその姿が見えなくても、夜になってキャンプ場に姿を見せる可能性がある野生動物や、虫などによる被害に遭わないよう対処する必要があります。

そのためには、残った食材やゴミを片付けることは必須です。出しっぱなしにしておくと、虫やカラスを寄せつけることになります。その後、自分のテントの周りを荒らされるだけでなく、熊やイノシシなど危険な動物が寄ってくる可能性もあります。

ひいては、他のキャンパーも危険にさらすことになりかねないため、寝る前には必ず周囲を片付けるようにしましょう。

2:防災のため

キャンプで焚き火をした場合は、しっかりと消火しておきましょう。

キャンプ場には、テントやタープなど燃えやすいものがたくさんある上、風で何かが飛んできて燃える恐れもあります。

整備されたキャンプ場で焚き火台を使っている場合は、それほど延焼の心配はないでしょうが、風か強くなってくれば、いつ火災が起こるか分かりません。

防災意識を高く持ち、油断せずにしっかりと火を始末しましょう。

3:盗難防止のため

キャンプ場で大勢の人が集まっている場合、やはり盗難の心配があります。スマホや財布などの貴重品は、車の中に入れて施錠するか、テントの中にしまうようにしましょう。

また、貴重品だけでなく、高そうなキャンプ用品や持ち運びやすい小物が盗難の被害に遭うということが実際に起きています。

物を出しっぱなしにせず、きちんと片付いたテントであれば狙われる確率を下げられるため、防犯意識を高く持つようにしましょう。

キャンプ場で寝るときの焚き火の処理方法3つ

寝る前に焚き火の処理をしっかりしておくことは重要ですが、どのように消火するのが効果的でしょうか。ここでは、3つの処理方法を解説します。

火はきちんと扱わなければ危険なものであることを忘れず、正しく処理をしてキャンプを楽しみましょう。

1:自然消化できるようにする

熾火にまですると自然消化できますが、万が一再発火することがあればとても危険です。熾火にして放置しておけるのは、風が吹く心配がないこと、近くに燃えるものがないこと、テントから十分に離れていることという条件を満たしたときです。

燃やし尽くして灰になったものはそのままにせず、キャンプ場などの指示に従って指定の場所に捨てるようにしましょう。

2:水をかけて消化する

火を完全に消すにはかなり時間がかかるため、できるだけ早く消したいときは水を使います。焚き火に直接かけることはせず、たっぷりの水の中に1本ずつ薪をつけて消火していきます。湯気が出なくなっても、木の部分に水が浸みこむように時間をかけましょう。

水に浸して消火した薪は自然に戻らないため、キャンプ場の指示に従ってゴミ置き場などに捨ててください。

3:ふたができる金属のペール缶などに入れる

物が燃えるには「可燃性の物」「酸素」「引火点以上の温度」の3つの要素が必要です。このうちのひとつでもかければ、物が燃えるのを防げます。

焚き火をフタのついたペール缶やおかしの缶、オイルポットに入れ、酸素を絶って火を消すという方法です。これらを利用すると酸素を遮断できるため、消火が期待できます。

キャンプ場で寝るときの焚き火以外の片付け5つ

キャンプ場では、寝る前の焚き火の処理は重要ですが、昼間使っていた食材や道具、靴、ゴミ箱などをきちんと片付けておくことも大事なことです。

寝ている間に何か大きなトラブルが起こって、楽しいキャンプが台無しにならないよう、寝る前に焚き火以外の片付けもしっかりやっておきましょう。

1:食材や調理器具の片付け

食べきれなかった食材は、テーブルの上などにそのまま放置しておくと、食材が腐ってダメになるだけでなく、野生動物に荒らされる危険があります。

キャンプ場の周辺には、思っている以上に虫や野生動物がいます。昼間は見かけなくても、夜になって活動することがあるので、食材は必ずクーラーボックスに入れて保管してください。

飲みかけの飲料も、そのままにしておくと蜂が寄ってくる危険があるため、しっかりと片付けるようにしましょう。

2:車のラゲッジスペースはあらかじめ整理しておく

余った食材はクーラーボックスに入れて保管しますが、頻繁に野生動物が出る恐れがある場所にいるときはクーラーボックスごと車の中に入れておくと安心できます。

クーラーボックスに入れるだけでなく、施錠できる車のラゲッジスペースは何かをしまっておくのに便利な場所です。いつでも使えるように荷物を整理し、スペースを確保しておくことをおすすめします。

3:チェアやテーブルの片付け

キャンプ場で椅子やテーブルを出しっぱなしにしておくと、夜の間に天気が変わって雨が降ったときに、夜露で濡れてしまうことがあります。

木製や鉄製など濡れて困るものは、タープの下や車の中に移動させましょう。屋根があると、雨や夜露で濡れることを防げます。このときタープを低めに設置すると、風対策もできて安心です。

4:靴の片付け

靴をテントの外に脱いだままにしておくと、夜露で濡れたり、虫が入る恐れがあったり、盗難されたりする心配があります。

靴は、寝る前に必ずテントの中に入れるようにしましょう。その際、出入り口の近くにシートを敷くか、バケツや袋などを置くようにするとテントが汚れずにすみます。

5:ゴミ箱の片付け

余った食材をクーラーボックスに入れて保管するのと同様の理由で、特に生ごみの入ったゴミ箱は密閉しておくことが重要です。

夜の間に生ごみが腐って匂いを放てば、虫や野生動物が寄ってくる原因となります。生ごみが匂わないよう、ペットやオムツ用の防臭性のある袋に入れて密閉し、さらにゴミ箱をテントの前室や車の中に入れておくと安心です。

キャンプ場で寝るときに焚き火を消化するときの注意点

キャンプ場では、寝る前に焚き火を完全に消火する必要がありますが、その際に注意することがあります。火は便利なものであると同時に危険なもののため、扱い方を間違えるとやけどの危険や火災につながる恐れもあります。

また、燃えている火にいきなり水をかけると、大量の水蒸気が出るためとても危険です。ここからは、焚き火を完全に消して、安全に処理するために注意するポイントを見ていきましょう。

水をかけて消化するときはまず火の勢いを弱めること

キャンプ場の焚き火を消火するときに安易に水をかけるのはNGです。火の勢いがあるときにいきなり水をかけると、大量の灰や水蒸気が立ち上って、やけどの危険や焚き火台をゆがめる原因となります。

水をかけて消火する場合は、火が弱まって薪や炭が少なくなってから、少しずつかけるようにしましょう。

残った炭は火消し壺に入れる

火が消えると、燃え尽きた木が炭になって残りますが、火消し壺に入れておけば炭を再利用することができます。

この炭は「消し炭」と言われ、一度燃えたもののため、次の着火が素早くできるという利点があります。

ただし、一度燃えた炭を消し炭として再利用するには、乾燥させる手間がかかります。そこで火消し壺に入れておけば、そのまま簡単に再利用できるため便利です。

やけどにも注意!

燃えている焚き火に水をかけると、灰や水蒸気が舞い上がってやけどをする恐れがあります。また、炭になって火が見えなくても、炭の奥の方にまだ火が残っている場合があります。

火が見えていなくても、十分やけどに注意して消火作業を行うようにしましょう。

キャンプにおすすめの火消し壺

キャンプ用品のひとつに「火消し壺」という便利な道具があります。

簡単に確実に消火できる上、中で消し炭となった炭は次回以降に再利用できるため無駄になりません。ここでは、おすすめの火消し壺を1つ紹介します。

なお、炭を入れた火消し壺は高温になるため、やけどしないよう耐熱グローブをするなど注意して取り扱いましょう。

LOGOS「火消し壺」

ロゴス(LOGOS)

ロゴス(LOGOS) バーベキュー ポータブル 火消し壺 エコ 消し炭の再利用可能

5,940円〜(税込)

横にしてもこぼれないロック式のフタがついていて安心

火がついたままの残った炭を、火床からそのまま火消し壺へ入れ、フタを閉めて酸素を遮断することで、短時間で簡単に炭の消火ができる便利な道具です。

ロック式のフタがついているため、万が一横になってもこぼれる心配がありません。アルミ素材のため軽量で、ハンドルがついているため片手で楽に持ち運びできます。

メーカー
ロゴス(LOGOS)
ブランド
ロゴス(LOGOS)
モデル名
81063128
商品モデル番号
81063128

キャンプ場で寝るときの焚き火の処理方法を覚えておこう

キャンプ場では、寝る前に焚き火や余った食材、キャンプ道具、ゴミなどをきちんと片付けておくことが大切です。片付けずに放置したままにしていると、熊やイノシシなど野生動物に襲われたり、火災の危険につながったりすることがあります。

焚き火は完全に燃やし尽くすか熾火にするか、火消し壺に入れておくなどして、火が燃え移らないように処理してください。また、食材や生ごみは虫や野生動物が寄ってこないよう、密閉してタープや車の中に置くようにしましょう。

夜になると昼間の疲れがどっと出て、すぐにでもテントで眠りたいでしょうが、寝る前に片付けることを忘れないようにしてください。

ルールやマナーを守って、快適で安全なキャンプを楽しみましょう。

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