90を切るゴルフ!ダボを打つ原因と解決策~アプローチ編#1~

ゴルフ

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先月、大物理学者のアルベルト・アインシュタインが後世に残した課題をようやく実証することができたというニュースが世間を騒がせました。“重力波”の検出です。巨大な質量(とてつもなく重いもの)を持つ物体が運動するとき、空間に圧力のようなものがかかって長い波長の波が起こる。これが、宇宙空間でおこっているという理論をかのアインシュタインは100年も前に相対性理論の中で述べていたのです。

文・ほわいとM
Chapter
はじめに
実際のラウンドで起こりそうな場面
原因と解決策
終わりに

はじめに

しかし、地球上には地震による揺れや音の振動など、空間を伝わるノイズがたくさんあるため、わずかな波である”重力波”をとらえることは極めて困難でしたが、最新の装置によって、2020年ごろになるだろうという予定よりも早く、”重力波”を検出することに成功したのです。”ニュートリノ”や”重力波”の存在を実証した物理学が、今後どのように人類社会に貢献していくのか楽しみです。

“ニュートリノ”や”重力波”が今後どのように社会の利益に役立つか、具体的にはまだわかりません。しかし、ショットはまずまずのものを持っているのに90ばかりたたく、という人の最も大きな原因はわかっています。

それは、アプローチのミスから始まるドタバタ劇(笑)からのダボやトリ打ち。

100をふつうに切れるゴルファーのスイングは、それなりにしっかりしているものです。だから、スイング以外の原因に目を向けた方が手っ取り早くスコアを安定して縮めることができる場合が多い。

以下のような例は、多くの場面で起こりうるものです。検証してください。

実際のラウンドで起こりそうな場面

388yのミドルホールPAR4。

ティショットで230yほどの距離が出た。

セカンドショットの残り距離は約150y。それを7Iで打った。ボールはグリーン左サイド、エッジから5y付近のところの左足上がりのところに。

エッジからピンまではあまり距離がないし、ウェッジでピタリと寄せてパーをとりたいと思ったけど、アプローチでゆるんでグリーン手前にショートさせて4オン2パットダボになってしまった。

—–という場面

エッジまで5y。さらに、エッジからピンまでの距離が5yもない場合、ふわっとやわらかいボールで攻め、ピタッと止めることができないかぎりピンに寄せるのは至難の業。実はかなりの技術が必要なシチュエーションなのです。

原因と解決策

このようなケースは、”アプローチ技術の無さ”を原因とするよりも、”状況判断”をミスの原因と考えてみていかがでしょう。

ここでは、「3yほどピンをオーバーするのは仕方がない。ゆるんでショートさせ、ダボにしてしまうのは避けよう」という”状況判断”ができていれば、少なくともボギーではあがれていたでしょう。

でも、その本質に気が付かず、思うようなショットやパットができなかったときは、打った後に難しい顔をしてスイングをくり返す方は多いですよね(笑)。思い通りのショットができなかったのは、さも自分のスイングが悪かったからだと言わんばかりにです。

ただ、これがもし、エッジから1~2yほどしかないところにボールがあったなら話は別です。チョコンと打ったらグリーンに乗る場所なら、寄せるのは難しくありません。

エッジまでのキャリーがある程度必要なのか、いらないのかで、難易度は格段に変わります。

寄せるにはボールのキャリーコントロールと止める技術がいる。ピンオーバーを覚悟しよう。

チョコンと打てば寄せられる。

終わりに

この落とし穴にはまったのは、ティショットはまあまあのあたりで230yのフェアウェイだった、また、セカンドも少し左に打ってしまったけど、悪いショットではなかった、というショットに対する満足感があったからだとも考えることができます。ショットに満足したがために、アプローチの難しさに気(・)が(・)付けない(・・・・)こともあるでしょう。

大たたきの原因は、”気が付かない”だけで、しっかり検証すればわかるものは多いです。これは、”重力波”を見つけるよりもはるかにやさしいと思いますよ(笑)

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文・ほわいとM
競技志向のアマ。年間30程度のラウンドでも、理論に基づく工夫した練習で4年でシングル取得。現在はインデックス4.8HC。

(提供元:golfee
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