90を切るゴルフ!ダボを打つ原因と解決策~ショット編#1~

ゴルフ ラウンド

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ガリレオ・ガリレイは、中世ヨーロッパ時代に活躍したとてもえらい学者さんです。さまざまな科学分野で人類社会の発展に大きく貢献しました。ところが、「太陽や星々が動いているのではなく、地球が動いている」というコペルニクスの”地動説”を証明しようとして裁判にかけられてしまったという逸話は有名です。

文・ほわいとM
Chapter
実際のラウンドで起こりそうな場面
原因と解決策
終わりに
「神が世界を創造したもうたのだ!地球が宇宙の中心であり、太陽や他の星々が地球の周りをまわっているの!」 という”天動説”を信じてきた人類社会には衝撃の発表です。

当時政治権力を握っていた教会権力を揺るがしかねない説を証明しようとするガリレオは、世間から異端視されてしまいました。これはフィクションで、当時、教会側も”地動説”の正しさを認識していたのだが、単にガリレオの才能や存在をおそれた人物が、ガリレオを失脚させようとして”地動説”を利用して裁判沙汰にした、という解釈が現在ではなされているようです。

それにしても、相手の正しさや自分の過ちを素直に認めることができない人というのはいつの時代でもいるのですね。

こんな話を持ち出したのは、過ちを素直に認めた方がベストスコア更新のチャンスと平均ストロークの安定につながるということを言いたいからです(笑)

実際のラウンドで起こりそうな場面を想定したものを見てください。

実際のラウンドで起こりそうな場面

やや打ちおろしの465yのPAR5

ティショットを右に押し出してしまい、前上がりの斜面にボールが止まった。ボールは脛(すね)くらいの高さの位置だが、ボールをクリーンに打つことはできそうなので、ウッドで少しでもグリーン近くへ運ぼうとした。

しかしダフってテンプラ気味のボールは左前方向へ100yほど飛んだだけで、左サイドのラフのライの悪いところへ。グリーンまでの残り距離は170y以上。セカンドのミスを挽回したくて、UTでグリーンを狙うも、チョロ。

結果、6オン2パットでトリプルボギーにしてしまった。

—–という場面

打ち下ろしの465yのPAR5なら距離的には難しくないですね。やはり、パーではあがりたいと思って当然のホールでしょう。

「100は切れるけど、90を切るのはたまにしかできないんだ」というゴルファーの方なら、そう思って当然です。100を叩かないというゴルファーさんは、それなりにスイングはしっかりしているのですから、パーもしくは悪くてもボギーでおさめる実力はあるのです。

それがトリになってしまったのはなぜでしょう。ティショットを右に打ってしまったから? いえいえ、シングルの上級者でもティショットを右の斜面に打ってしまうミスはするものです。

原因と解決策

ここでの”大たたき”の原因は、“素直にティショットのミスを認めることができたかどうか”にあるのではないでしょうか。

100を切ることが難しくはないレベルのゴルファーなら、前上がりのライでも7Iか8Iで130y先のフェアウェイにちょこんと打つことはできるはずです。そうすれば、グリーンまでの残り距離は120yほどになり、PWや9Iでサードショットは打てたはず。

トリの”大たたき”はなかったと思います。たしかに、セカンドをウッドで成功させることができていれば、グリーンまで50~60yのところまでボールを運べたかもしれませんし、それを思えば打ちたくなる心境は十分わかります。うまくいけばバーディだってあるのですから。

終わりに

こういうケースでは自分のティショットのミスを“素直に認めて攻め方を修正する“勇気をもってみてはいかがでしょう。

“ガリレオ裁判”では、人類が過ちを修正することができなかったことで、宇宙科学の進歩が遅れてしまったとも言われています。このようなスケールの大きい話は、それまでの人類の常識を大きく変える一大事ですから簡単に軌道修正はできないでしょうが、たかが個人スポーツのゴルフです。

素直にティショットのミスを認め、ベスト更新と安定したスコアを手に入れ明るい未来を築きましょう。

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文・ほわいとM
競技志向のアマ。年間30程度のラウンドでも、理論に基づく工夫した練習で4年でシングル取得。現在はインデックス4.8HC。

(提供元:golfee
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