新しいキャンプの教科書:第11回「空を観察して、天気を予想しよう」

空や自然を観察するのも立派な遊びのひとつ。天気のことわざ、観天望気(天気俚諺とも)は、迷信のようでいて意外に根拠があるものもあります。ここで紹介するのは、そのごく一部ですが、これらを頭に入れて自然を観察するのも面白いものです。地域や地形によっても異なるので、あくまで予想ではありますが、明日の天気がわかれば「雨が降りそうだから道具は片づけておこう」とか「冷えそうだから温かくして寝よう」など、アクションを起こすことができます。遊びの延長で自然の変化にアンテナを伸ばすきっかけにもなります。

Chapter
晴れの予報
夕焼けになったら
煙が東にたなびいたら
夕方、クモが巣を張ったら
雨の予報
高い山に雲がかかったら
入道雲が出たら
飛行機雲が長くたなびいたら
ツバメが低く飛んだら
星がまたたくと
編集部まとめ

晴れの予報

夕焼けになったら

ランタン キャンプイラスト

夕焼けが赤く見えるのは、低い位置にある太陽からの光は、大気中を通る距離が長くなり、赤い光だけが届くため。西に沈む太陽の光がきれいに赤く見えるということは、西に雲がない、空気が澄んでいるということです。日本では天気は西から崩れるため、西に雲がない=明日は晴れ、となる場合が多いです。

煙が東にたなびいたら

ランタン キャンプイラスト

焚火の煙が東にたなびくのは、西風が吹いているということ。冬、西高東低の気圧配置のときに西風が吹くと低気圧が列島に近づけず、晴天が続くというのが、その理由です。地形によって風向きが変わるので参考まで。また、春は北風、夏は南風が晴れの兆しといわれています。

夕方、クモが巣を張ったら

ランタン キャンプイラスト

明日が晴れると感じたクモが、さっそくエサを採るための巣をつくる、ということだと言われています。雨の日の前はクモは巣をつくらないとも言います。クモの巣の天気予報としては、朝露がついたら晴れというのもあり、夜空に雨雲がなかったため、朝方冷え込み朝霧が出た=高気圧に覆われているという場合があります。

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